鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4517回】 上がヤイヤイ言わなくとも、現場に危機感がある会社

2023年05月13日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様の中で、

注文住宅において、年間200棟以上の規模の会社で、

モデル企業として各クライアント様にお伝えしている、

あのクライアント様ですが、

4月の契約棟数はあまり芳しくありませんでした。

 

コロナ禍の中でも、

ウッドショックに端を発した建築資材価格高騰の中でも

これまで順調過ぎるくらい順調に推移してきた会社です。

 

結果がイマイチ、というのは、

私の記憶の中では6~7年ぶりなので、

会社全体の空気感、特に現場の空気感が

気になっておりました。

 

で、実際にお伺いして主要メンバーとお打合せしたところ、

特に現場に危機感がバリバリあり、ホッとしました。

 

経営陣よりも、現場の店長や主任クラスに

猛烈に危機感があるのです。

 

こういう会社は、実は非常に強いのです。

 

一方、業績不振となった時に、

トップは危機感を持っているのに、

現場の店長や主任が、

 

「この景気の悪さで、お客様の来場ないのに、

受注を上げるなんて無理だよね・・・」

 

みたいな感覚を持っている会社は、まずいのです。

 

現場に危機感がある、ということは、

現場の店長・リーダークラスが

会社の業績を自分事としてとらえているのです。

 

更に自社の力からすれば、

まだまだ受注を上げることが可能である、と

自社に自信と誇りと愛着を持っているのですね。

 

ところが、現場に危機感が無い会社は、

リーダークラスが会社の業績を他人事だととらえているのです。

 

そして自分の会社に自信と誇りと愛着も無いのです。

 

どれだけ商品力が高くとも、

どれだけ広告にお金をかけようとも、

現場のスタッフが会社の業績を

自分事だととらえてくれている会社は、

足腰が強く、困難を乗り越えていけるのですね。

 

皆さんの会社は、

会社の業績を自分事だととらえることができているでしょうか?


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