tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

田舎のカラス

2008-05-05 16:44:01 | プチ放浪 山道編

♪MORIOKAという響きがロシア語みたいだった♪
1月に足を骨折して、ハイシーズンのスキーを諦めるしかなかったtetujinなのだが、なんとか、ゲレンデの最終営業日に間に合った。
スキーができるとは思ってもいなかったので、春の重い雪でもゲレンデに立った時は感激でいっぱいだった。

さて、スキーを終えた雪のとけたスキー場の駐車場で、クルミの破片が点々と落ちているのを見つけた。
頭上を見ると、数羽のカラスが空を舞っている。カラスが駐車場のコンクリートめがけてクルミを落としていたのだった。
住宅のそばにクルミの木が植えられていることは少ないから、クルミを割るカラスの話を聞いたことがあったが、実際にその現場を見たのははじめてだった。
クルミをくわえて上昇、20mぐらいの高さから、クルミを落下。クルミが割れるまで繰り返していた。地面にあたったクルミは、硬い音を立てて跳ね返る。幸いなことに、駐車場はがら空きで停まっている車も10台前後。車にクルミを落っことされる心配はないようだ。

そのうち、落っことしたクルミがうまく割れた。急降下してクルミを食べに来たカラス。そのうわまえをはねて、別のカラスが中身をさっさと銜えて飛び去ってしまった。中身を盗られたカラスは、あっけにとられていた。カラスの世界にもいろいろあるようだ。

カラスはクルミを高いところから落っことすばかりではなく、別の方法も開発しているようだ。道にクルミを置き、車に轢かせて中身を食べるのだが、最近はドライバーが心得ていて道路の上のクルミをよけて運転するらしい。ところが、流石はカラス。いくつかのダミーを置いておき、そうしてクルミに車を誘導するカラスもいるとのこと。その現場を見てみたい。