法務省，婚姻届及び離婚届の押印廃止を検討

日経記事
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64815820Z01C20A0000000/

「上川陽子法相は９日の記者会見で、婚姻届や離婚届の押印の廃止を検討していると明らかにした・・・・・一方、実印が必要な一部の登記手続きについては現時点で、廃止が困難と内閣府に回答しているという。法務省関連では年間１万件以上申請がある手続き４４件のうち、３５件は廃止、９件は存続としている。」（上掲記事）

　法務省も鋭意検討中。

法制審議会民法・不動産登記法部会第１９回会議

法制審議会民法・不動産登記法部会第１９回会議（令和２年１０月６日開催）
http://www.moj.go.jp/shingi1/shingi04900001_00028.html

　第１９回会議が開催され，「相続を契機にして取得した土地の国への所有権移転（いわゆる土地所有権の放棄）に関する検討事項」について議論がされたようである。

はんこ議連，「脱はんこは，行き過ぎ」

毎日新聞記事
https://mainichi.jp/articles/20201008/k00/00m/010/250000c

「自民党の「日本の印章制度・文化を守る議員連盟（はんこ議連）」は・・・・・「拙速で行き過ぎた『脱はんこ化』で押印に対する信頼が揺らいでいる」として、業界を含めた国民の十分な理解を得るよう求める要請書を加藤官房長官に提出した。」（上掲記事）

　認印も，簡易なＩＤとして便利な面もある。押印不要を徹底しようとすると，逆に，一連の手続の都度，本人確認資料の確認を徹底せざるを得ないことになり，煩雑になりそうであるが。