tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ニコノス@雲見(1)

2009-08-31 20:39:04 | old good things

 

ダイビング師匠のブログhttp://keiko0622.exblog.jp/8863620/)に誘われて、FMヨコハマを聞きながらの伊豆下田のクラブハウスへのドライブ。
カノジョいわく、伊東くらいが限界だと思っていた84.7MHzの電波が、伊豆の山々を越えて届くらしい。
FM電波はVHF(Very High Frequency)と呼ばれる帯域で、光のように直進性が高い。上空の電離層を突き抜けてしまうので、電離層の反射を使って伝達されるということがない。だから、地図上で伊豆高原の陰になる熱川あたりが限界と読んでいたのだが、見事はずれ。結局どこまで聞こえるかはカノジョのブログでご確認を・・・。

さて、今回の雲見。
20年以上も前にこき使ったニコノスVを携行。ニコノスはニコンが生産していた35mm水中カメラの総称。5世代目のニコノスVは、1984年発売以来、十数年以上のロングセラーとなったが、ついにデジタルの波に押され、2002年秋のに生産終了となった。

寡黙なカメラだ。ニコノスはそれまでのカメラの使用限界を大きく広げた。フランスから技術移植しニコンで作られていた防水レンズ交換カメラ。
ボディは軽金属鋳造にプラスチック真空含浸してある。シール部は基本的にバイトン O リング。

もとはニコンは、こういう偏屈なカメラも採算度外視で作っていた。
たとえ儲からなくても、どこかが必ず商品ラインナップに入れておかなければならないものがある。
それがメーカーの意地。職人の誇りだ。そうした一介の職人の誇りが会社の歴史を作るのだと思う。
切り捨てたらそこで終わり・・・。

雲見のお薦めは小牛の洞窟。30メートル以上の細長い洞窟で、洞窟から外に出る時が特にきれいだ。中が真っ暗、外が明るい青で、そこに魚やソフトコーラルのシルエットが写る。写真で光のカーテンをいかに表現するか、カメラマンの個性が発揮されるところ。
さらに、この日の3本目は田子に移動し、前岡インストラクターとマンツーでナイトダイビング。

「カシャ」というシャッター音や、フィルムを巻き上げる動作。ニコノス特有の数々の設定。
その全てが懐かしくて、楽しくて、気がつけばフィルムをすべて使い切っていた。「写真を撮る」という楽しみを、久しぶりに思い出したひと時だった。


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幸せになるため/ハイ・ファイ・セット

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米軍横田基地「友好祭」(2)

2009-08-30 20:38:30 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 

日本は7年の空白期間の後、1952年に航空機開発の再開を許される。世界から遅れを取った日本が、そのハンディキャップを乗り越えようと国を挙げて開発を行った記念すべき国産機がYS-11だった。それから50年以上過ぎて、いまもなお、日本は世界のレベルに追いついていない。
航空機用の部材には、材料の中でも最高性能のものが要求される。性能と安全性。
ジェット機の心臓部であるガスタービン部材は、まさに世界のトップをかけた材料開発の縮図だ。ジェットエンジンの出力は、より高温でタービンを回すことにかかっている。
高温安定性、耐ヒートショック、破壊抵抗性。残念ながら、日本には開発したジェットエンジン用部材を試験する場所がない。

数年前、超高温材料開発の国家プロジェクトにかかわっていた時に、手作りの試験用ガスタービンを作ろうとし、プロポーザルを何度も書いたのだが受け入れられることは無かった。日本の国家戦略は、現場の担当者の意見が、霞ヶ関の優秀な官僚たちに吸い上げられて決定される。そこでは技術開発とは別の次元の政治の世界になる。
あの時、プロポーザルが通って研究予算が降りていたら、馬鹿高い騒音を撒き散らす試験機ができていたろう。そして、試験のための燃料代といい、金の無駄遣いと批判されていたのかもしれない。

トップガンに出てきたF-14は全て退役。ロッキード・マーティン社とボーイング社が共同開発した多用途戦術戦闘機F22、愛称ラプター(Raptor)ですら、ステルス性の高さなどから世界最強クラスの戦闘能力を持つとされるにもかかわらず、コストの高騰・予算削減により生産中止が懸案されている。
飛行能力の高いステルス性のジェット戦闘機はもちろんのこと、原爆を含めた大量破壊兵器が不要な世界平和がはやく訪れることを願ってやまない。
なお、この米軍横田基地「友好祭」で、おそらく、かつて日本の航空機開発を支えてきたであろう老齢の男たちが、並ぶジェット機に感慨深げに見入っていたのが印象的だった。

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米軍横田基地「友好祭」(1)

2009-08-27 21:26:17 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 

防衛省の希望に反して導入が困難視されている米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F22ラプター2機が、米軍横田基地(東京都福生市)の基地開放イベントで一般公開された。当日はものすごい人出。 そのせいかゲートはフリーパスだった。
駅から長蛇の列の基地入口第5ゲートを抜けるとそこはアメリカ。まさに身近なアメリカがある。会場内を移動するトロッコ風バスに乗っていた米兵が、ヤケにハイテンションで水鉄砲を乱射してくる。これで、水鉄砲で応戦したら大問題なんだろう・・・なあ。
しばらく、イベントでやっていたバスケの3 on 3を眺めていたら、米兵に声をかけられた。脇を抜いてレイアップシュートして見ろと。
ボールを受け取ってオンサイドドライブと見せかけてリバースターンをし、ゴールを目掛けて放ったスリーポイントショットの軌跡は、曇り空の中をキレイな放物線を描いたのだが、ゴールのリングにはほど遠く離れていた。・・・・・・。

戦前までの日本の航空機生産数は、アメリカ、ソビエト、イギリス、ドイツに続く規模だった。ジェット機を飛行させたのも、世界で5番目と、かつての日本の航空機開発能力は世界でも有数のものだった。ところが、敗戦を迎え、日本の航空技術者の大半はJRや自動車などの分野に転身を余儀なくされた。というのも、航空機製造技術は全面的に国家の支援を必要とするくらい莫大な資金と人員を要するからである。
戦後の日本政府は経済力の貧弱な財政事情から、莫大な研究開発費を要する航空機の研究開発を中断するしかなかったのだ。しかも、敗戦により航空に関する活動の一切を禁止され、7年の空白が生じた。日本の航空技術はその時点で完全に止まってしまったのだった。

日本は戦後一貫して自動車など民生の工業製品の研究と開発に全力を傾けた。一方アメリカは、航空宇宙分野での研究開発に力を注いだのである。その結果、アメリカは自動車や家電などは完全に国際競争力を失ってしまった。日本は戦略として、自動車や家電、造船などに目標を決め、アメリカは航空宇宙分野など防衛産業に力を置いた結果だった。

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ハマこい炎舞2009(3)

2009-08-26 23:14:24 | 港町 YOKOHAMA

 
 
 
 

Youtubeにアップしたハマこい踊りの写真のスライドショー。ファイルの閲覧数が驚くほど伸びている。イベントの翌日にアップしたというタイミングの良さもあったのだろう。
夏の終わりの行事として、ハマこい踊りは、「大曲の花火大会」、「横田基地の日米友好祭」と「ガンダムLight×Music Nights」と開催日が重なっていたようだ。
しかも、ヨコハマでは同じ日に、横浜赤レンガパーク野外特設会場にて、渡辺美里の4回目となる<美里祭り 2009 輝く夏>が開催されていた。
しかし、多くの人気イベントの動画があるにもかかわらず、「ハマこい踊り」の人気は高いようだ。
残念ながら、tetujinの動画は、写真のスライドショー。しかも、写真は「水中写真で動き回る魚をいかに撮るか」という練習のために、激しい動きの「ハマこい踊り」を撮ったもの。ほとんどの写真が、フォーカスを合わせるだけで精一杯で、構図は2の次になってしまった「日の丸構図」。
しかも、写真の数が多すぎて、トリミングなどの加工すらしていない。
ダメ写真にもかかわらず、非常に高い閲覧数。
Youtubeにアクセスしてくれたみなさん、一人一人に感謝しています。ありがとうございます。
写真を観てくれる方々に何かを伝えられる事を目標に、正直に、まっすぐに、大事に撮って行きたいと思っています。まだまだ足りない点だらけですが、一生懸命がんばりますので来年もまた撮らせてください!よろしくお願いします☆

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ハマこい炎舞2009(2)

2009-08-25 20:55:20 | 港町 YOKOHAMA

 
 
 
 

だめな写真の構図に「日の丸構図」というものがあるらしい。主にポートレートなどで使われる失敗構図を揶揄して呼ぶ言葉だ。
本来は、フォーカスを中央で行うことに集中してしまい、画面中央に人物の顔を配し、頭上を空白にしてしまった写真を言う。
よく写真を多少かじった人たちが得意げに、「そろそろ日の丸構図を卒業したら」などと酷評する。しかし、単純に中央に主題を配した構図は果たしてだめな構図なのだろうか。
中央に主題を配置する構図は「2分割構図法」という。2分割法は主題に対し強制的に目が行く構図である。たとえば、写真で強く訴えたいものを中央にすることで、より力強い主張が可能だ。広告の写真など、インパクトの強い写真には、2分割構図法によるものも少なくは無い。
その一方で、2分割構図法は、動きや良いバランスといった印象を与えることができないのは否めない。
ところで、被写体が正面に向かって飛び出そうとしているような躍動感にあふれた写真の場合に、無理に3分割法や黄金2分割など中央から外れた位置に主役を置く必要があるんだろうか?もちろん、空を積極的に配置すると言う意思ではなくして写真上部に多くの空白が存在する写真は、2分割法以前の問題なのだが・・・。

というように日の丸構図だらけの写真の弁解を長々としてしまったが、基本的に動きの早い踊りについていけず、撮った写真の構図が日の丸。まだまだ、撮影技術はへたくそ。もっと練習しないと良い水中写真は撮れないんだろうなあ・・・。

写真はカメラを構えていて目の合った方々、手を振ったら振り返してくれたやさしいお姉さんたちを主体に撮らせていただきました。
写真を観てくれる方々に何かを伝えられる事を目標に、正直に、まっすぐに、大事に撮って行きたいと思っています。まだまだ足りない点だらけですが、一生懸命がんばりますので来年もまた撮らせてください!よろしくお願いします☆

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