tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

SAKURA

2009-04-29 00:01:06 | 日記

 

【撮影地】 静岡県沼津市東椎路~西添町(沼川沿い、白隠さくら)(2009.4月撮影)
Copyrights(c) 2005-2009 TETUJIN
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4月第2週の週末を伊豆で過ごし、戻ってきた東京では桜があらかた散っていた。
葉桜に様変わりした桜の木の新緑を見て、次の季節に気持ちを向かわせることにした。
Tokyoで散り始めの桜をと考えていたのだが、季節は待ってくれなかった。
沼津の桜は最後の見頃だった。子供たちが、桜吹雪の中ではじけていた。
そんなSakura dropsの中をぼくは歩いた。

だが、ぼくらはTokyoで生きている。ある者は懸命に。ある者は怠惰に。
すべての人を引き連れて季節は移っていく。季節は待ってくれない。
だから、前に進むしかない。新しい季節が待っている。

♪恋をして 終わりを告げ 誓うことは: これが最後の heartbreak
桜さえ楓の中で揺れて やがて花を咲かすよ

降り出した夏の雨が 涙の横を通った すーっと
思い出とダブる映像 秋のドラマ再放送♪
「Sakura Drops: 作詞: 宇多田ヒカル 作曲: 宇多田ヒカル」

たくさんの素敵な写真を掲載中のブロガーさん(おやかたさん、Daiさん、Tiny-Angelさん、なっちゃんさん、テツロウさん、terraceさん、mamijeen)たちと、月に一度の写真ワークショップを開催しています。今月のお題は「SAKURA」。テーマは以下に続く。
5月 「一日中空を見ていた」
6月 「Let it Rain」
7月 「にょきにょき」
各月提出日は、最終水曜日。

写真を通して、自分の世界をあらためて見直してみたいと思っています。自分にしか撮れない写真。・・・それが課題ですけど。
 「へっぽこ写真倶楽部の面々」
http://heppokophoto.blog10.fc2.com/

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SAKURA

2009-04-28 23:15:31 | プチ放浪 都会編

 

【撮影地】 千葉県市原市月崎539(小湊鉄道線月崎駅) (2009.4月撮影)
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平安時代以降、日本人に愛されて生きたさくら。しかし、さくらの名所といわれる9割がたはソメイヨシノだ。だが、もともとの桜の種としては、東北、北海道ではオオヤマザクラが、本州、および、韓国ではヤマザクラやエドヒガンが、沖縄、台湾、および中国の東シナ海沿岸にはカンザクラが分布する。さらに、西に向かえば、中国の雲南ではシナノミザクラ系の桜の種が、ミヤンマーの奥地からネパール地方にかけてはヒマラヤヒザクラ、ヒマラヤタカネザクラなどが分布するらしい。

日本のサクラのルーツはヒマラヤヒザクラではないかとする説を、元東京農業大学教授の染郷正孝氏が唱えている。ヒマラヤの首都、カトマンドウの周辺には秋咲きのヒマラヤザクラが咲くという。カトマンドウ周辺の気象は、沖縄と同程度の亜熱帯に属するため、年間の平均気温が20℃という。一方、ネパールの標高3000~4000m付近の積雪のある地帯では平均気温が1℃低度で、春咲きのヒマラヤヒザクラ、ヒマラヤタカネザクラが存在するらしい。
氏の説によれば、秋の日照時間の短くなる光周期に反応して開花する短日性の習性を持つカトマンドウ周辺のサクラが世界のサクラのルーツであるとし、秋に咲いていたサクラの祖先は、その生育範囲を広げるときに冬の厳しい寒さや乾燥に適応するために、一時葉を落として生育活動を止める「休眠(donmancy)という性質を獲得した結果、春に咲く種に分化していったとしている。
この説が正しいとして、日本列島が大陸と地続きであった頃、温暖な気候のネパール地方のサクラのタネは、鳥によってヒマラヤの東側運ばれて分布を広げながら長い進化の道のりを経て今日のサクラになったということになる。
日本に根付いたサクラは、日本列島の南北に細長く四季のはっきりとした気候のもとで、日本特有のヤマザクラ、エドヒガン、オオシマザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、カスミザクラ、チュウジザクラ、ミヤマザクラ、および、オオヤマザクラの9種に分化した。さらに日本人は、250もの品種を育てあげたのだ。


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SAKURA

2009-04-27 22:26:14 | プチ放浪 都会編

 

【撮影地】 静岡県静岡市清水区蒲原(2009.4月撮影)
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沼津から駿河湾に沿って西へ。旧東海道の宿場町蒲原、サクラエビの由比の町へ。振り返れば、雄大な裾を引く富士山が変わらぬ姿でそこある。


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SAKURA

2009-04-26 22:27:12 | プチ放浪 都会編

 

【撮影地】 静岡県沼津市東椎路~西添町(沼川沿い、白隠さくら)(2009.4月撮影)
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大正11年に国の天然記念物として指定された桜は5つ。
1.埼玉県北本市の石戸蒲ザクラ  2.福島県田村郡三春町の滝桜
3.山梨県武川村の神代桜     4.静岡県富士宮市の下馬桜
5.岐阜県根尾村の淡墨桜  
五本である。この5本の名木を日本五大桜という。
(特に、神代桜、淡墨桜、滝桜を日本三大桜という)。
このうち、淡墨桜は幹の周りが9メートルあまり、広げた枝は50メートルにもおよぶ巨木桜らしい。満開の頃になるとその花びらが、しだいに薄墨色になっていくことから淡墨桜と呼ばれる。

今年は、この5銘木にはたどり着けなかった。静岡の富士市にはサクラエビを撮りに行ったものの、下馬桜は素通りだった。いつか、こうした銘木の満開の姿を目にしたい。各地の言葉を耳にしながら・・・。

「sakuraだっぺや~」「sakuraだべ↑」「sakuraづら↓」「sakuraだら↓」「どsakuraだでや~」 


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SAKURA

2009-04-25 22:06:32 | プチ放浪 都会編

 

【撮影地】 静岡県沼津市東椎路~西添町(沼川沿い、白隠さくら)(2009.4月撮影)
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そもそもサクラの語源は、”サ”は田の神、”クラ”は場所を表し、「田の神が依りつく所」を意味するらしい。古くから農民たちは、豊作を願い、桜の頃に「春山入り」と称して飲食物を携えて山で過ごす宗教行事があったようだ。日本人独特の桜の花に対する郷愁は、実は農耕民族のDNAに刻み込まれた古い記憶から来ているのかもしれない。
何はともあれ花見は庶民の娯楽へと変わっていき、江戸時代の参勤交代で全国に広がった。特に、徳川八代将軍吉宗は、これを奨励した。自らも、サクラの名所を選んで鷹狩りをやったようだ。
当時の花見の宴の様子は、落語の「長屋の花見」などで知ることができる。また花見は、西鶴の「好色五人女」に出てくるお夏清十郎の悲恋物語りのような男女の出会いの場所でもあったようだ。

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