週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

【連載】異国を旅して -韓国篇3(仁寺洞)-

2017年03月05日 | 【連載】異国を旅して






【賑わいの街を冷やかし汁に酔う】哲露


 前回、世界遺産の続き。

 昌徳宮から街まで歩く。

 鍾路仁寺洞。

 昼夜問わず、観光客に人気のスポットとのこと。

 若い人や外国人も多い。






 たくさんのお土産が売られている。

 装いは日本のそれと同じだが、韓国らしい装飾に目を奪われて面白い。

 定番のもの、縁起もの、アレヤコレヤ。





 話題の尽きない、あの人も。

 何を言いたいのか。

 観光の街にこんな風刺が置かれているのが現世韓国事情。






 明洞とはまた違う雰囲気。

 だが、ハングル文字を見ていると不思議な既視感に囚われる。

 ああ、異国を歩いているんだなという素朴で平和な幸せ。






 ツレのM嬢がサクサクと、とある路地を入る。

 知らないとわからん道。





 今、ソウルでも新しい食スポットとのこと。

 看板もソコソコに、こりゃ知らんと入れんわ。

 観光で来ていたら、まず通り過ぎる店。





 その二階へ上がる。

 ソウルのおばちゃんたち次々と入ってくる。

 目当ては・・・。





 昼から微炭酸のマッコリを。

 ヤカンから注ぐのが正統派らしい。

 わしらも地元民のつもりで頼む。

 もっともM嬢は、すでに在住で言葉もローカルだから手馴れたもの。





 とにかく、酒と料理を注文すると、キムチやら野菜の付け合わせが無料。

 飲んべには、まっこと嬉しいサービスだ。

 発泡マッコリのうまいこと。

 昼酒バンザイである。

 そして、ここの目玉がなんと味噌汁かけご飯。

 味噌がけが店で供されるなんて、信じられないでしょ?





 ところがこれが美味いのよ。

 十穀米っぽい米に、無造作に豆腐の辛い味噌汁をかけていく。

 熟成された味噌と甘味を含んだ唐辛子、青い野菜もたっぷりと入れる。

 想像より汁っぽくなく、 なんだかマッコリに合うんだ。

 どっか懐かしく、未体験のグルメ。

 ピリッとした汁飯、マッコリ、辛い野菜飯、マッコリ。

 このエンドレスのループは最強だ。

 これ、ハマった。






 仁寺洞は観光の街。

 だけど、こんな飯屋があるのがソウルの魅力。

 未体験ゾーンの連続。

 案内人に感謝。

 酒付きのお昼も済ませ、次なるスポットへ。

 韓国の旅、まだまだ続きまっせ。 





最新の画像もっと見る

コメントを投稿