昨日5月12日第二日曜日は、令和最初の建仁寺坐禅会(千光会)でした。
開始は8時ですが、本坊の開門は7時です。
坐禅会開始まで新緑の潮音庭で時間を過ごそうと早めに家を出ました。
朝7時過ぎの祇園花見小路は観光客もほとんど目にすることがなく静かです。

建仁寺本坊に入ります。

開始まで潮音庭でくつろぎます。
潮音庭は本坊中庭に設けられている四方正面の禅庭です。
なので、建物内のどこからでも鑑賞できます。
中央には三尊石、その東側には坐禅石が配されています。
周囲にはカエデが植えられ、今の時期は新緑が美しいです。
座ってながめていると時が経つのも忘れそうです。
南側の小書院より


東廊下より



北側の大書院より


西廊下より


坐禅会開始前の大方丈
160人分の坐布団が置かれていますが、だいたいいつもオーバーします。


納骨堂

方丈庭園

大雄苑


8時前に坐禅の坐りかた、足や手の組み方、驚策の受け方、呼吸と心の整え方の説明があります。
8時 坐禅開始(20分X2回 途中休憩5分)
8時45分 小堀管長入堂 読経(般若心経と白隠禅師坐禅和讃)
9時 管長法話 現在『碧巌録』が続いており、今回は97則「金剛経罪業消滅」です。
碧巌録は臨済宗の代表的な公案集で100則あります。毎月1則で1年間で11則(8月休み)ですから、終わるまで最短でも9年はかかります。
それもあと3回で終わります。感慨深いものがあります。
碧巌録の前は『無門関』という公案でした。こちらは48則でしたから、5年弱かかりました。
余談になりますが、私は『無門関』は妙心寺と東福寺でも学びました。
法話が終わると読経(四弘誓願文)、10時終了です。
法堂の双龍図

法堂まわりは牡丹と芍薬が植えてあり、今は牡丹が終わり、芍薬が咲いています。



建仁寺といえばこれですね。俵宗達『風神雷神図屏風』(レプリカ)

『雲の上の山水』 土佐尚子 2016年奉納

『静寂』 土佐尚子 2016年奉納

山門

キショウブ

他府県のことは全く存じ上げないですが、京都は臨済宗本山が多いので坐禅会に参加できる機会は多いように思います。本山以外でも塔頭寺院で開催しているところも多いです。坐禅は20-30分が多く、初心者が気軽に参加できるようになっています。私は管長老大師の碧巌録や無門関、臨済録、夢中問答などの公案を聞くのが好きなので現在は建仁寺に通っています。
相国寺、妙心寺。南禅寺、東福寺でもお世話になりました。
本山は日曜日が多いですが、平日夜に行っている寺院もあります。
私は黄檗宗の坐禅会に参加したことはないのですが、曹洞宗には行きました。臨済宗との違いに戸惑いました。
禅寺に通いはじめた頃はかなり精力的に参加しましたが、現在は無理のない範囲で参加しています。またインフルエンザ流行期は休んでいます。
ありがとうございます。
妹の主人が親戚の者、友人に時々近況とかをA4サイズの印刷物で送って来ることがあります。
最新版に入社時(今は定年退職)の体験教育で、1週間、黄檗山万福寺で座禅をしたことがある。
家は浄土宗だけれども、昔から禅に興味がある。
豊中の禅寺で早朝(6時)座禅の集まりがあるとの事。
と書いてあったので、京都で定年後生活様のこのブログのこともどうかなぁと思いメールしました。
京都、花見小路からの建仁寺の方が行きやすい気がします。情報に感謝しますとの事でした。
ありがとうごさいます。
五十代の頃は暑さ寒さも関係なく行っていましたが、今は無理せずに参加しています。
建仁寺以外にもときどき顔を出しています。
3日続けての30度超えでしたが、朝のうちはまだ涼しくて助かります。あと一月もすれば梅雨ですね。
月日が経つのが早く感じます。
ありがとうございます。
アップ有り難うございます。
おっしゃるように「雲の上の山水」はわかりにくいです。
潮音庭は紅葉も美しいですが、今の時期の新緑も気に入っています。
朝でしたから、青葉も生き生きしていました。
ありがとうございます。
雲の上の山水はよくわからなかったです
風神雷神図は有名ですね