鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第320回】 プロフェッショナル

2011年11月16日 | 住宅コンサルタントとして
先日、NHKの番組「プロフェッショナル」で、
サッカー日本代表の本田圭佑選手が取り上げられていました。

本田選手と言えば、ビッグマウスでも知られていますし、
更にはフィジカルの強さ、無回転のフリーキックと、特長のあることで知られています。

番組では、その本田選手に3か月間密着して、素の本田圭佑選手に迫っていました。

まず、非常に特長的だったのは、CSKAモスクワのクラブチームの練習に挑むシーンでした。

練習開始前から、異様な緊張感を一人放って、試合本番前のような空気を一人出していました。
チームメートは、練習前、つるんで談笑などしている中で、です。

更に練習が始まると、まずランニングをするのですが、
一人先頭を走り、3周目にはチームメートを周回遅れにするくらい、
一人違う世界観で練習に挑んでいるのです。

そのことを質問されると、本田選手は

「ここ(CSKAモスクワ)に慣れてはいけない。
こいつら(CSKAモスクワのチームメート)と同じことをやっていてはいけない」

というニュアンスの発言をしたのです。

自分はもっとレベルが高いところでサッカーをし、世界一のプレーヤーになることを目指しているから、
世界的に見てレベルが劣るロシアリーグで満足している場合ではない、ということなのです。

海外で、ただでさえ孤独なのに、目標を達成するために自分の軸がブレない。
目標から逆算して、今やるべきことをやっているわけです。

もう、カッコよすぎです。

更に本田選手は、ジュニア時代は実はとても大きな挫折を経験していることも知りました。

もともとガンバ大阪のジュニアユースでサッカーをしていたのですが、
ガンバ大阪のユースチームには行けないという通告を中学生時代に通告されていたそうです。
その理由は、サッカーそのものの技術もありますが、
「足が遅かった」ということが決定的要因だったそうです。

そこで、「今までの自分を誰も知らない環境に身を置きたい」ということで、
石川県の星稜高校に進学します。

一人石川県でサッカーに打ち込む本田選手。
しかしながら、足が遅いという、サッカー選手にとって致命的なポイントを克服できずにいました。

そこで、星稜高校時代、陸上部の同級生に、「走りを教えて欲しい」と頼み込んだそうです。

当時、本田選手に走ることを教えた陸上部の同級生が出ていましたが、

「とにかくメチャクチャ素直に、走ることに取り組んでいた」

とコメントしていました。

そして走るトレーニングをサッカーの練習以外に取り組み続け、徐々に走力がついてきた結果、
高校サッカーで活躍し、グランパス名古屋で活躍し、
オランダリーグのチームからオファーがあり、そこでも活躍という結果を出してきたのです。

本当に、本田選手の強さ、すごさを感じました。

仕事に一所懸命取組み、それなりの結果が出ると、人間いつしか今の環境に満足してしまいます。
そして今の環境にどっぷりと浸かってしまい、いつの間にか成長が止まってしまうのと同時に、
以前に立てた自分の目標を忘れてしまったりするのです。

ゆるい同期とつるんで、とんがった部分が無くなってしまったりするのです。

自分の目標達成のために、目標を常に忘れることなく、
日々やるべきことに黙々と取り組む本田選手は、真のプロフェッショナルだと思いました、

皆さんは、プロフェッショナルですか?
それとも、今の環境になじんでしまうアマチュアですか?
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