GWにオーストラリアに行き、
メルボルンとシドニーの街で過ごしていましたが、
特にメルボルンの街を家内と歩いているだけで、
とても楽しかったです。
素敵な街並みを歩いていると、
自分の歩くスピードに合わせて
変わっていく景色を全身で感じるだけで、何か気分が高揚するのです。
また内装や照明、メニューブックや器が洗練されたレストランで
何を食べようかと考えながら、身振り手振りでオーダーし、
出していただいた料理を食べているだけで、とても楽しい。
更にデザイン性が高いホテルで過ごす時間は、
心身共にリラックスできますし、睡眠の質も非常に高くなる。
欧米の住空間と日本の住空間で圧倒的に異なるのは、
照明の使い方だなぁと個人的に思っています。
とにかく天井に明るい照明をつけたがるのが日本。
欧米の場合、天井から床を照らす、という発想は非常に少なく、
間接照明であったり、壁付の照明を一度、天井に当て、
その天井から反射する柔らかい光で一部分を照らしたり、
更にはピンポイントを照らすために照明を設けるなど、
とにかく夜、明るすぎず、とてもムードある空間になるのです。
お洒落で薄暗い中で過ごしていると、
本当に交感神経と副交感神経が入れ替わって、
日頃睡眠が浅い私も、なぜかぐっすり眠れたりするのです。
欧米(今回はオーストラリアでしたが・・・)のホテルは、
デザイン・照明・素材などの面で、いつも勉強になるのです。
素敵な街であったり、洗練された空間で過ごす時間は、
人生をとても豊かなものにしてくれるのです。
そんな素敵な街や洗練された建物が、日本に増えていき、
日々、幸せで豊か暮らしする方が一人でも増えるよう、
日本の住環境のレベルの向上に少しでも貢献できれば、
と改めて思ったGW休暇でした。