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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2126回】 お客様が求める業態に変わる

2016年10月25日 | 住宅コンサルタントとして
果物を買おうと思った時、スーパーや八百屋さん、果物屋さん、更にはネットなど、
いろんな選択肢が我々にはあります。

しかしながら、お世話になった方に贈答用のものを送ろうと思った時、
普通のスーパーで買った果物を送る方は少ないと思います。

売り場も素敵で高級感がある。
ディスプレイも素敵。
千疋屋さんのようなお店だったり、
こだわりの生産方法でつくっている農家さんの中で信用できそうな方に直接依頼するとか、
そうした先に発注する方が多いのではないでしょうか?

ある商品やサービスを購入しようと考えた際、
お客様はどういうお店で買うかを先にイメージする方が多い。

これはリフォームに関しても同じなのです。

今、リフォームを検討しているお客様は、
例えば給湯器交換などの小さな工事はリフォームショップに依頼する方が結構いますが、
全面改装、大型リフォームに関しては、
リフォームショップに相談しようということが頭に浮かぶ方は、実は激減しているのです。

ですから以前のリフォームショップように、
TOTO製のお風呂が何%オフとか、LIXILのキッチンが工事込で60万とか、
そういう情報発信をしても、単価の小さなお客様しか問い合わせや来場が無いのですね。

今、弊社で推進しているのが、リノベーション専門店への業態転換。

従来のリフォームショップの見せ方をやめて、
リノベ屋さんとしての情報発信をスタートしていただいております。

すると明らかにお客様の質が変わるのです。
大型リフォーム、リノベーションを検討している方の問い合わせがしっかりと入るようになるのです。

ここに商売における基本の大切さを感じます。

商売の基本は、お客様の変化に適応していくこと。

お客様が求める業態が変われば、自社の変わらなくてはならない。

この変化に適応できない企業・お店が淘汰されるのは必然なのです。

みなさんの会社は、お客様が求める業態になり切れていますか?
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