9月、10月とクライアント様より依頼をいただき、
講演・セミナーで4本しゃべります。
話をする対象は、クライアント様のVC加盟店さん、
それからクライアント様の取引先さんなので、
お会いしたことが無い方たち。
そのベースとなるテキストを制作している中で、
改めて商売にとって大切なことを再認識しました。
どうしても毎月、各クライアント様に
最新の情報をまとめて提供するため、
新たな事例にばかり目が行きがちなのですが、
どこまでいっても商売で大切なことは変わらないのです。
商売で大切なことは何か?
それは、自社に関わる身近な方たちから、
信頼される仕事をし、信頼される人間性を有し、
「あの会社・あの人なら間違いない」
と思っていただけるようなお付き合いをすることです。
もう本当にこれに尽きると言っても過言ではありません。
私が知っている住宅会社さんで、
業績がなかなか上がらない会社に共通するポイントは、
社員さんや取引先さんから信頼されていないのです。
だから日頃、たくさん仕事をお願いしている取引先さんから
紹介が全く発生しない、もしくは限りなくゼロに近いのです。
ではどういう住宅会社が、信頼されないか、
それをちょっとまとめたいと思います。
取引先さんの前で、会社や社内の仲間の悪口を言う。
「買ってやっているんだから、紹介くらい持ってこい」
と、「あなた、何様ですか?」というくらい偉そうである。
住宅会社としてやるべきことまで取引先さんにやらせる。
根本の接し方が上からである。
基本的に何か問題があった時、無責任。
意味の無い見積をやたら依頼してくる。
(取引先さんも忙しいのです)
現場の段取りがメチャクチャ。
いつも「大至急○○して!」と依頼してくる。
などなど。
取引先さんの社員さんが、
大切な自分の子どもや友人を紹介する訳ありませんよね?
身近な取引先さんから紹介をいただけない仕事をしていたり、
紹介していただけない人間性をまずは変えることが、
業績を立て直す上での最優先事項なのです。
ただ、これって体質を変えることになるので、
本気でトップが変わることを決断し、
強い意志と率先した行動でしか変わらないのです。
どんな商品を扱おうが、
どんな最新のノウハウを学ぼうが、
身近な人から信頼され、
エリア内で良い評判が流れていなければ、
成果にはつながらないのです。
身近にいる方から信頼される仕事の仕方を意識し、
信頼される行動・態度を徹底していきたいものです。