tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

「球美の島」 畳石

2010-01-31 22:06:03 | 日記

 久米島の東約800mに奥武島があり、久米島と海中道路でつながっている。奥武島の東にはオーハ島があり、その先にははての浜が延びる。
「はての浜観光サービス」の船長さんによれば、オーハ島の住人は3名。80代の二人のオバーとオジーが住み、漁で生計を立てている。
オーハ島と奥武島をつなぐのは電線だけ。大潮の干潮時には、この電信柱の下を歩いて奥武島・オーハ島の行き来が出来るらしい。
奥武島の浜辺に亀の甲羅のような形をした畳石があり、久米島町の観光名所にもなっている。

火山から流れ出した溶岩が長い時間に侵食されその断面が露出すると、多くの場合、多角形の柱が林立したような「柱状節理」を見ることができる。
これは、溶岩が冷えて固まるときに、溶岩の温度低下とともに体積が収縮し、そのために溶岩に規則的な割れ目ができることによる。
つまり、溶岩の割れ目の生成メカニズムは、田んぼのひび割れの生成にも似ている。
また、久米島の畳石は、この島がかつては火山の噴火でできたことを物語っている。

畳石で見られるように、多角形の柱の断面は六角形であることが多いのだが、ハスの実のように必ずしも正六角形では なく、四角形、五角形、七角形、八角形のこともある。多角形の柱の方向は重力の方向(上下)とは無関係で、溶岩が冷えた時のマグマー固化の界面に対して垂直になる。したがって、ドーム状の溶岩の場合は、岩の中心から柱が放射状に発生しているように見える。

割れ目の間隔は、溶岩の化学組成にもよるのだが、ゆっくり 冷えた場合ほど大きくなる。柱状節理は溶岩だけでなく、マグマが地下で冷え固まった100mの幅に達する「岩脈」や 「岩床」にもよく見られる。
つまり、久米島の畳石は、久米島の生誕の記録でもあるわけだ。太古の地球内部からのメッセージ。
この岩は、どれだけの長い年月を見つめてきたのだろうか。

 

沖に見える、昨日潜った巨石トンバラをパチリ。  としている彼女をパチリ。

 

いやあ、足フェチにはたまらないっすね~。

 

「中に巨大なハチの幼虫が住んでいるという・・・」

 

これ書いてたの知らない若い男の子2人組みっす。出会えた?


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ザトウクジラの集う「球美の海」 

2010-01-30 23:49:29 | プチ放浪 海沿い編

  ザトウクジラは、夏には栄養の豊かな極付近の海で採餌を行い、冬には暖かい海に南下して繁殖を行う。
これを季節回遊と言う。
交尾、出産、そして子育て、ザトウクジラが繁殖する場のひとつとして球実の海がある。
はるばるアリューシャン列島やアラスカから数千kmもの道のりを泳いでくるのだ。
その回遊する膨大な距離は、驚異的としか言いようがない。
この海で毎年、最初にザトウクジラが確認されるのは年末あたり。そして、3月いっぱいで繁殖を終えて再び北上する。
この冬の時期に海に入ると、ザトウクジラのうなるような鳴き声を聴くことができるらしい。
はるか彼方まで届く不思議な鳴き声。
うめき声やわめき声、叫び声のような音の反復は非常に複雑で、何時間にもわたって続く。
ザトウクジラがこのような鳴き声を出すのは、仲間とのコミュニケーションや求愛のためだとされている。

「聞こえなかった?」
一緒に潜ったKYOUKOさんが、海から上がると目をキラキラさせて聞いてきた。
ダイビング中、主に聞こえるのは自分の呼吸音なのだが、息を止めて耳を澄ますと、はるかかなたのザトウクジラの鳴き声が聞こえるのだ。
このザトウクジラの歌っているような、それでいてどこか悲しげな声が大好きだ。
どうしても、この声が聴きたくて、またこの海に来てしまいそう。

 

 

彼女のレギュレーターから呼吸の泡が上がってないのは、耳の後ろにあるエラで呼吸しているためだ。だから、彼女のタンクのエアは全然減らないのだ。(コラ)
・・・彼女の抱えている水中カメラは一式約70万円。ヘタをすると南洋の小島の国家予算よりも高額かも。
同行したイントラが言うには、ダイブエスティバンのスーパーイントラに全部お任せで発注したらしい。
イントラ曰く「オトコ買い」
・・・なんか、そこはかとなく嫌らしい響きがあるように聞こえるんですけど。。それを言うなら「オトナ買い」?
でも、オトナだったら自分で調べて買うから「セレブのオトコ買い」?

 

あー、ようやく呼吸の泡が。。・・・泡を吸いたい(コラ)

 

見よ。この安定した水中姿勢。岩の上に立っているように見えますが、水中を浮遊しています。
ちゃんと中性浮力が取れていて、浮きもせず沈みもせず。かなりのテクの持ち主っすね~。

 

ついにマチュピチュの遺跡を発見!この海に古代文明があったのだ。

 

泡が後ろになびいているのは、彼女が高速で泳いでいるため。。
ではなくて、アゲンストの潮の流れっす。かなりきつい。ゼイゼイ。

 

写真に撮りたいのはキミをじゃなくて、このオオサルバなんすけど・・・。
「キャー浮いちゃう・・・」
でも、すぐ下で安全停止しているのは誰なんだろう。泡しか見えない。


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なんくるないさぁ イーフビーチ

2010-01-29 23:21:43 | 日記

 
 
 
 

【撮影地】沖縄県島尻郡久米島町謝名堂(イーフビーチ)(2010.1月撮影)
Copyrights© 2005-2010 TETUJIN
all rights reserved

冬の海、佇む女。 なんだか詩ができそう・・・。
砂浜にたたずむ彼女はただじっと海だけを見つめていた。
そういえば湘南ビーチでも、この時期は女性が一人で海を見ている光景に良く出会う。 感傷的な季節なのだろうか。

沖縄諸島のなかでも、久米島は特に女性のひとり旅が似合う島かもしれない。東海岸のイーフビーチを中心に、リゾート開発が進んでいる。
下田ダイバーズのダイビングツアーに先行して1日前に久米島入りした宿の夕飯は、別のツアーの一人旅の女性ダイバーと同席だった。
彼女は久米島のリピーターだった。

「(久米島は)面倒くさくないでしょ」

と言う。東京から最終便に飛び乗れば、次の日から見渡す限りの碧い豊かな海に遭える。
・・・確かにお手軽かもしれない。

真っ白な砂浜が2キロも続くイーフビーチ。いろいろな物語が生まれてくるような気がしてしまう。

*****************
最終便で久米島空港に着いたときは、もうとっぷりと日が暮れていた。
飛行機のドアからは、潮の香りとサトウキビ畑の匂いの混ざった島の空気が流れ込んできた。
タラップを降りバスでターミナルまで行き、
<ダイブサービスのお迎えはちゃんと来てくれているだろうか?> 
などと思いながら、出てくる荷物を待っていた。

シーズンオフだと言うのに空港の出口では、名前を書いたプラカードを持った出迎えが結構たくさん待っていた。
その中に「KYOUKO」と書いたカードを持ってたたずむ「マドカさん」を見つけるのに、たいした時間はかからなかった。
いかにも地元の人と言った雰囲気を醸し出す服装に身を包んだ人々の中に、自分を待っていてくれた人がいるというのはなんともうれしいものだった。

「KYOUKOです。マドカさんですか?」
小麦色の笑顔が愛くるしいその人に、話しかけて見た。
彼女の笑顔がはじけた。一瞬にして私は久米島のとりこになった。
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碧い海に魅せられて はての浜

2010-01-28 22:18:24 | 日記

 
 
 
 

【撮影地】沖縄県島尻郡久米島(はての浜)(2010.1月撮影)
Copyrights© 2005-2010 TETUJIN
all rights reserved.

沖縄地方では、いまでも「北」の方位を「ニシ」と呼ぶ。
これは、「ニシ」は「イニシ」の語頭音イが脱落したもので、「イニシエ」から来ている言葉らしい。
古代日本においては西方から民族が移り住んだため西をニシと呼び、沖縄では、北方から民族が移り住んだため北をニシと呼ぶ。
球美の海ではこの時期、「ニシカジ」が吹き荒れる。
沖縄生まれの人たちは、「内地の冬は身体の芯が、沖縄の冬は身体の表面が寒い」という。
まさにそのとおりで、球美の冬は寒い。

舟をチャーターした「はての浜観光サービス」の船長さん。
空港から港に直行したボクの願いを聞き入れてくれて、午後の遅い時間に「はての浜」まで舟を出してくれた。
船頭さんが言うには、球美では、今日(新暦1月22日(旧暦12月8日))ムーチ(月桃の葉でモチを包み蒸したもの)を作り、仏壇や火の神(ヒヌカン)にお供えし家族の無病息災を、そして、子供の数だけムーチを縄で結び部屋につるし成長を祈る行事があるとのこと。
このムーチの日は、ムーチビーサと言って、沖縄ではいつも冷え込むとのことだ。
だから、この日は特別な寒さなのだろう。

「はての浜」は 久米島の沖合7kmに横たわる砂洲。
まえの浜、なかの浜、はての浜の3つを総称し て、「はての浜」と呼ばれる。
真っ白い砂以外何もないところだ。
・・・ほんの少しいただけで、心がまっさら開放的になれる。 
シーズンオフの、しかも、渡し舟の時間外の「はての浜」。ひとり占めの真っ白なビーチ。
至福の時間。


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「球美の島」 時を忘れて

2010-01-27 23:28:34 | プチ放浪 海沿い編

 
 
 
 

1/23(土) 久米島 天候 曇り 水温 21℃ 透明度 20メートル
(1本目)パイナップルバレー、(2本目)トンバラ

1/24(日) 久米島 天候 曇り 水温 21.5℃ 透明度 20メートル
(1本目)シャドーケーブ、(2本目)トンバラ、(3本目)イマズニ

かつての琉球王国の人々は、この球美の海を小さなサバニで漕ぎ出して中継貿易をしていたのだろうか。
琉球列島の中で一番美しいことから「球美の島(くみのしま)」と呼ばれる久米島。
その海の中は息をのむ美しさと豊かさに満ち溢れていた。

那覇市の西方およそ100キロに位置する久米島。周囲を1,000mに届く深い海で囲まれ、見渡す限りの碧い海が続く。
ビーチには光を反射する真っ白な砂浜が続き、そして、町角では庭先にブーゲンビリア咲く赤瓦屋根の古民家が空に映える。
その色とりどりの自然の色も、光の加減で1日を通じて刻々と変化する。久米島の風景を写真に収めるには、SDカードがいくらあっても足りそうもない。

島の南端から2km先の沖合いには、海面から高さおよそ50メートルに突き出した「トンバラ岩」がある。
海中にぽつんと突き出た、とにかく目立つ存在だ。港から20分程。近づくにつれて、その巨大岩の迫力に圧倒される。
沖合いにあるが故、360℃どこからか潮の流れが入っており、透明度は抜群だ。しかも、潮流と風の方向の違い次第で、僅かな時間のうちに海況が急変する。
潮流がまともに岩に当たっているため、周りではイソマグロやギンガメアジ、ハンマーヘッド、さらにはジンベイザメといった大物に出会えるらしい。

トンバラブルーの海中から帰還の際に、ダイブエスティバンのガイドまどかさんが大好きと言うオオサルバと遭遇。
イカの卵塊だと思っていたのだが、後で聞いたらホヤの仲間らしい。漂いながら粘液質のフィルターで植物プランクトンを濾しとって食べるようだ。
なぜか、その体腔内に小指の先ほどの種別不明の幼魚が閉じ込められている。

宇宙船のようにも見えるオオサルバ。弱そうで、はかなげに見えるのだが、実際に触ると予想外に硬いようだ。神秘的な生物。
真っ青な大海原を漂うオオサルバと、そのオオサルバを揺り籠として漂う小さな幼魚。
2匹の流浪の旅の行く末に、幸運があることを祈らざるにはいられない。


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