行った、観た、感動した やっぱり維新派はスゴイの一語だ
もう昨日のことだが、滋賀県長浜市さいかち浜 野外特設劇場〈びわ湖水上舞台〉を会場とした、維新派の「呼吸機械」の舞台を観に行った。まさに感動した。スゴイの一語だ。維新派を主催している松本雄吉さんは、まぎれもなく天才だと思う。
私が前職時代に、「岡山市芸術祭」に維新派公演をお願いしたのは、もう7年も前になる。その際の公演「カンカラ」の舞台を観て、身体が震えた。以来、友人とともにある意味では「追っかけ」的に、維新派を見続けている。その都度、私の想像をはるかに超えるダイナミックな舞台を創造されている。
とりわけその舞台装置は、圧巻である。全てを劇団員で作る。今回の公演では、8月末から合宿して、舞台と舞台装置を作り上げてきたと聞く。何もない場所へ、維新派の劇空間を作り、演じて、そして公演が終わると何もなかったように全てを消して去っていく。そのことは、私も犬島で体験した。
今回の舞台も、公演されている舞台裏で、「どうだ」とせせら笑う松本さんの姿を想像した。私は、今回も「まいりました」と頭を下げた。
こんな素晴らしい舞台を魅せていただいたことに感謝しつつ、会場を後にして名神高速道路を車を走らせた。到着したのは日付変更線を越えていた。