鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4512回】 洗練された街と建物がもたらすもの

2023年05月08日 | 住宅コンサルタントとして

GWにオーストラリアに行き、

メルボルンとシドニーの街で過ごしていましたが、

特にメルボルンの街を家内と歩いているだけで、

とても楽しかったです。

 

素敵な街並みを歩いていると、

自分の歩くスピードに合わせて

変わっていく景色を全身で感じるだけで、何か気分が高揚するのです。

 

また内装や照明、メニューブックや器が洗練されたレストランで

何を食べようかと考えながら、身振り手振りでオーダーし、

出していただいた料理を食べているだけで、とても楽しい。

 

更にデザイン性が高いホテルで過ごす時間は、

心身共にリラックスできますし、睡眠の質も非常に高くなる。

 

欧米の住空間と日本の住空間で圧倒的に異なるのは、

照明の使い方だなぁと個人的に思っています。

 

とにかく天井に明るい照明をつけたがるのが日本。

 

欧米の場合、天井から床を照らす、という発想は非常に少なく、

間接照明であったり、壁付の照明を一度、天井に当て、

その天井から反射する柔らかい光で一部分を照らしたり、

更にはピンポイントを照らすために照明を設けるなど、

とにかく夜、明るすぎず、とてもムードある空間になるのです。

 

お洒落で薄暗い中で過ごしていると、

本当に交感神経と副交感神経が入れ替わって、

日頃睡眠が浅い私も、なぜかぐっすり眠れたりするのです。

 

欧米(今回はオーストラリアでしたが・・・)のホテルは、

デザイン・照明・素材などの面で、いつも勉強になるのです。

 

 

素敵な街であったり、洗練された空間で過ごす時間は、

人生をとても豊かなものにしてくれるのです。

 

そんな素敵な街や洗練された建物が、日本に増えていき、

日々、幸せで豊か暮らしする方が一人でも増えるよう、

日本の住環境のレベルの向上に少しでも貢献できれば、

と改めて思ったGW休暇でした。

コメント
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