tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

クルーズディナー

2008-05-11 14:28:25 | 日記

船のデッキから見る湾内の浅瀬には、数多くの漁船が停泊していた。いつかモルジブで見た、カツオの一本釣りの漁船かもしれない。立ち上がれば船が揺れて海面に落っこちてしまうそうな頼りない小さな船に親子3人で乗り込んで、子供たちが水面を叩いて小魚がピチピチ跳ねている様子を模しているなか、音にだまされて興奮したカツオを、父親が面白いように何匹も吊り上げていたのを思い出した。午前の光を反射してキラキラ光る鏡のような水面で、遠くにシルエットのように浮かんでいたその船が印象的な景色だった。
ここべノア湾内もほとんど風がなく、時おり、国際線の飛行機がジェットエンジンの音と共に夕闇に巨大なシルエットを浮かび上がらせて、海上の夕べは静かに暮れて行った。

ナディアに呼ばれ彼女のエスコートで船室に戻ると、ディナーが始まった。ここでもまた、インドネシアデザインのユニフォームを来たラウンジの女性が、足の悪いぼくの代わりに、いろいろな料理を皿に取り分けて持ってきてくれた。シーフードのアペタイザーに始まって、スパイスの効いたチキンやポークのグリル。そして数種のフルーツ。ランプータンは甘く、ライチに似たような味がして、パパイヤやマンゴーは南国そのものの味がした。
とても、食べきれないと皿に乗った料理の数々を見て思ったのだが、1時間ぐらい時間をかけて食べたら、数個のプチケーキ以外はすべて完食することができた。
せっかく入院中に食事の量を半分に減らしてベストの体重まで落としたのだが、こんなに食べたらまたデブに早戻りだ。気をつけなければいけないかもしれない。