京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『キュリオステイ、火星は灰色だった? 火星生命と人類移住計画』

2013-10-10 06:25:14 | 科学・宇宙・歴史

先日のNHKEテレ サイエンスZERO『火星は灰色だった ? 火星生命と人類移住計画 』は大変面白い番組でした。私はこういう宇宙ものが好きです。
アメリカの天文学者カールセーガンが監修し、1980年に放送された「コスモス」は興奮して見ました。「コスモス」から33年経ち、火星に探査機が送り込まれる時代になりました。感慨深いものがあります。

地球から見える火星




表面は赤い火星ですが、地表の数センチ下は灰色だった。 赤いのはサビによるもの。
灰色の火星を発見したのが、キュリオステイ






2012年8月、火星探査機が打ち上げられ、無事着陸成功します。




喜ぶNANAの職員たち




キュリオステイが撮影した火星の映像。これを見たときは、私も興奮しました。












かつて火星の湖の跡だった痕跡





ここで、キュリオステイのドリルで地表に穴をあけると、灰色の岩の削りくずがでてきた。それをキュリオステイの分析機で分析し、地球に送信。





結果、火星は生命を育みうる環境であったことがわかったとNANAが会見。






生命存在 の条件である有機物の存在も確認





更なる生命存在の痕跡を求め、今キュリオステイが調査にむかっているシャープ山。
ただし、キュリオステイの時速は90メートルで、年明けぐらいには着けるのではと言われています。









アメリカオバマ大統領は、2030年半ばまでに、火星軌道に人類を送り込み、安全に地球に帰還させ、その後着陸をめざすと計画を発表する。






現在の火星の表面温度はマイナス55度。人類が住める環境ではありません。
ならば、火星を地球に似た環境に作れないかと、科学者たちが考えたのは、火星改造計画テラフォーミング。






火星を生命に適した環境に戻すには、分厚い大気が必要であり、そのためには、火星の大気に温室効果ガスを入れるというものです。
そのために、火星に工場を建設し、フロンガスを発生させ、それで火星表面の温度を上げ、火星のドライアイスを溶かし、大量の二酸化炭素を発生させる。
その結果、一段と気温が上昇し、火星の地下に存在する大量の氷が溶け、水になる。二酸化炭素とフロンガスの大気で水は、蒸発することなく、火星の表面に留まるということです。







水はやがて大河となり、光合成によって植物が生きられる環境になり、植物の光合成によって大気中の二酸化炭素が酸素に変えていくと言います。

こうやって、人間が住みやすい環境に変わっていくそうです。これが火星改造計画というわけです。




見終わり、火星改造は夢みたいな話だなあと思いながら、いつかそんな時代がくるかもしれないと一人興奮しています。



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