住宅には注文住宅と規格住宅があります。
間取りも自由、
外壁や屋根、断熱材や換気システム、
床材や住設など、全て自由に決められるのが注文住宅。
一方、間取りは規格プランから変更できない、
もしくは変更できたとしても、ちょっとだけ。
外壁や断熱材、住設なども標準仕様の中から選ぶ、
というのが規格住宅。
まあ間取りだけ規格で、仕様は自由に選べるパターンや、
その逆で間取りは自由なのに仕様に制限がかかっている、
規格型注文住宅、というものもありますが・・・。
規格住宅を導入したがる住宅会社は結構多く、
その導入理由を質問すると、
「契約後の仕様決めが楽そうだから・・・」
「とにかく効率が注文に比べ、圧倒的に良さそうだから・・・」
というように、自分都合でおっしゃる会社が多いのです。
でもこういう思考の会社が規格住宅に取り組んだとしても、
ほぼ確実にうまくいかないのですね。
その理由は何か?
それは自分たちのことしか考えていないから。
お客様の思いを形にするとか、
お客様に寄り添って家づくりというマラソンを
並走するやさしさや覚悟がないからだと
個人的に思っています。
お客様は、その会社や担当者の姿勢をしっかりと見ています。
自分たちの気持ちを汲んでくれているか?
自分たちに寄り添ってくれているか?
それとも住宅会社の都合を押し付けてきているか?
住宅会社が楽することばかり考えているか?
自分たちに寄り添ってくれて、
出来る限り要望を叶えようと一所懸命な姿勢に
お客様は心を動かされ、契約をしたいと思うのです。
弊社のクライアント様の中で、
規格住宅を販売するのが最も上手な、
今期も絶好調のクライアント様に教えていただきました。
自分たちの都合ばかり考える会社、担当者は、
お客様に全く支持されない、ということを
肝に銘じたいですね。