京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

生誕90年 加山又造展~生命の煌めき

2017-10-25 17:06:53 | 花めぐり2017

高島屋京都で開催されていた『生誕90年 加山又造展~生命の煌めき』の投稿が遅れました。





加山又造(1927-2004)は京都西陣の和装図案を生業とする家に生まれます。
京都市立美術工芸学校から東京美術学校(現東京藝術大学)へと進み、
終戦直後の混乱と伝統絵画の危機の中で、ブリューゲル、ルソー、ピカソなどの西欧絵画を吸収し、戦後日本画の革新を担う旗手として活躍しました。
日本画の伝統的な意匠や様式を現代に甦らせ、華麗な装飾美による屏風絵ばかりでなく斬新裸婦にも挑戦、後には水墨画、陶器や着物の絵付けなどにも及びます。
1997年には文化功労者、2003年に文化勲章を受章します。
今回の展示会は加山又造の生誕90年を記念し、初期から晩年に至る70余点の作品が展示されました。




月と縞馬 1954年





紅鶴 1957年






紅白梅 1965年





薔薇ノ図 1960年代前半






猫 1980年頃





淡月 1996年





加山又造は京都を代表する祭、祇園祭南観音山の見送りは加山又造の「龍王渡海図」です。
今年の南観音山巡行を撮影したものです。





また、南観音山の水引も加山又造の原画です。
天龍寺法堂天井画「八方睨みの龍」も加山又造によるものです。
画像はネットより





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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
天龍寺の法堂の絵 (birugo)
2017-10-25 18:45:37
こんばんは 以前、秋の特別公開の時、天龍寺を訪れました。法堂の蟠龍図が他の禅宗寺院に比べて新しいし、迫力があると感じ、画家の加山又三の名前を覚えています。経歴を教えていただきありがとうございます。来年の祇園祭よく見ておこうとおもいます。いつも有り難うございます。
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Unknown (birugo)
2017-10-25 18:50:49
画家 加山又造の名前を間違えてしまいました。すみません。
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八方睨みの龍 (tango)
2017-10-25 19:41:46
この作品は覚えがあります
独特な画風・・・惹きつけられます
猫・・の目
かまきり・・・目が生きています?
淡月・・素晴らしい~~
昨日の5日月・本日のお月さまも綺麗です
作品を見せていただき感謝です(^_-)-☆
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birugoさまへ (京都で定年後生活)
2017-10-25 20:46:27
こんばんは
禅宗本山法堂の雲龍図はそれぞれ特徴がありますね。
妙心寺は狩野探幽作の八方睨みの龍、建仁寺は日本画家小泉淳作の「双龍図」2002年、東福寺は堂本印象作です。
大徳寺は狩野探幽の「鳴き龍」、相国寺も狩野光信の「鳴き龍」です。
南禅寺は京都画壇四条派の日本画家今尾景年の作です。
好みがありますが、私は建仁寺が気に入っています。
私も文中で加山又造の漢字を間違っていました。
ありがとうございます。
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tangoさまへ (京都で定年後生活)
2017-10-25 20:51:54
こんばんは
天龍寺の「八方睨みの龍」は凄みがありますね。
禅宗本山の雲龍図はそれぞれ特徴があります。
見比べて見るとよくわかります。
私は京都市内の禅宗本山の雲龍図を見ましたが、私は建仁寺が一番気に入っています。
ありがとうございます。
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Unknown (あんこら)
2017-10-25 22:25:10
京都さまこんばんは。
これは!日本橋高島屋から
巡回したのですね。
平日に行ったのですが、なかなかの賑わい。加山又造の人気の高さを実感しました。
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あんこらさまへ (京都で定年後生活)
2017-10-26 06:34:51
おはようございます。
たぶんそうだと思います。
高島屋系列店の巡回です。
第64回日本伝統工芸展の前に開催されていたのですが、投稿が遅れました。
今日はやっと朝から晴れそうで喜んでいます。
ですが、台風22号の影響で週末からまた悪化しそうです。
ありがとうございます。
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