石破茂首相が自民党の新人議員15人へ10万円の商品券を配っていた問題。
いろんな人が、「10万円は庶民の感覚からかけ離れている」と感想を言っているが、ちょっとピント外れではないだろうか。
以前、「民主主義はお金がかかる」と言っていた自民党だ。民主主義にお金がかかるのではなく、「自民党政治にお金がかかる」が本当の所だ。彼らは、お金を右から左に動かす事で「仕事をしている=政治をしている」と思い込んでいる。
右から左へ動かくお金の原資は、もちろん、企業献金であり、消費税だ。企業に有利な政策を行う、庶民のお金を巻き上げることで、彼らの言う「政治」に必要なお金を紡ぎ出す。声を大きくし、他の者を委縮させるため、お金をばらまく。今回は商品券だったわけだが。。。
問題は、庶民の10万円の価値観ではなく、自民党が政権を担っていることだ。お金がかかる「自民党政治」であるかぎり、金権政治は永遠に続く。だれが党首になろうともだ。
この金権政治を是正するためには、金で動く政治を、さらにお金がかかるものにすればよい。政治資金規正法に違反したら、その金額の大小にかかわらず、1000万円の罰金。国庫への納入。企業献金には、99%の不労所得税をかけるのが良い。100万円のパーティ券に対して99万円の税収。政治団体にお金を実質100万円献金するには、企業は一億円の支払いが必要となる。自民党はこの総額100万円をあちこちにばらまく。一人当たりの受領金額は、例えば、今回の商品券とすると7万円弱。しかしながら、金額にかかわらず金品を受け取りがばれると1000万円の罰金だ。
これくらいの強い規制がなければ政治と金の問題は断ち切れない。