tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

伏し浮き

2012-09-30 20:02:03 | lesson

 

アクアビクスのコーチが去って、あれからもう8か月。今、ジムのプールでは、夜の時間帯にアクアビクスを教えてくれる人はもういない。なので、一連の「アクアビクス」と銘打った記事は終わりとすることにする。
タイトルを「アクアビクス」としながら、実際には水泳のことしか書かなかった(書けなかった)。
・・・やっぱ、水が苦手なせいなのだろうか。

ダイビングでエアの持ちをよくするには、水中姿勢が大切だ。下田ダイバーズのとあるインストラクターと水中で出会うと、こっちに向かう彼女は、こちらからは頭と肩しか見えず、まるで地球上の生物とは思えない姿形に驚かされる。一方、彼女が引き連れているOWの講習生たちは全身がはっきりと見える。体を立てて泳いでいるからだ。つまり、泳ぐ際の水の抵抗が大きい。
抵抗が大きいとフィンキックしてもなかなか進まず、その分、過剰運動によるエアの消費量が増大することになる。

この歳で水泳を始めたのは、できるだけ抵抗の少ない水中姿勢を体得するためでもある。水泳を習うにおいて、両手をバンザイした形で壁を蹴って進むウルトラマンの飛行姿勢は、「蹴伸び」あるいは「伏し浮き」といい、水泳の基本姿勢だ。

この「伏し浮き」ができなかった。お尻が重いせいか、足が長いせいか、下半身が沈む。
水泳コーチに言わせれば、「腹筋を使って下半身を引き上げる」らしいのだが、足を引き上げようと力を入れれば入れるほど、下肢は沈んで体は水面に対して垂直に近くなる。
水中姿勢が良ければウルトラマンの飛行姿勢で12.5mは進めるらしいのだが、その半分も行かない。

いつかはできるようになるだろうと気楽に構えていたのだが、どエスの水泳コーチに代わってから彼女のレッスンがきつく、少しでも楽ができるように水中姿勢の改善に取り組んだのだった。
んで、その成果だが、別のコーチに見てもらったら、
「できてるじゃないですか」
とのこと。まだ、12.5mには達していないが、蹴伸びで10mぐらいまでは行くようになった。
コツは腹筋よりも背筋で両足を保持することだろうか。意識を背中にした方が、ぼくの場合は体を水平に保てるようだ。
・・・どエスの水泳コーチのレッスンに耐えるため、ぼくは涙ぐましい努力をしている。




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土曜のジャガイモ(22)

2012-09-29 22:44:21 | 料理のサイエンス

 

ポテトチップス 石垣島ラー油味
数年前、知人からもらった島唐辛子を使った「石垣島ラー油」は、冷蔵庫の片隅で1年を経過し、断捨離の対象となった。我が家の冷蔵庫のリストラを彷彿させて、ラー油をくれた友人に多少気が咎めたが、もともと調味料はほとんど使わない。
このラー油。久米島の素材を使った「くめじまラー油」など、沖縄系ラー油が人気を博し、インターネット通販でも売り切れが続出してた時期があったらしい。火付け役は、中国・陝西省西安出身の旦那と日本人女性で石垣島在住の夫婦。彼らのファミリーネーム(姓)が辺銀(ペンギン)。

そのペンギン食堂の監修による「石垣島ラー油味」のポテトチップス。
ガーリックパウダー、粉末みそ、山椒パウダー、赤唐辛子、島唐辛子オイル、粉末ごま油、粉末オリーブオイル、ウコンパウダー、ピパーチ、ごま使用。

ちょっと赤いチップスで、辛味と酸味とニンニクの風味が効いてる。ラー油は苦手だけど、無性に沖縄に行きたくなった。沖縄のじゅがいもは2、3月が収穫期。産地で有名なのは宜野座。さとうきびとの輪作だ。


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パンケーキ@横浜山下公園 エッグスンシングス

2012-09-28 22:45:58 | 日記

 

幼い頃、母の手作りのホットケーキは、小麦粉に水と砂糖と塩、それから重曹を入れて生地を作り、それを厚手のフライパン(ストウブ)で焼いたものだった。
焼く際にそばで見ていると決まって、生地の内部に火を通りやすくするため、 生地を流し込む前に加熱したフライパンを濡れ布巾の上に置いて少し冷ましてから焼くと教えられた。
こんがりといいきつね色に焼けた生地に、たっぷりとハチミツをかけて食べるのがお気に入り。
ときどき、ダマになった重曹のえぐさが舌に残ることもあったけど、ハチミツに含まれる有機酸が重曹の苦みを中和してくれていた。

 エッグスンシングスは、1974年、ジェリー・フクナガとジャン・フクナガ夫妻がハワイで始めたパンケーキとオムレツが大人気の店だ。ハネムーナーが多そうなハワイには行ったことがないけど、たっぷりとアメリカンな情熱が詰まっている。生地は重曹の味が懐かしい昔風の風味。これに超たっぷりとホイップしたふわふわの生クリームが乗っている。
・・・さすがにスプレー式のホイップクリームを直接口にスプレーする人々の国。見事な盛りだ。欧州ではあり得ない。
顔色変えずに残飯捨てるアメリカの飽食大国ぶりをまぢかに見た感じ。。

アメリカ人が残飯などとして廃棄する食べ物は、年間1650億ドル(約13兆1千億円)に上るという。1970年代の1.5倍。自宅での食事や外食に加え、流通過程も合わせて食べ物の約4割が廃棄されているらしい。・・・果たして、こういうのおしゃれ?

一方、「もったいない」のしつけで育った日本の女子たち。そばのテーブルの女子高生たちが、次第に無口になって涙目になりながらエッグスンシングスのパンケーキと格闘している姿は素敵だ。まだ、日本は大丈夫だと思えてくる。
・・・彼女たちは自制心がしっかりしているから、将来、中年になっても醜く太ることはないだろう。大丈夫。。
恐らく肥満を促進するこうした過剰の食べ物は、将来は課税の対象になっていくのかもしれない。。
「米粒ひとつにも神様がいて、農家の思いが込められている」と教わった日本人の端くれとしては、カッコ悪くても食べものを粗末にしたくないと思う。


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神輿づくめ

2012-09-27 23:09:06 | プチ放浪 海沿い編

 
 

大多喜方面から国道465号線で、太平洋に臨む外房の玄関口の大原漁港へ。
房総丘陵の山地を昇っていくと、JR外房線大原駅のはるか手前から、神輿を引いた人々が見える。
大原はだか祭だ。この祭りには18社の神社が参加するという。漁港までは果たして歩いて行かれるのかと疑問を持つぐらいに遠く長い距離だ。
そして、漁港浜に近づけば近づくほど威勢の良い氏子のいる神社がある。

大原の祭りでは神輿は担がない。腕に抱えて移動する。数十人の氏子たちの引く神輿に、なかなか追いつけない。かなりの速いスピードだ。お祭りの2日間で、氏子たちは50㎞~100kmを駆けずり回るという。

みどころは、何と言っても汐ふみ。
大原小学校で夕方行われる大別れでは
「若けもんども 別れはつらい 逢うて別れがなけりゃよい」
と歌い上げる。

・・・大原の人たちは、1年をほとんどこの祭りに恋焦がれて過ごすという。おかげで、upしたyoutubeの動画も閲覧数がうなぎ登り。大原の人に「神輿づくめ」とは、ほめ言葉なのかも。


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金沢 くずきり

2012-09-26 23:54:39 | プチ放浪 海沿い編
 
 

柿木畠の名の由来は、江戸時代に、この一帯の藩土の家を移転させて空き地にし、柿の木を植えて火除け(ひよけ)としたことから来る。香林坊、たてまち、片町、広坂に囲まれた昔懐かしい感じがする商店街だ。
役所の裏を流れる辰巳用水沿い。
柿木畠をぶらぶら探索途中、夕立のような突然の雨に会い、「つぼみ」という甘味処で雨宿り。
そこで「くずきり」いただく。味の美味しさもさる事ながら葛切りの美くしさは流石だ。

まるで透き通る清流のような「くずきり」。吉野葛を宮古産黒糖の黒みつで生かした味。
爽やかでほどよく甘い。夏がまた恋しくなる。

葛は豆科の植物で、山野どこにでも生えるつる性の植物だ。葉は家畜の飼料となり、茎は葛布や工芸品に、根は葛粉の原料となる。良質の澱粉は、冬のさなか、山奥で地中深く生えているくずの根を掘り起こし、根に含まれる澱粉をもみだし精製して得る。
今、近所の空き地に広がっている“くず“は、一本の根元から放射状に数本のつるが伸び、半径10mの地面を覆うもの。くず粉は残念ながら採れない。背の低いこの野草は、ススキのような背の高い草まで覆い隠し、日光を独り占めしている。道路わきの電柱にまでのぼり、完全に覆ってしまい奇怪な形の”くずの木“を出現させている。刈ってもかっても成長力は衰えず、かえって株の密度が増加して扱い難くなる。・・・やっかいものだ。

子供の頃、風邪で熱を出して食欲を無くすと、母親がくず湯を作ってくれた。
葛の根にはイソフラボン誘導体である微量のダイゼイン・ダイズイン・プェラリン等が含まれており、発汗、解熱、鎮痙作用をもたらす。漢方でいう葛根湯だ。

ただ、母が作ってくれたくず湯は、くず粉ではなく片栗粉のもの。懐かしいので時々思い出しくず湯を作る。といっても、「作る」というほどのものでもないのだが・・・

材料(1人分)
片栗粉(または葛粉) 小さじ2
砂糖 小さじ1
水 1/2カップ
片栗粉を水でとき、どろっとするまで練りながら加熱する。
透明になったら、砂糖を加えてできあがり。


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