弊社のクライアント様の中で、
注文住宅において、年間200棟以上の規模の会社で、
モデル企業として各クライアント様にお伝えしている、
あのクライアント様ですが、
4月の契約棟数はあまり芳しくありませんでした。
コロナ禍の中でも、
ウッドショックに端を発した建築資材価格高騰の中でも
これまで順調過ぎるくらい順調に推移してきた会社です。
結果がイマイチ、というのは、
私の記憶の中では6~7年ぶりなので、
会社全体の空気感、特に現場の空気感が
気になっておりました。
で、実際にお伺いして主要メンバーとお打合せしたところ、
特に現場に危機感がバリバリあり、ホッとしました。
経営陣よりも、現場の店長や主任クラスに
猛烈に危機感があるのです。
こういう会社は、実は非常に強いのです。
一方、業績不振となった時に、
トップは危機感を持っているのに、
現場の店長や主任が、
「この景気の悪さで、お客様の来場ないのに、
受注を上げるなんて無理だよね・・・」
みたいな感覚を持っている会社は、まずいのです。
現場に危機感がある、ということは、
現場の店長・リーダークラスが
会社の業績を自分事としてとらえているのです。
更に自社の力からすれば、
まだまだ受注を上げることが可能である、と
自社に自信と誇りと愛着を持っているのですね。
ところが、現場に危機感が無い会社は、
リーダークラスが会社の業績を他人事だととらえているのです。
そして自分の会社に自信と誇りと愛着も無いのです。
どれだけ商品力が高くとも、
どれだけ広告にお金をかけようとも、
現場のスタッフが会社の業績を
自分事だととらえてくれている会社は、
足腰が強く、困難を乗り越えていけるのですね。
皆さんの会社は、
会社の業績を自分事だととらえることができているでしょうか?