tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

マッサージ(2)

2008-05-09 23:23:37 | 日記

まずは、かすかにレモンの香りのするティーをご馳走になる。控えめのレモンの香りと甘さがうれしい。
その後、部屋の奥にある浴槽のそばに置かれた洗面器に案内され、彼女がその中にお湯を張ったから、手を洗えと言う意味かなと思ったらどうも違うようだ。「足だ」と言われた。
洗面器に足を突っ込んで洗おうとしたら、彼女にまた怒られた。どうやら、洗うのは彼女の役目らしい。バスソルトの入った洗面器のお湯で軽石でさっとこすって足を洗い終えると、マッサージベッドに彼女の手を借りて移動する。腰に巻いたサリーはほどかれ、うつぶせのぼくの体に掛けられた。
いよいよ、オイルを手に取った彼女のマッサージが始まる。
良い匂いのするマッサージオイル。ベトつくことはなく、マッサージのあともサラサラしているから、たぶんヤシ油かと思ったら正解だった。くすぐったがり屋のぼくは、子供の頃からマッサージと言うものが苦手だったが、彼女のマッサージは的確で非常に気持ちがよく、筋肉の一本一本がほぐれて行くのが実感できるような気がした。

マッサージの間、ぼくらはいろんな話をしていた。と言っても、主に質問をするのはぼくで、彼女がそれに対して一生懸命考えながら答えてくれていたのだが。毎日のお祈りに何をお願いしているのか聞いてみたら、彼女は笑って答えてくれなかった。きっと、人に言えないような恥ずかしいことを祈っているのかもしれない・・・・・・なんて。

マッサージが終わると、シャワーを浴びて着替えをし、最初と同じようにその間、外に出ていた彼女を呼ぶ。再びやって来た彼女とお別れの挨拶をして、記念に写真を一緒に撮る。明日(火曜日)は、彼女の仕事が休みなのだそうだ。休みの日は車で1時間ほどの家族の住む田舎のキンタマーニに里帰りしてのんびりと過ごすとのこと。どこの国でも、家族の元が一番だ。休みの日のボーイフレンドとのデートはおあずけなのかもしれない。

さて、脱臼骨折して1ヶ月も経つと言うのに、いまだに腫れの引かない右足。でも、最近は面倒で、包帯も消炎剤を塗ることもしていないため、日常生活で足を下げた生活をしていると、足がパンパンに腫れてくる。手術した箇所に、むやみに力をかけるのは怖くてできないのだが、そんな状態でもうまくマッサージをしてもらえた。
特に浮腫んだ足についてはマッサージは非常に気持ちが良く、マッサージにより血行が良くなるため、炎症している箇所の治癒効果は高いだろう。バリにいる間、もう一度、今度は消炎剤を携えてマッサージしてもらおうと思っていた。