京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京町屋下京(33)京扇子大西、近藤紙店、伊藤重店舗、西村商店、株おくい、川*家、岩*家

2020-02-26 18:50:28 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋下京区、第33回です。

京扇子大西










近藤紙店





伊藤重店舗






西村商店















(株)おくい









川*家















岩*家










京都の町屋外観の特徴
屋根
一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
格子は戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
店の間の外観
軒下に水引暖簾、大戸に印暖簾を掛けます。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。









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2 コメント

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京町屋の伝統美を楽しんでます (mainichi3916)
2020-02-26 21:24:42
伝統的な京町屋の「美学」と近代的な街並みとの調和が上手く融合しているのを感じ心惹かれます。
神社・仏閣等とともに、昔からの伝統工芸の技術を引き継いだ店舗が調和し一体となって、京都の魅力を創り出しているのをしみじみ感じます。ありがとうございます。 
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mainichi3916さまへ (京都で定年後生活)
2020-02-27 07:37:40
おはようございます。
上京区、中京区とはじまった京都の町屋も下京区も終盤に近づいています。
下京区のあとは左京区、東山、北区を投稿します。
ありがとうございます。
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