鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1179回】 大きく業績が伸びるケースと伸びないケースの差

2014年03月24日 | 住宅コンサルタントとして
このお仕事を通じ、いろんな企業様のお手伝いをさせていただく中で感じることは多々あります。

特に私が感じるのは、業績が大きく伸びる会社には、共通するポイントがあるということです。

そのポイントとは、これまでの自分達の成功パターンに酔うことなく、
「こういう方向で自社の舵を切っていただきたいのです」とこちらがお伝えすると、
素直にまず、それに取り組んでいただけるのです。

ご縁を頂戴するまでも、素晴らしい会社だったのにも関わらず、
まずは新しい取り組みに柔軟に対応していかれるのです。

もちろん、こちらとしてもその企業様のこれまでの強みを活かすこと。
それから商売の王道を外さず、その新しい取り組みを続ければ、
自社を応援して下さるお客様が増えていくこと。
こうした方向でしか、ご提案をしないのですが、
それでも商品やマーケティング、セールスの方向性を変えるという決断を下すことは、
簡単ではありません。

それを即決することが出来るのです。

そのトップの決断力には、いつも頭が下がります。

過去の成功体験にはしがみ付かない訳ですね。

一方、成果がなかなか出にくい会社に共通するポイントもあります。

それは、周囲からの提案を自分の価値観、フィルターを通してしか受け入れられない、ということです。

「自分としては、こう思う」という考えがあるのはとても大切なことですが、
自分の価値観の枠を少しでも外れていれば、もうその提案を受け入れられない訳です。

結果、時代の変化、お客様の変化、ライバルの変化に適応出来なかったりします。

目指している目標になかなか到達しないということは、
これまでのやり方が合ってはいない可能性が高いということです。

ということは、自分の考え方を変えなくてはならないのですが、
その部分を真剣に考え、受け入れられないのですね。

結果が出ていないということや、目指しているゴールになかなか近づけないということは
自分達が変わらなくてはならないというサインなのです。

結果を冷静に分析して、自分の考え方や価値観を柔軟にしておきたいですね。
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