tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

謝罪してまいりました

2009-05-24 09:35:31 | bad news

新型インフルエンザの蔓延を防ぐため外出の自粛を求められている中で、迷惑を省みず週末の高速を飛ばして秋田を訪ねました。目的は、連休中にお世話になった民宿のご夫妻に対する謝罪でした。
見栄をはって、まるでプロの写真家でもあるように、撮った写真はブログに上げますとアドレスを書き残してきたのが、そもそもの間違いでした。

突然の訪問にかなり驚かれていましたが、問題の写真を受け取ってもらえ、2年前に亡くなったご子息の遺影に手を合わせることができました。それどころか、お土産までいただいてしまいました。携帯で連絡をいただいた、ご夫妻とtetujinのブログへアクセスするに至ったご近所の方へ、ネット世界の会話に関わる常識=非常識さを説明したかったのですが、それは言い訳にしかならないのでやめました。
また、ご夫妻から、ネット活動は止めないで続けなさいとの言葉をいただきました。
その場では違うと言い出せなかったのですが、ぼくのことを売れない写真家だと思っていらっしゃるようで、さかんにぼくの生活のことを気にされていました。
こんなにいい人たちに嫌な思いをさせるような失敗は2度と繰り返さない覚悟でいます。

ブログの炎上を恐れて、これまでの経緯に対する説明が全くなかったことをお許しください。
なお、コメントをいただいたおやかた氏、Dai氏、Tiny氏、terrace氏も、またかなり怒りを感じている様子。
できるだけ穏便にと思ってましたが、あだになってしまったようです。


しばらく、活動を停止いたします

2009-05-19 22:13:17 | bad news


2009年5月14日の「北のサクラたち」の記述において、角館の人々を誹謗・中傷するコメントがありましたことを深くお詫びいたします。
また、せっかくご連絡をいただきながら、圏外の屋久島におりまして対応が遅れましたことを重ねてお詫びいたします。

これまで、旅先でお世話になったお礼をブログでという思いでやってきましたが、未熟者ゆえ、気持ちが行き届いておりませんでした。

角館の方々を不快な気持ちにさせたお詫びと、なさけない自分に対するけじめといたしまして、お許しをいただけるまで、当面の間、ネット活動を停止いたします。
また、角館のサクラを撮ったうちの一枚が入選いたしましたが、これを辞退するとともに、賞品を返還させていただきます。

今回の停止につきまして「ザマアミロ」と言われる諸氏もいるものと思いますが、これはネットからの撤退ではありません。充電期間をおいて、いつの日か必ず復帰するつもりです。

最後になりますが、長い間のご贔屓をありがとうございました。また、再開した時はよろしくお願いします。

   2009年5月19日         tetujin
    

 


遠野の春2009

2009-05-15 21:31:13 | 遠野(岩手)

 
 
 
 

【撮影地】 岩手県八幡平市松尾八幡平(八幡平)(2009.5月撮影)
【撮影地】 岩手県遠野市青笹町中沢20地割 中村橋付近(中村のお堂)(2009.5月撮影)
【撮影地】 岩手県遠野市宮守町下鱒沢28地割125(めがね橋)(2009.5月撮影)
Copyrights(c) 2005-2009 TETUJIN
all rights reserved

中村のお堂「荒神さま」。遠野で田んぼの真ん中にあるお堂はいくつか見かけるのだが、茅葺屋根のお堂で遠くに遠野三山を見渡せる「荒神さま」がmy favorite place。田植えにはまだ時間がある。

岩手県花巻市近郊の遠野市宮守村にある、宮沢賢治の童話銀河鉄道の元となっためがね橋。正式名称を「達曽部川橋梁」と言い、岩手軽便鉄道時代には鋼板桁橋であったものを、昭和18年に当時の国鉄が鉄筋コンクリート造りの桁橋とした。宮沢賢治は、草むらに寝そべって橋を見上げ、その光景から「銀河鉄道の夜」のモチーフを得たという。
次回は星が輝く夜に訪れねばなるまい。

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北のサクラたち

2009-05-14 22:53:57 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 

【撮影地】 岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1(小岩井農場)(2009.4月撮影)
【撮影地】 秋田県角館桧木内川(河川敷)(2009.4月撮影)
【撮影地】 青森県弘前市下白銀町1-1(弘前城)(2009.5月撮影)
Copyrights(c) 2005-2009 TETUJIN
all rights reserved

tetujinが仲間に入れてもらっているへっぽこ写真倶楽部のメンバーの方のブログで、北海道の大地に咲く桜の写真が上がっていた。
一月二日の那覇(ヒカンザクラ)から日本列島を北上し、先月、北海道に上陸した桜前線は、ようやく5月11日に稚内、根室の終着点に達したことになる。春は穏やかさを内包しながら里を潤し、北へ向かって勢いよく吹き抜けていったのだ。
そのひと時を、5月の連休に東北を北上する桜前線を追いかけて、岩手、秋田、そして青森へと足をのばした。
岩手県の小岩井農場では、広大な農場の一角に、岩手山を背景にした一本桜が凛とした姿で迎えてくれた。角館の町並みの中でシダレザクラの軽やかな枝々にしっとりとした輝きと、若葉色のグラデーションを作り上げた陽光は、春色の絵の具をたっぷりと塗りこめる絵筆となって岩木山の山肌を染めあげて、北の里に初夏の訪れを告げていた。
弘前で出会った晩春の風は、花びらで乳白色に染めた西濠の水面を静かに渡り、春のやわらかさを心のままに躍らせるかのごとく、その繊細な香りのまま、新しい夏の衣を纏いつつある枝の1つ1つを軽やかに揺らしていた。

弘前城東門のピクニック広場で、桜の下でブルーシートを広げる花見客にまじって、初老の男性がブルーシートにぽつんと座っているのを見かけた。恐らく、家族の子供たちは、北門沿いに並ぶ出店を冷やかしにでも行ったのだろう。午後の日差しの中で、皆の帰りを待っているようだった。
北の便り「菜の花のな。 」さんのブログ(http://natsumin44.exblog.jp/9717801/)を見ていて、唐突にこのことを思い出した。北の人たちが、あふれる春光の中で短い春を満喫していたその姿を思い出し、なんだか見ていたCRT画面が涙で滲んでしまった。

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野毛大道芸(2)

2009-05-13 23:59:07 | 港町 YOKOHAMA

 
 
 
 

シネマやテレビ、ラジオすらなかった中世社会において、世界各地で娯楽と情報の重要な役割を果たしたのは旅芸人であったろう。旅芸人たちは、曲芸や手品、演芸はもとより、舞踊、楽器演奏、歌唱などを行い、日銭を稼ぎ各地を渡り歩いていた。こうした旅芸人が世界中にいたのである。日本でも、戦後直後までは、南京玉すだれや猿回しなどの曲芸、ガマの油売り、バナナのたたき売りなどの口上売りがさかんに行われていたようだ。

映画、「道」(1954) La Strada で、フェデリコ・フェリーニ監督は、犬のように吠えることしか知らない旅芸人の男の、過酷なほどの喪失感や絶望、取り返しの利かない失敗や恥辱、信頼してくれた人に果たせなかった約束といった人生の傷を描いて見せた。
ただただ、さすらうほかのない人生。
現代の旅芸人たちは、そうした人生のスパイスをうまくアレンジして、「笑い」を芸の領域にまで昇華させることに成功している。そう、「笑い」は、多様化するストレス社会の中で、現代人が何よりも増して必要としているものなのかもしれない。「笑い」は、現代人の心を癒し、経済や社会の不安感を払拭する。価値観が多様化した社会の中で、同じ場所でみんなで笑いあえる大道芸は、現代人にとって非常に貴重なものに思える。少なくとも大道芸の笑いは、人と人との関係を良い方向に持って行く作用を発揮するにちがいない。

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