連日の猛暑にかなりうんざりしています。
先日夕刻ひさしぶりに雨が降りましたが、すぐに上がってしまいました。
もう少し降ってほしかったです。
今日は雨が期待できそうですが、はたしてどうでしょうか。
今回見た夢の扉は、いままでの放送分と少し色合いが違いました。
いままでのはどちらかと言えば、新しい技術で夢の扉を開ける内容でしたが、
今回(8月18日放送)は、長い日本人の生活に根付いてきた伝統技術の市場を、
従来の発想を変えて、新たに切り開いていくというものです。
今回の主人公は、株式会社 和える(aeru)代表の矢島里佳さん、
今年大学院を卒業したばかりの25歳のお嬢さんです。
彼女は中学生の頃、茶華道部で日本の伝統産業品の魅力 に目覚めましたが、
わずか30年で、生産額・職人 の数ともに、3分の1まで激減している、
日本の伝統産業の現実にも危機感を覚えます。
何とか伝統産業を守りたい。 日本の伝統工芸品を未来に繋げたい。
身近な存在にならないと未来に残っていかない。
未来に残すには、伝統工芸品を子供たちへという発想が生まれます。
大人向けの商品ではなく、職人が一つ一つ手作りする、
子どものための伝統工芸品に着目します。
化学薬品は一切使わない徳島県の「本藍染の産着」、愛媛県の砥部焼き、
石川県の山中漆器の技術で作られた「こぼしに くい器」など、
100年以上続く伝統と、現代のライフスタイル をミックスした、
新たな育児用品が生まれていました。
伝統産業、伝統工芸品を子供たちにというのは、確かに新しい発想だと思います。
それが消費者に支持され、実際に消費に結び付けばいいと思いますが、
道のりは大変だと思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/af/bf08532b032e9ea256781f25bdb8486d.jpg)
伝統産業といえば、京都の西陣産業の衰退も同様です。
かつて応仁の乱に山名宗全が陣をかまえたことから発した西陣。
織物の町として栄えたこの町も、着物離れ・職人の高齢化がすすんでいます。
私が京都に来た、1971年頃はまだまだ活気がありました。
西陣の地では、朝から遅くまで機織りの音が絶えませんでした。
最近はめっきり聞こえなくなっています。
西陣の衰退の大きな要因は、日本人全体で着物ばなれが進んだことでしょう。
私の周囲でも、とんと見かけなくなりました。
なんとか歯止めをかけようと、業界、行政が一生懸命努力されています。
京都きものパスポートが一例です。
これは、商工会議所・和装関係団体が一体となって、
きもの姿の方々にやさしいまちをつくろうとする取り組みです。
京都は観光地でもあるので、例えば二条城などでは着物であれば、
入場料が無料になるなどしています。
二条城意外にも観光寺院の割引、協力飲食店のワンドリンクサービスもあります。
そういう効果もあってか、若い男女連れの着物姿もみかけるようになりました。
やはり、伝統産業の継承には、官民の協力もかかせないと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/39/dc46fc710674e9e3ac9d72da58716a5c.jpg)
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