等持院は臨済宗天龍寺派の山外塔頭で、歴代の足利将軍の菩提寺として知られる寺院です。
夢窓疎石作と伝わる庭園には、心字池と芙蓉池の二つの池があり、その周囲が紅葉の見所です。
池面にその朱が映り込む風景もまた、秋らしく情緒を感じます。茶室・清漣亭も趣があります。
現在本堂(方丈)工事のため、庭園のみの拝観です。
山門
工事中の案内板
庫裏
どこかで見たことのある達磨図だと思いませんか。
そうです。天龍寺です。
天龍寺前前管長の関牧翁によって描かれたものです。
書院
庭園
本堂(方丈)から見る庭園が良いのですが、残念ながら工事中ということで、書院から庭園に降ります。
庭園は茶室「清漣亭」と芙蓉池を擁する西庭と、心字池を擁する東庭とに分けられます。
庭園の背後にちらちら見えるのは、立命館大学キャンパスです。
茶室・清漣亭
この茶室は室町幕府の八代将軍である足利義政が好んだ茶室と言われています。
この池は芙蓉の花の形をしていることから芙蓉池と呼ばれています
池泉回遊式庭園です。
東側の池は心字池と呼ばれ、池に浮かぶ2つの島は亀山と呼ばれています。
東庭の紅葉は色づきはじめです。
池への映りこみがきれいです。
工事シートに覆われているのが方丈です。
季節外れの躑躅
参道途中にに牧野省三(1878ー1929)の銅像が建っています。
牧野省三は日本で最初の映画監督で、この寺院に「等持院撮影所」を建設開業しました。
衣笠山
もともと等持院の庭園は衣笠山を借景につくらえたと思います。
大学キャンパスができたときは、歴代の足利将軍も驚かれたでしょうね。
等持院近くの真如寺です。
相国寺派の山外塔頭で、非拝観寺院です。
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