鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1178回】 バランスの良い情報収集をして気持ちの鮮度を保つ

2014年03月23日 | 住宅コンサルタントとして
飲食店やスーパーも、住宅業界と同じで地元密着型の商売です。

飲食も食料品も確かに購買頻度が高いですが、単価は低いし在庫リスクもあります。
更に購買頻度が高いということは、お客様に何度も足を運んでいただく中で
品揃えやサービスに飽きられてしまう可能性が高いとも言えます。
また、競合他社の多さも住宅業界とは比較にならないくらい多いです。

という訳で、個人的な意見ですが、スーパーや飲食店の経営の方が難しいと思っています。
ですから、地域密着型のスーパーや飲食店で地元のお客様に支持され続けているお店には、
住宅会社として学ばなければならないヒントがたくさんあると思うのです。

スーパーで成功しているお店を研究してみると、

・スタッフの接客力をアップし続ける
・売り場を常に改善し、お客様がワクワクしてしまう売り場をつくり続ける
・生鮮食品やカップ麺、お菓子などで他社を圧倒できるよう、商品力を磨き続ける

という当たり前のことを見描き続けることが成功のカギのような気がします。

これを住宅業界に置き換えると

・スタッフの接客力、人間力を磨き続ける
・モデルハウスや見学会場を改善し続け、ワクワク感を感じられる売り場をつくり続ける
・断熱、換気システム、工法、壁材、キッチンなどで、他社を圧倒できるよう、商材を磨き続ける

というようになるのかな、と・・・。

要するに、自社を磨き続けることをやめてはいけないのです。

個人的に思うのですが、スポーツも商売も同じで
ゼロからスタートしてそれなりのレベルになるまでは、好奇心が湧き続けます。

毎回、上達を感じられるので、やっていて楽しいのです。

ところがある一定のレベルになると、うまくなっているという手ごたえが少しずつなくなってきて、
段々と面白さが減少し、モチベーションが下がっていったりします。

ある一定のレベルに達するまでは、
いろいろと勉強したり、あちこちに視察にいったりしていたのに、
成長が鈍化するとモチベーションが低下してしまい、勉強量や視察量が減少してしまう。

結果、業績が頭打ちになったりする可能性が高くなります。

ある一定のレベルになり、成長が鈍化した際でも、
成長著しかった時と同じような新鮮な気持ちで学び続ける必要性をとても感じています。

同業種、異業種、いろんなところにヒントは転がっています。

バランス良く、いろんなところから学び続け、新鮮な気持ちを維持していきましょう!
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