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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2109回】 お客様がどう感じるかが全て

2016年10月08日 | 住宅コンサルタントとして
映画、「君の名は。」が大ヒットしていますね。

実際、我が家の子ども、長男・次男共に見に行っています。

その「君の名は。」を漫画家の江川達也氏が

、「プロから見ると全然面白くない」
「作家性が薄くて、売れる要素ばっかりブチこんでいる、ちょっと軽い作品」

と発言し、結構炎上してしまっているようです。

私、「君の名は。」は見ていませんので、私自身の感想は無いのですが、
今回の件から、とても学ぶべき点は多いなぁ、と思いました。

業界のベテラン、重鎮と言われる人がどう評価するのか、ということよりも、
ビジネスの世界では、お客様がどう評価されるかが全て、ということです。


例えば、お客様が殺到する住宅会社があるとします。

でもその住宅会社が経てている家は、プロからすれば、あまり魅力的に見えない。

そういう現象が自分たちが商売しているエリアで起こっていた時、

「あの会社の家なんて大したことない。
あんな会社に家づくりを託すお客様が多いのが信じられない」

と考えてしまっては、自分たちの成長にはつながらないのです。

お客様が殺到する、ということは、それだけお客様の支持を集めるだけのものがあるはずで、
もし自分たちの会社にお客様が来場してくれたり問い合わせしてくれない状態であったなら、
自分が良いと思っていることとお客様が価値を感じることにズレがあるということです。

イタリアンレストランのサイゼリアの創業者である正垣泰彦氏の著書は、

「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」

というタイトルです。

ビジネスにおいて、自分たちがやりたいことだけを優先してもうまくいきません。
お客様が価値を感じられることの中で、自分たちがやりたいことを見出すべきなのです。
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