tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ホットケーキ修行(1)

2014-02-28 21:21:42 | 料理のサイエンス

 

40代以上には昔懐かしく、郷愁をさそうおやつ。ホットケーキ。
・・・ホットケーキの道は修行の道だ。
「レンジでチン!」もありの時代に、粉から焼き方までこだわって作る。
作ったら温かいうちに食べられるのも自分でホットケーキを焼く理由のひとつ。

っつうか、ネットでホットケーキの作り方を調べてみると、ハワイのパンケーキミックスが売られてた。粉に水を混ぜて焼くだけ。
昔、母親が作ってたとき、生地の内部に火を通りやすくするため、 生地を流し込む前に加熱したフライパンを濡れ布巾の上に置いて少し冷ましてから焼いていた。
んで、厚焼きにするにはセルクルという焼き型を使うらしい。これがなければ、牛乳パックを切って型を作ればいい。
これがあれば、厚さが40mmを超えるような、例えば鎌倉のイワタコーヒー店のような分厚いホットケーキが作れるそう。
また、粉と水を手早くかき混ぜるのが、ふっくらもっちりのコツらしい。
・・・うむ、簡単だ。んで、作ってみたけどすごく微妙。。

焼きあがったホットーケーキ。「ふんわり、モチモチでふっくら」なのはいいが、中はまるで蒸しパン。
蒸しパン好きにはいいのかもしれないが、モチモチがのどに詰まって苦手な奴輩には最悪だ。

考えてみれば、片面を焼いている最中は上部の焼けてない部分がふたとなり、水蒸気の逃げ道が無い。
このため、厚く焼くと必要以上にモチモチとなる。
これを防ぐには、ムーミンベーカリーで売っているハート型の黒パンのように、焼いている最中に竹串か何かで孔を空けて水蒸気を逃がすか、上の方も程よく焼けるようにフライパンの熱回りを工夫するしかない。
・・・水蒸気を効率よく逃がすため、電子レンジでチンもありかな?

ところで「dancyu(プレジデント社)」2013年2月号に「ホットケーキ解体新書」記事があり、いくつかの有名な老舗のホットケーキが特集されている。
これを見ると、オーソドックスなホットケーキの厚さは10mmほど。
職人たちが修行を重ねて完成させた究極のホットケーキは、どうやら厚さ10mm程度に行き着いたようだ。
なので、厚さへのこだわりはあっさりと棄却。
分厚いホットケーキは、イワタコーヒー店に任せておこうっと。


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谷中散策

2014-02-27 22:40:54 | プチ放浪 都会編

 
 

地方の身近な商店街がシャッター通りと揶揄されるように著しい衰退が止まらない。
地方の商店街が衰退した主な原因は、郊外大型店の進出や、学校、医療施設や行政サービスなどの郊外移転による空洞化。
さらには、高齢化と人口流出による客の減少もその一因。
しかし、むしろこうした環境変化よりも、真の衰退の原因は、進出する大型店やチェーンストアの顧客獲得の企業努力を続けてきたのに対し、旧商店は自助努力を怠ってしまったことにあるのかもしれない。
大型店やチェーンストアの攻勢により、いまや日常品市場では商店街に生き残る道は無い。
経営者の後継者問題もさることながら、「集客力の高い魅力ある店舗の減少」「業種・業態の不足」など、地方の商店街が抱える問題は深刻だ。

こうした状況の中、夕焼けだんだんで有名な谷中銀座商店街や、「おばあちゃんの原宿」で全国に名を馳せた東京・巣鴨地蔵通り商店街など、観光客でにぎわうアーケード街もある。東京・北区の十条銀座商店街や品川区の戸越銀座もそう。TV・マスコミがこぞって取材する。
こうした下町商店街は、JRの駅から遠くて大規模な再開発にも飲み込まれなかったため、古い町並みが残り下町風情を感じられる場所として愛されているのだ。
近代的で洗練された商業主義と真逆の世界。ノスタルジーと心休まる癒しの対象として、下町風情が醸す独特の存在感が再認識され人気を集めている。 

谷中。この街の空は広い。
高層ビルに占拠されている都心とは異なる。
この日、こんにゃくやところてんを売っている店先で、若い女性が「ちくわぶ」の食べ方を教えてもらってた。
これぞ、関東名産のお土産・・・なのかな。。


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エイジド スマトラ Lot No. 084@スターバックス

2014-02-26 22:59:14 | cafe

 

・・・古い水夫を動かすのは古い酒じゃないだろう。。って、全然ちがうか。。
コーヒーは生鮮食品。ことため、普通はニュークロップなど収穫したての新鮮なものがいい。
オールドクロップ(収穫後、三ヵ年程度以上経過した生豆)は、往々にして味・香りは完全に抜けてしまって、コーヒーらしき味がするだけとなる。
生豆の流通が難しかった古い時代のコーヒーだ。
一方、収穫後間もない生豆は、グリーンと呼ばれるように青々としていて、香り高く、味が明確に出る。

なので、生豆を3~5年寝かせた古ぼけたコーヒーをありがたがるのはスタバックスぐらいじゃないだろうか。
しかし、このエイジドコーヒー、なかなかあなどれない。

「シンガポールの倉庫でロットごとに保管され、定期的にホコリをはらって、風通しを考え、向きを変えるなど、丁寧に管理されたエイジドスマトラ」
かくして熟成されたワインのように、丸く、芳醇で、スパイシーな魅惑的な味いに仕上がっている。
期間限定の味。機会があったらどうぞ。

まあ、あれだ。家の冷蔵庫には数ヶ月前のコーヒー豆が入れっぱなしになってる。
とっくに風味は飛んでいるが、カフェイン、カフェー酸、クロロゲン酸、タンニン、ポリフェノール、褐色色素、ニコチン酸(ナイアシン)、トリゴネリンなど、薬と思って飲めばなんともないわい。


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梅@小石川後楽園

2014-02-25 22:01:12 | プチ放浪 都会編

 
 

国の教え「天下の憂いに先だって 憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から命名された後楽園。
1629年(寛永6)、初代藩主徳川頼房の造営、水戸黄門のモデルになった2代目光圀に引き継がれた徳川家の江戸上屋敷内の庭園だ。

光圀は家康の孫であり兄が二人いる。つまり三男坊。彼が家督を継いだのは、三代将軍家光(1604-1651)によるものらしい。
家光は家康の孫として誇りを持つ自分と似た気性の光圀をかわいがり、水戸の後継者として指名した。
光圀は、日本へ救援を求める日本請援使として明の鄭成功より派遣された朱舜水らとの交流を通じて、日本こそが天皇による普遍的な統治が続けられた正統な国家であると思うようになった。
かくして、光圀は儒学を奨励し、彰考館を設けて『大日本史』を編纂し水戸学の基礎をつくる。
黄門漫遊譚はあくまでもフィクションのようだ。実際には光圀は、日光、鎌倉、金沢八景、房総などしか訪れたことがないらしい。

なお、日本でラーメンを初めて食べたのは光圀。ラーメンばかりか、餃子、チーズ、牛乳酒(ケフィア・クミス)、黒豆納豆を日本人初で食べている。
また、光圀は当時の生類憐れみの令を無視して、牛肉、豚肉、羊肉などを食べていたらしい。
グルメだったんだな光圀。でも、水戸ラーメンがメジャーにならなかったのは、やぱ、それがまずかったせいだろうか?


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ブルーベリーコーヒー

2014-02-24 21:35:41 | cafe

 

北欧のカフェ。あこがれっすよね。
世界の一人当たりのコーヒー消費量を見ると、ダントツのルクセンブルグ、ついでフィンランド、ノルウエー、デンマーク、スイス、スエーデンと続く。
(アメリカ11位・日本12位)
1位のルクセンブルグでは、年間に日本やアメリカのおよそ8倍。2位のフィンランドではおよそ日本の3倍弱のコーヒーが飲まれている。

そういえば、映画「かもめ食堂」でフィンランド人のマッティがサチエに美味しいコーヒーの煎れ方を教えてたっけ。
講談社の「ムーミン谷の名言集(パンケーキにすわりこんでもいいの?) 」では、書中にコーヒーに関する記述が3箇所でてくる。
他の飲み物といえば、ビールが一度だけ登場するぐらいで、ワインや国民的人気のコスケンコルヴァやサルミアッキ・コスケンコルヴァなんぞは一度も登場しない。
ムーミンの作者、トーベ・マリカ・ヤンソンが日中から強いアルコール度数のお酒を飲みながら、執筆に励んでいたことなぞ想像もつかない。
まあ、ムーミンに出場するキャラクターたちが、なにぶんにも哲学的であり、そういう雰囲気にはコーヒーしかあり得ないということもあるのだろう。

・・・つううか、ムーミンって何者?
姿かたちからカバかなと思っていたが、あんな寒い国にいるわけないし。。カピバラにも似てないことも無いが、カバもカピバラも草食動物だ。
一方、ムーミンの主食はパンケーキとともに、ハムのサンドイッチなどを食するらしい。つまり、雑食性。カバでもカピバラでもないらしい。

さて、フィンランドのコーヒーを求めて入った東京スカイツリータウン・ソラマチのムーミンカフェ。
「お勧めは?」との問いに、店のお姉さんが「ブルーベリーコーヒー」を奨めてくれた。
ロバーツコーヒー (ROBERT'S COFFEE) の天然のビルベリーパウダーが入ったアロマコーヒー。
温めたミルクと相性抜群のブルーベリーがしっかりと香る飲みやすい味。
なにしろ、お姉さんのお勧めが「スナフキンのシルエットラテ」とかじゃなかったから好感度抜群だ。

んで、「ムーミン谷の名言集 」にでてくるコーヒーの記述。。・・・これには笑ってしまった。
「コーヒーは、年老いてふるえがきてから、飲むものです 」だそうです。


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