tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

武蔵野の自然:ラミーカミキリ来訪

2011年06月10日 12時07分10秒 | 環境
武蔵野の自然:ラミーカミキリ来訪
             
 政治家は熱いが国民は冷めている、復興への熱い思いと活動が進む一方日本経済は停滞気味、などなどちぐはぐな状況が続く中で、自然は確実に回復し、季節は日々進んでいるようです。

 昭和30年代後半、都下国分寺に住むようになった当時、「去年辺りまでは野川に蛍がでたんですよ」などと聞きました。その後ドブ川となった野川も、今は清流を回復し、所々蛍が見られます。せき止められた深みには鮠が泳ぎ、千曲川旅情の歌ではありませんが、野川遡上の探索散歩の人の群れも時折見かけます。

 昨日は、我が家のベランダに珍客が訪れました。小さくて綺麗なカミキリムシです。
 我が家で子供たちが小さい頃、庭に植えた矮生の百日紅に、よくゴマダラカミキリが来て、子供たちを喜ばせたのを思い出しますが、今回の珍客は体長2センチほどの黒と水色の美しい模様のカミキリムシでした。

 私のシャツにとまったので、そのまま部屋に入り、プラ容器に入れて、サランラップで蓋をし、昔はこんな綺麗なカミキリはいなかったなと思いながら、インターネットで調べました。
 ラミーカミキリ、矢張り外来種 でした。説明を読むと、苧麻(ラミー)にくっついて長崎に上陸した外来種で、最近八王子までは定着している、と書いてありました。

 イラクサ科のカラムシ、アオイなどの葉や茎を食べるというので、部屋にあったハイビスカスの小さな枝をちぎって、入れておきました。 
 今朝見ると大変元気で、ハイビスカスの葉をかじり、たくさんの糞をしていました。あまり悪いことはいない様なので、逃がしてやりますが、その前に写真を撮って、ブログに載せることにした次第です。
 
 武蔵野の自然も、多様な面で回復を示していますが、単に昔に返るのではなく、社会や経済と同じように、ますます国際化しているようです。