tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

SweetBox - Chyna Girl

2011-02-28 23:31:08 | プチ放浪 都会編

      
 

タイペイのおよそ地元人しかいかないというマーケット。
屋根がつながったアーケードには、およそ数百軒もの店が建ち並び、そこは食料品を売っているそのとなりが靴屋だったり、屋台風の揚げものを揚げている店があるかと思えば、雑貨を売る店が続き、しかも週末の上野のアメ横のように道路は人であふれかえっている。
市場以外に生鮮食品を販売する店はめったに見かけないから、市場がその役割のすべてをカバーしているのだろう。
市場には人と人のふれあいがあふれてはいるのだが、はたして撮った写真をじっくりと見てみるとなにか違和感を感じてしまう。物を売る人、買う人。それぞれの人びとが笑っていないのだ。幸福の象徴である笑顔だ。台湾の人びとにとって買い物は、売りてと買い手の真剣勝負の戦いの場だからだろうか。ともに笑顔を見せることなく買い物は終了していく。


気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ
にほんブログ村
 


はたしてジャスミン革命は?

2011-02-27 22:47:07 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 
 

例えば飛行機のキャビンアテンドたち。乗客の顔を見るなり、即座に話かける言語を切り替えて行く。これまで、いろんな航空会社の飛行機に乗ったが日本語以外で話かけられたことはない。
・・・喜ぶべきなのだろうか。たまに 成田空港の出発ロビーでボーディング待ちの韓国からの団体旅行の アジュンマ(おばちゃん)にマジで韓国語で話しかけられたりするから、特にぼくがガイジンばなれした顔の持ち主ということはなさそう。。。.
やはり驚くべきは、スッチー(死語?)達の人種を身抜く能力の高さだ。
という話を現地の旅行エージェントにしたら、大陸の中国人たちを簡単に見わけるコツを教えてくれた。
曰く、原色の服装の団体客は、間違いなく大陸の人たちなのだそうだ。
台湾人の彼女が大陸の人達を「中国人」と呼ぶのもなにか不自然な気がしないではないが、その口調に複雑な思いが込められていそうなのでよけいな質問はやめておいた。

そうとは言え、観光客が足を踏み入れることはめったにないという地元のマーケットに友達に連れてってもらった時、地元客がごったがえすまさに混沌としたアーケードで、英語で会話をしているのはぼく達だけで、この人ごみの中で日本人はぼく一人と言われると、なんだが愕然とする思いがしたりする。
・・・そう。合法的なエイリアン。
スティングはEnglish man in NewYorkと歌ったが、Japanese in Taiwanという感じ。ウーロン茶よりもコーヒーだし、屋台のメシは恐くて食えない。
何でもありの、それでも日本でなじみある食材がほとんどないというこのカオスの中で一人だけ本質的に異質な存在。こうした孤独感を感じつつ、人々は海外で生活を営んでいくのだろうか。


気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ
にほんブログ村

平渓天燈祭

2011-02-26 23:24:56 | プチ放浪 山道編
 
 
 

台湾でもアマチュアカメラマンたちの写欲が高い強いようだ。
スカイランタンの打ち上げ場をずら~と取り囲む三脚の列。
20m四方のロープを張られた会場には。フェスティバルが始まる1時間前から、すでに2重3重の三脚の列が出来ていた。

列の間に入って、夕暮れのスカイランタンの打ち上げを手持ちで撮っていたら、隣りに三脚を立てていたおじさんに小言らしいことを中国語で言われた。推測するにセットした三脚の脚にさわんなよということなのだろう。

中国語がまったく分からないことを英語で伝えると、彼は英語に切り替えてくれた。曰く、あちこちを撮りりたいのなら、彼の右側にいる若い女性との間に割り込めと。
確かに、彼女は低い三脚なので彼女の頭ごしに周りを撮ることができる。だが、その場所を敬遠したのは、目の前に背の高いスタッフが立っていて撮影の邪魔に なりそうだったからだ。
「目の前のスタッフが邪魔だ」と彼に告げると、さっそく彼はそのスタッフを退かしてくれた。

この辺があくまでも自己中な日本人カメラマンたちと違うところだ。事実、イベントが進行して行くとそこの一帯のカメラマンたちはお互いにスペースを融通し、撮れた写真を互いに見せし合ったりですっかり打ち解けた集団となっていった。
ぼくの隣りで写真を撮っていたねえちゃんは食べ物を勧めてくれるし、左となりのおじちゃんは途中で雨が激しくなってきたら、傘をさしかけてくれた。日本じゃ絶対にあり得ない。日本じゃ、むしろ自分を犠牲にしてまでも他人の撮影を邪魔する人があまりにも多い。

スカイランタンの写真は思ったよりも難しい。タイのロイカートンは、もっと小型のランタンで、上昇するスピードはさほど速くない。しかし、ピンシー(平渓)のスカイランタンは大型の上、ランタンの中の空気を十分に熱してから離すため、かなりの速さで昇っていく。したがって、上昇中のランタンはすべてがボケて写るので大型のスピードライトは必須のようだ。

さて、中国4000年の歴史というか、スカイランタンを撮っていた隣の姉ちゃんのそのとなりは、スローシャッターを多用していた。つまり、ランタンは光の筋となって写る。それが良いか悪いかは別にして、そのような写真を撮る勇気と度胸は持ち合わせていない。土地が変われば感性も変わる。
多くの人間が入れば、それだけ表現は多様になる。数が多いという点で、中国人たちの才能のすごさを感じていた。


気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ
にほんブログ村


deliver their wishes to the heavens

2011-02-25 23:09:36 | プチ放浪 山道編
  
  
 

Ni-Hao,

I come back to my place without any accidents.
So, this is a signal of a lantern to notify a Japanese was safe to return home....smile
Now, I'd like to see you again soon, although, I met you...
 
Taipei was an amazing city where recalls with nostalgia of the lost days of Japan.
In my boyhood, there are lots of kind people around me those who like Taiwanese. Their service and people's attitude were good.
Taiwan people are not snobbish when some one asks for help, they will mostly help othes all the way.

...It was my first time to be offered the priority seat in the train. Another peopele offered me two times in two days. Beside she and he seem to be same at my age. I was so shocked with my oldish look, but this place is so cool with good people all around.

Of corse, all the good memories in Taipei are mostly due to your kind hospitalities. I appriciate you again. And please contact me when you will come to Japan.
I wish for dreams come true, and good health for everyone in your family.

Yours,

BR>気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ
にほんブログ村


あこがれのパーラー

2011-02-24 22:43:12 | 日記

 
 

文明開化以降、流行を発信し続ける銀座。「ハイカラ」という言葉は、当時の銀座で流行った高襟の服から生まれたらしい。そして、昭和初期のころの銀座は、今の女の子が、パリやニューヨークへ行くよりもすごいことだったそうだ。
昭和2(1927)年、資生堂は株式会社となり、資生堂の創業者の福原有信から事業を受け継いだのは、三男の信三だった。彼は日本の代表的なアマチュア写真家でもあった。
翌3年、銀座に待望の2棟の新店舗が落成。歯磨きやせっけん、ビタミン剤を販売していた旧薬品部は、資生堂パーラーになった。オーケストラボックスまで備えたパーラーはたちまち話題となり、川端康成、太宰治、三島由紀夫などの小説に繰り返し登場する場所となった。

台湾への友人へのお土産に、日本的な香りのする香水でもと思って銀座に出たのだが、資生堂ビル1F受付の美しい女性に声をかけられてシドロモドロになってしまった。やっぱり、カメラを持たずに美しい女性と対峙するのは苦痛でしかない。地下のギャラリーを覗いたついでに3Fのパーラーへ。

資生堂パーラー本店では、テーブルクロスにもこだわりを持つ。太宰治氏が短編小説『皮膚と心』(1939年)で、女主人公に印象深く語らせている蔓バラ模様はテーブルクロスにも織り込まれている。テーブルクロスの上には、フランスの老舗陶器メーカー、ベルナルドー社に特注した資生堂の花椿のマークをあしらった皿と、パリの名門、クリストフル社の銀器類だ。
店内は、大きなレースのカーテンで飾られた縦長の窓が印象的。壁、天井とかなりインパクトのある色だが、全体として落ち着いた印象。かなり窓の面積を減らして外光を絞っている。
天井から吊り下げられた明かりを映しこんで、テーブルの上のコーヒー茶碗の写真を撮らせてもらおうと思ったのだが、テーブルの上には自分の影ができて茶碗にかかってしまっていた。頭上からの光は2方向。ともに、テーブルに相対して座る客の顔を照らす設計のようだ。
このパーラーは「成功率の高いお見合いの名所」としても知られている。この柔らかな照明なら相手の顔がより綺麗に立派に見えることだろう。

「見せかけの模倣はダメだ。やるなら徹底的に根本から始める」
資生堂創業者 福原有信の言葉。写真をやるものとして、かなり耳に痛い。
自分らしさを追い求めてはいるが、いまだに”HANAKO”の域には達することさえできていない。涙)


気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ
にほんブログ村