tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

東京都葛西臨海水族園

2009-01-31 23:28:39 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 

【撮影地】江戸川区臨海町6-2-1(葛西臨海公園)(2008.12月撮影)
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この2月に、『旭山動物園物語~ペンギンが空をとぶ~』が公開される。知ってのとおり、廃園の危機に見舞われながら遂に入園者数日本一となった、「旭山動物園」の、どん底から成功までの軌跡を描く感動ドラマだ。監督はマキノ雅彦(津川雅彦)。旭山動物園全面協力の映画らしい。
この「旭山動物園」は、フジテレビ系列で「奇跡の動物園~旭山動物園物語」(山口智充、戸田恵梨香) として2006年に放送され、
続編、続々編も製作されている。この2006年版のDVDを先ごろ見たのだが、感動ものだった。
ドラマの核心がラストの山口智充のナレーションで語られる。
『動物園は新しい命が誕生し、そして死んでいく場所です。旭山動物園・日本最北の動物園が伝えたいのは命(いのち)です』。

ダイバーが一度のダイビングで見ることのできるサカナは種類が限られている。また、一度の潜水時間は、長くても1時間程度のものだから、実際に海洋生物の時間に織り成される命の移り変わりや、その生成を目にする機会はほとんどない。
こうした、吹きぬけてゆく風のような命の移り変わりを観察できる場所が水族館だと思っている。
もしも水族館が無ければ、遠く離れた海の海洋生物の存在を身近に感じる機会が減る。このため、乱獲や絶滅が多発することになろう。動物園も含めて、外来種を元の自然に返せ、とカンタンに言うのは人間の無知と傲慢だ。

ココ葛西臨海水族園の人気者は、ペンギンとマグロとサメ。週末には、家族連れやカップルでにぎわっている。
負け惜しみだが、一人で水族園に行くのって良い。つい、海洋生物に向かって話したり、手を振ってしまうのだが。


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勇気を与える1000人の黄色い応援団

2009-01-30 22:34:27 | プチ放浪 山道編

 
 
 
 

【撮影地】千葉県上総国市原郡(小湊鉄道 小湊鉄道線 上総鶴舞駅)(2009.1月撮影)
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上総鶴舞(かずさつるまい)。1868年(明治元年)、遠江浜松藩主であった井上正直が上総国市原郡を中心に6万石の領地を与えられた。その一部、石川村の台地上に整備された城下町は鶴舞と名づけられた。
1871年(明治4年)、廃藩置県によって鶴舞藩は鶴舞県となった。 同年11月(旧暦)の府県統合で市原郡全域が木更津県の一部とされ、さらに、1873年(明治6年)6月15日に印旛県と統合され、千葉県が誕生する。

小湊鉄道は、城下町として栄えていた鶴舞市街を通る予定だった。しかし、稲の育ちが悪くなる、地響きがうるさい等、地元住民の大反対にあったため、市街を避け低地の田園の中の現在の地に、この上総鶴舞駅が建設された。

かつての城下町の名残か、大人数の黄色い応援団が入れるほどの広い構内。まわりはゆったりとした田圃。このため、雑誌やTVの取材も度々ある。もちろん、「勇気を与える1000人の黄色い応援団」など、幾多のCMの撮影も。 
春にこの駅を訪れると、構内に咲きそろった黄色の菜の花が出迎えてくれる。もうすぐ、その季節がやってくる。 
ぼくの黄色の私的応援団。。


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旅のラクダ

2009-01-29 21:12:34 | 日記

 
 
 
 

【撮影地】千葉県夷隅郡御宿町(御宿海岸)(2009.1月撮影)
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月の出の頃、訪れた御宿海岸。この海岸の東端に、月の沙漠記念像が建っている。折りしも、月齢は28.6。おまけに月の出と日の出の時間が重なり、明け方の空にうっすらと地球の光を反射した新月を見ることはできなかった。
なんという寒さだろう。道路から砂浜に渡る遊歩道の橋には、氷が張っていた。湿気をはらんだ砂浜の砂が凍っていて、踏み込んだ足をしっかりと押し返してくる。

白み始めてきた海岸の波打ち際に、まだとばりが立ち込めているにもかかわらず、セミドライのスーツを着たサーファー達が集まってくる。
思い思いにサーフスポットを選んで、沖に向かってパドリング。風はほとんどなく、波はセットで腰まで。外房特有の大波。
器用にロングライディングを決めて見せる。
波間のサーファーたちを狙ってシャッターを押す指先がかじかんで、被写体がぶれる。。海の冷たさはそれ以上。サーファーたちの勇気に幸いあれ。。

ラクダは、はるか昔から東西の物資と人の輸送を担ってきた。ラクダの背中の王子様、お姫様は、たった2人でいったいどこへ旅していくのだろう。2人の希望あふれる旅路に、旅先での幸運を祈らずにはいられない。。

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抜釘(ばってい)手術・・・おわりに。。

2009-01-28 20:57:48 | 日記


 
 
 
 

【撮影地】千葉県佐原市香取(下今井香取神社)(2008.11月撮影)
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骨折後の3度の手術で、同じ傷あとを3回切開した。だから、足のくるぶしの傷はひとつだけ。
ダイビングの時はブーツを履くので、傷が目につくことはない。しかし、ミニスカートは網タイツなしでははけそうもない^^;。
一年で、腫れた足首、細くなった腿やふくらはぎの筋肉の太さは戻った。

一時、足首にネジが8本刺さっていて、レントゲン写真を見るだけでうわぁ\(^o^)/てなっていた。
下半身の骨折は、社会復帰まで長すぎる…失うものも多すぎる。このため、精神まで病むようになる人が多いらしい。
不眠になったり・・・。特に寝たきりの場合は、決して気楽じゃない。

それでも、骨折は必ず直る。
もし、骨折された方がこの文章を読んでくださったのなら、どうぞ、がんばって・・・・・・。
おだいじにどうぞ。。


抜釘(ばってい)手術(7)

2009-01-27 22:26:19 | 日記

 
 
 
 

【撮影地】千葉県佐原市伝建地区(2008.11月撮影)
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今回の入院は、担当ドクターの配置換えにより、以前、2回入院した整形外科病棟ではなく、別の病棟だった。ひとつのフロアーに整形外科と泌尿器科が併設されていた。
病棟が違えば、ナースたち、スタッフが異なる。そのせいか、まるで違う病院のように、前回入院した病棟とは雰囲気がまったく異なる病棟だった。聞くと、何人もの危篤患者が入院しているらしい。
だから、ナース達も陽気に患者と話をするような状況ではなく、したがって、病棟全体が重苦しい雰囲気に包まれていた。
なじめなかった。。
悲痛な顔で入室してくるナース達。だからぼくは、暇を見つけては、なつかしいナース達の顔を見に、以前入院していた病棟に散歩に出かけ、病棟内をひたすらウロウロしていた。

「あれ!?」
日が落ちて、お見舞い客や勤務の終わった1勤のナースたちが帰宅のために通り過ぎていく売店のわきの廊下で、ぼくは会いたくてなかなか会えなかったナースに偶然に出会った。退院の前日のことだ。今回の入院では、もう会えないものと諦めていた時だった。
きりっと結んだ髪の毛。大きなマスクの影で、目が笑っている。その目が、なぜココにいるのと問いかけている。まぶしい笑顔。あいかわらず、周りを照らすような輝きだ。

「ヒゲ、生やしたんですか?」
「いや、無精ヒゲ。剃るのが面倒で・・・」
「そうですね。なかなか剃れないですもんね」
「それよか、だいぶやせてね?」
「ええ?体重は変わってないですよ」
「でも、なんかやつれた感じ。仕事、大変そう」
「ウン。でもなんとか」

蛍光灯の灯りで照らされた病院の廊下。彼女の周りだけ光っているように見えていた。
たった2~3分の立ち話だった。医療器具だろうか、かごに入れた器物を持って、彼女は自分の病棟へ帰って行った。勤務時間はとっくに終わったはずなのに。
彼女と別れ、ぼくは振り返ることなくその場を後にした。・・・明日、また会いに来よう。病院を出る最後の最後に。。