goo blog サービス終了のお知らせ 

tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

付加価値の分析 その2:付加価値分析の目的

2014年07月24日 10時06分22秒 | お知らせ
付加価値の分析 その2:付加価値分析の目的
 皆様すでに御承知の事と思いますが、型どおり最初に付加価値分析を何のためにやるのか考えてみましょう。
 付加価値は、我われの生活を豊かで快適なものにするための原資です。付加価値の分析は、付加価値の由来や構成、付加価値の分配なども含みますが、既に「付加価値を正確に理解しましょう」や「労働分配率論議」で取り上げています。
 という事で、ここでは先ず、どうすれば付加価値の創出がより効率的に行われ、付加価値が増えて、望ましい結果に近付けるかを検討する事にしたいと思います。
 それが巧くいかなかったときに、なぜ巧くいかなかったか、原因を知るためにも、勿論活用できます。

 ですからここでは、より大きな付加価値を生産(創造)するためにはどうすればいいかの検討が中心です。
 以前も触れましたが、2人で働いたら、1人の場合の2倍の付加価値が生産されたといっても、特に感心されたりはしないでしょう。1人で付加価値生産を1.5倍にしたら、これは大変なことです。

 ですから付加価値分析は、具体的には「付加価値労働生産性」=1人当たりの付加価値をいかにして増加させるかを目指すことになり、付加価値労働生産性向上への取り組みという事になります。

 そこで、通常付加価値分析で使われる公式というのは、「付加価値労働生産性の分析」という事になります。付加価値労働生産性(以下付加価値生産性)の公式ですから、その基本形は
 
     付加価値生産性 = 付加価値額/従業員数  という事になります。

 付加価値は人間が、資本を活用して創りだすものです。それは企業としては生産額=売上高として計上され、その中から、外部購入費用(他企業から購入した財とサービス)を差し引いたものがわが社の創出した付加価値となります。もう少し詳しく言えば、わが社という経済活動の場で巧みに組織化された、人間と資本の組み合わせが実現した(創出した)経済価値という事でしょう。

 したがって、この分析は、人間(従業員:これは社長まで含みます)をベースに、トータルの企業活動としての売上高、活用した資本の大きさ、使用した原材料の価格あるいは量などが関係してきます。

 というわけで付加価値分析(付加価値生産性分析)では、通常次の2つの公式を使います。

第1公式   付加価値生産性 = 付加価値/売上高 × 売上高/従業員数

第2公式   付加価値生産性 = 付加価値/使用資本 × 使用資本/従業員数

私は、もう1つ付け加えたいと思います。

第3公式   付加価値生産性 = 付加価値/使用原材料 × 使用原材料/従業員数

 次回以降、これらの公式を使って、いかに生産性の向上を考えるかを検討したいと思います。そこではいろいろな生産性の概念が登場することになると思います。

tnlaboからのお知らせ

2014年07月03日 09時51分20秒 | お知らせ
tnlaboからのお知らせ
 plala Broachの閉鎖から3日が経ちました。全てをgooに引っ越してOKと思っていましたが、違いました。
 ネット利用の方々で、私どもと同じ分野にご興味を持ちの方々が、関連のキーワードで検索すされた場合、ほとんどが Broach のタイトルが表示され、そこをクリックすると、「ブローチは閉鎖されました」という画面が出て来て、「なんだ!」という事になるようです。
 
 gooに引っ越して以来のアクセス件数を見ますと、こうしたキーワード検索でのアクセスが1日100件前後ありました。
 
 そこで、そうした方がたに少しでもお役に立つようにと、tnlabo's blog のバックナンバーの中で、キーワード検索が多かったタイトルについて、出来るだけ、今日の事情に合わせながら、リメイクして、合間あいまに掲載していこうと思っています。

 その時期の状況を、思い出しながら読んでいただかなければならないようなものも出て来るかもしれませんが、tnlabo としては、ご覧いただけば、多分、何らかのお役にたつのではないと考えています。

 相変わらずのご愛読、宜しくお願い申し上げます。
     tnlabo

我が家のホタル:ヘイケ全盛

2014年06月26日 20時00分42秒 | お知らせ
我が家のホタル:ヘイケ全盛
 昨年の今日、「今年のホタルは」を書かせて頂きました。
 多少気候は不順でも、自然のサイクルは着実に回っています。先週以来、我が家では、産卵用のケージの中で、ヘイケボタルのオス・メスが入り乱れて乱舞しています。

 といっても実際はメスは下に敷いた水苔の上でどちらかというと静かに光り、オスの方は、籠の網を登ったり羽を広げて飛翔したりしながら下のメスに狙いをつけて交尾・産卵というのが習性なのだそうです。

 昨年の今日、ブログを書いてから、その後10日ほどで次第に「蛍の光」は消え、ケージの中は静かに暗くなり、華やかだった黄緑の光の乱舞は、まさに一場の夢のようでした。
 しかしホタルたちは確りと卵を残してくれ、7月下旬には無数の幼生が、水を張った、発泡スチロールの箱の中に落ち、餌のモノアラガイ、サカマキガイ、幼いタニシなどを食べ、秋にはもう1cm程に成長していきました。

 今年の春、上陸して繭を作る段階まで成長した幼虫が約150、これを半分はベランダの人工上陸装置、半分を庭のU字溝を利用した簡易ビオトープに放流して、6月の羽化を待ちました。人工上陸装置の方は水道水、U字溝の方は雨水タンクからの水です。

 これまでに50~60匹が羽化、U字溝からの方が時期は早めで、人工上陸装置の方はまだ羽化が続いています。羽化したホタルは産卵用ケージに取り入れ、来年に備えるのですが、暗くなると近所の方々がかわるがわる見物に来られたりしています。

 もう少し幼虫の育つ数が多くなると、採卵用のケージに取り込む数を決めて、ある程度は自然に飛ばせるようになると思い、幼虫が数百ぐらい上陸するところまで持って行きたいと努力しているところです。

 今年は、より大きくてよく光るゲンジボタルの飼育にも挑戦しようと、ゲンジの幼虫を仕入れましたが、こちらの方は、どうもうまくいかないようです。もう少しノーハウの蓄積が必要なのでしょう。

 我が家のホタルは、今年はまだ清盛の時代、頼朝・義経の時代にはなっていないようです。

 

tnlaboからのお知らせ

2014年05月29日 23時15分01秒 | お知らせ

お知らせ

 今年3月、plala  Broach からgooのブログに引越して来ましたが、ブログ内リンクをクリックするとBroachのぺージが表示されていました。

 plala Broachは6月いっぱいで閉鎖、7月以降は消滅しますので、3か月ほどかけ、漸くすべてのブログ内リンクをgooのブログのページが出るように変更が完了しました。

 今後はブログ内リンクはすべてgooのブログのArchivesが出てきますので、Broach閉鎖後も、ご迷惑をおかけすることはなくなりましたので、お知らせ申し上げる次第です。

 ブログ内リンクは、既に当ブログで取り上げた点につき、改めて説明を繰り返すことがないよう、当ブログ内で、関連するページにリンクするものです。便利にご活用いただきますよう宜しくお願い申し上げます。          tnlabo

 

 

 


平成13年度下半期のテーマ

2014年03月30日 10時09分22秒 | お知らせ

平成13年度下半期のテーマ

平成26年(2014年)3月
株式投資大成功の話  公的年金運用の基本  動き始めた非正規の正社員化  賃上げ、金融政策と物価の関係 4 経済成長を目指して  賃上げ、金融政策と物価の関係 3  賃上げ、金融政策と物価の関係 2  賃上げ、金融政策と物価の関係 1  tnlabo's blog 引っ越しのご挨拶  久方ぶりのベア、経済回復の成果  今年はスズメの巣箱に・・・?  狭い地球で続発する紛争と日本的思考

2月
  ビットコイン雑感  息切れか? アベノミクス  ギリシャ、7年ぶりプラス成長へ  ギリシャ経常収支、黒字転換へ  2014春闘:労使に論議して欲しいこと  政治と経済の狭間で:日本の選択  イエレン女史の議会証言:あまり変わりそうもないアメリカ  経常黒字大幅減の読み方  バーナンキ→イエレン:興味津々アメリカの選択  庭に来る鳥、とりどりの性格 

1月
  アメリカの量的緩和縮小継続の見方  日本は何を目指していくのか(施政方針演説雑感)  来年度(平成26年度)政府経済見通し:閣議決定版 
 中国の経済発展:1つの見方  安全の重要性、「安全はペイする」を越えて  NISA 雑感  国内生産比率引き上げに動く企業  デフレほぼ脱出、日本人のエネルギー発揮を  2014年、新しい時代の始まる年に

平成25年(2013年)12月
  安全の大切さ:自然災害、国際関係に思う  平成26年度政府経済見通しを見る  アメリカは出口に近づいているのか  円安・デフレ・雇用・賃上げ・年金問題と消費動向  これから伸びる日本経済:6、労使の信頼関係  これから伸びる日本経済:5、技術開発→経済成長のプロセス  これから伸びる日本経済:4、今後が楽しみな日本の技術開発  これから伸びる日本経済:3、高齢化・人口減少と経済成長  これから伸びる日本経済:2、国土強靭化など  これから伸びる日本経済:1、揃い始めた条件  

11月
  電気自動車vs. 燃料電池車  漂流アメリカ経済:出口は遠く  賃金か雇用か? 現時点の問題を考える  年金積立金運用論議に思う  大きい春闘再開の意義  NGR再論  再考、中国の貿易依存度  経済団体と経営者団体

10月
  バーナンキさんは何をしてきたか  「いじめ」とハラスメントとストーカー行為  デフレは脱出したのか  頑張った鈴虫(すずむし)  賃上げさせたい男たち  良薬はイヤ、当面は安定を優先へ  政府・日銀、円買いへの備えは万全か  混迷深まるアメリカ  事業所別の付加価値を測る簡便法の検討  平成13年度上半期のテーマ