鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4339回】 長期的視点で経営する

2022年11月16日 | 住宅コンサルタントとして

私の父はサラリーマンで、

親戚も含め、近親に経営者はおりません。

 

まさか、自分が経営コンサルタントになる、

ということも30歳になるまで意識したこともありません。

 

ただ、小学生の時に友人の影響で、

とにかく歴史にハマって、

横山光輝さんの三国志を全巻購入し、

もう擦り切れるくらい読みまくりました。

 

またコーエーさんから

パソコン版で信長の野望とか三国志が

ゲームとして発売されてましたが、

小学生、中学生の頃に友人の父の職場に行って、

その職場のパソコンで徹夜で三国志をやる、といったくらい

とにかく歴史や歴史ゲームにのめりこんでいました。

 

ゲーム版三国志で遊ぶ中で、

国を豊かにし、兵力を整え、

相手に勝てる力をどうやってつけるか、

ということが重要だということを学びました。

 

ゲームの中ですが、

国を運営し、国力を強化するとか

軍隊を強くする、外交をうまくするなど、

経営につながるような感覚を覚え、

そういうことが面白いと感じるようになりました。

 

そして社会に出て、

営業マンからコンサルに転職した訳ですが、

私が昔からブレずに提案させていただいていることは、

 

・高性能化(ローコストに走らない)

・自然素材をなるだけ使う(味わいが増す)

・社員さんの人間力を磨く

・接客時のおもてなし力を高める

・お子様に楽しんでいただく工夫を磨く

 

といった、その会社さんのベースの力を高めるという、

地味な内容です。

 

超ローコスト商品を開発し、

簡単にしくみで売る、なんてことを

提案したことはありません。

 

そんなことで一時的に業績が向上したとしても、

その会社の地力が向上した訳ではないからです。

 

住宅会社は倒産する訳にはいきません。

 

自社を信じて建てて下さったお客様や

社員さん、協力業者さんに迷惑をかける訳にはいかないのです。

 

この地味な提案を受け入れて下さり、

コツコツと取り組んで下さったクライアント様は、

10年スパンで見た時、着実に業績が上がっています。

 

経営は長期スパンで考えるべきものであって、

小手先の手法に走った経営は、

地力が先細ってしまうでしょう。


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