tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

5Sの起源

2008年07月01日 11時09分30秒 | 経営
5Sの起源
 「おーい、NS301のマニュアルが棚にないぞ、探してくれ」
 「おーい、引き出しに保険証がないぞ、バスに乗り遅れそうだ」
 工場でも、家庭でも、探し物は時間がかかるもの。特に工場や事務所の場合は生産性に大きく影響します。

 こうしたことをなくして、仕事の能率、生産性を上げようというのが「5S」活動です。
 SEIRI:整理=使わないものは片付けるか捨てる
 SEITON:整頓=決まったところにきちんと置く
 SEISOU:清掃=常にきれいに清掃しておく
 SEIKETSU:清潔=常に汚さないようにする
 SHITSUKE:躾=上の4つを体で覚えて自然に出来るようにする
 
 5S活動は、日本のQCサークル、改善運動、生産性向上の原点にもなっている貴重な活動です。今日では、日本だけでなく、アジア諸国の企業に広く普及して、インドネシアでは日本語をインドネシア語(マレー語)に置き換えて「5R」となっているそうで、5S活動が、「21世紀はアジアの世紀」を実現する大きな力になっているとさえ言えそうです。

 ところで、5Sの起源はどこにあるのでしょうか。何でも出てくるインタネットで検索しても、これがよく解らないのです。私は経験的に、これこそ日本の発明で、しかも原点は「家庭における母親の子供の躾にある」と思っているのですが・・・。

 『戸を開けたら必ず閉めなさい』『オモチャの出しっぱなしはだめですよ』『汚したらきちんと拭いておきなさい』『ごみを散らかさないようにね』『ご飯の前には手を綺麗に洗いなさい』、などなどといった母親の子供への躾・・・・・。
 どこかの会社の社長さんか、技術屋の先輩がこれを職場で言いはじめ、それを、次第に、こうした形にしていった、というように思えるわけです。

 2007年問題(団塊の世代の退職年齢到達)のさなかです。これまでのお仕事の中で、何らかの実体験や関連する情報をお持ちの方が居られましたら、是非、お教えいただくか、ネット上にそれを発表をしてただければと思っています。