1896年に始まったゴールドラッシュ時代、一獲千金を狙う人々がドーソン・シティへの中継地点として集まった場所、それがホワイトホースの町の始まり。ホワイトホースの地名は、ユーコン川の早瀬が白馬のたてがみのようだったことからつけられたという。その場所は、いまはダムの下らしい。
その後、スキャグウェイからのホワイト・パス&ユーコン・ルートをはじめ、アラスカ・ハイウェイやクロンダイク・ハイウェイなどが建設されてホワイトホースは交通の要所となった。
町の人口は約27,000人で、準州全体の約8割の人が住んでいる。
ダウンタウンは南北に2km、東西に1kmほど。歩いてもあっという間に大きさ。メインストリート周辺には、アウトドア用品の専門店やレンタルショップが建ち並ぶ。
ホワイトホースでは、冬の間、路面の雪でタイヤが滑らないように、道路に砂利をまく。砂利をはねて車が走るので、フロントガラスが割れている車をよく見かける。だから、町の規模の割には自動車の修理工場が多く、フロントガラス修理の看板をかかげている。
そして、車のフロント部分には100ボルトのプラグコード(日本で言うコンセント?)が出ている。
また、各家の駐車場には、差込口(コンセント?)がある。
さすが、環境と調和した自然志向の高い町と思いきや、氷点下で車のエンジンをスタートさせるためのヒーター用だった。
不凍液に使われるエチレングリコールの融点は-12.6℃。一方、ホワイトホースの冬(1月)の最低気温の平均は-22℃。不凍液を凍らせる冬の寒さから、エンジンをスタートさせるための生活の知恵だ。
一方、人間を内側から暖める・・・地ビールの製造はYukon Brewing Companyがある。
2012年にカナダ国内のビアー・オブ・ザ・イヤーに輝いた「ユーコンレッド」や「ユーコンゴールド」。破砕したコーヒー豆と一緒に発酵させた「エスプレッソスタウト」というユニークなビールもある。
カナダではスーパーでお酒は買えないので、お酒は数件ある酒屋か、あるいは、バーで。
バーに行き、カウンターの金髪のお姉さんに「ビール」を注文すると
「You can go?」
のお言葉。
・・・何言ってるんだろうと思ったら、地ビールのロゴを指さした。・・・ユーコンゴールド。
自分の聞き間違いがとんでもなく意味深なのに思わず笑ってしまった。金髪のお姉さんに愛嬌たっぷりに「ユーキャンゴー?」と聞かれたら、たとえどこへであれ「ウン」とうなずくほかない。
大自然の恵みに感謝しながらの一杯。時差ボケもあって、すっかりほろ酔い気分になってしまった。
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