鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4530回】 規格住宅を売るプロフェッショナルチームの考え方とは・・・

2023年05月26日 | 住宅コンサルタントとして

住宅には注文住宅と規格住宅があります。

 

間取りも自由、

外壁や屋根、断熱材や換気システム、

床材や住設など、全て自由に決められるのが注文住宅。

 

一方、間取りは規格プランから変更できない、

もしくは変更できたとしても、ちょっとだけ。

 

外壁や断熱材、住設なども標準仕様の中から選ぶ、

というのが規格住宅。

 

まあ間取りだけ規格で、仕様は自由に選べるパターンや、

その逆で間取りは自由なのに仕様に制限がかかっている、

規格型注文住宅、というものもありますが・・・。

 

規格住宅を導入したがる住宅会社は結構多く、

その導入理由を質問すると、

 

「契約後の仕様決めが楽そうだから・・・」

「とにかく効率が注文に比べ、圧倒的に良さそうだから・・・」

 

というように、自分都合でおっしゃる会社が多いのです。

 

でもこういう思考の会社が規格住宅に取り組んだとしても、

ほぼ確実にうまくいかないのですね。

 

その理由は何か?

 

それは自分たちのことしか考えていないから。

 

お客様の思いを形にするとか、

お客様に寄り添って家づくりというマラソンを

並走するやさしさや覚悟がないからだと

個人的に思っています。

 

お客様は、その会社や担当者の姿勢をしっかりと見ています。

 

自分たちの気持ちを汲んでくれているか?

自分たちに寄り添ってくれているか?

 

それとも住宅会社の都合を押し付けてきているか?

住宅会社が楽することばかり考えているか?

 

自分たちに寄り添ってくれて、

出来る限り要望を叶えようと一所懸命な姿勢に

お客様は心を動かされ、契約をしたいと思うのです。

 

弊社のクライアント様の中で、

規格住宅を販売するのが最も上手な、

今期も絶好調のクライアント様に教えていただきました。

 

自分たちの都合ばかり考える会社、担当者は、

お客様に全く支持されない、ということを

肝に銘じたいですね。


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