鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1255回】 お客様がたくさん来て下さる状況をつくるために・・・

2014年06月08日 | 住宅コンサルタントとして
今月のコンサルティングのテーマとして、「お客様に困らない状況をつくるために・・・」というテーマで
お伝えさせていただくつもりだったのですが、各クライアント様で日々、いろんなことがあって、
なかなかお伝えする機会がない、ということに気づいた鬼山です。

ですので、ちょっとここにその答えをまとめますね。

そもそも、私がこの世界に飛び込んだ9年前、住宅会社やリフォーム会社での最大の困りごとは、
すでに「集客」、つまり見込のお客様に来ていただくことでした。

この状況は、今でも全く変わっていないと思います。

大半の住宅会社では、新規のお客様との出会いに困っています。
でも、一部の住宅会社ではお客様との出会いに全く困っていません。

その差は何なのか?

これは飲食店でも全く同じことが言えます。

フリーペーパーや店頭販促で「これでもか!」というくらい、宣伝しているのに、
店内がガラガラのお店ってありますよね?

その逆で、お店の看板は地味、もしくは全くない。
宣伝も一切していない。
でも、予約が全然取れないお店もありますよね?

この、全く宣伝もしていないのに、予約が取れないお店の特長は何なのか?

皆さんは分かりますか?

私が思うに、そういう行列が絶えないお店には2つの特長があるのです。
そのポイントをクライアント様で、それから自分自身で実践していければ、と思い、行動しています。

ポイントの1つめは、「期待値以上の商品やサービスを提供する」ということです。

飲食店であれば、「想像以上に美味しかった!」。
住宅会社では、「思っていた以上に素敵で見どころがたくさんあった!勉強になった!」。
コンサルタントであれば、「(セミナーに)参加して良かった!」「コンサルティングの依頼をして良かった!」。

ただ注意しなければならないのは、お客様の期待値は常に上がっていくということです。
だから、期待値以上という、ちょっとしたサプライズが続かないと、お客様に飽きられてしまうのです。

行列が絶えない飲食店は、常に新しいメニューを開発して、
常連客の「ワオ!」をつくり出しています。

住宅会社も、見学会場やモデルハウスのしつらえを常に磨き、新しい工夫を生み出し、
毎回お客様に「期待値以上」という感想を持っていただけていれば、お客様に困ることはありません。

後、もう1点は、

「お客様同士がとても良い空気感を出していて、その場にいるだけでホッとする」

という雰囲気をつくっていくことです。

繁盛しているお店は、お客様とお店側でとても良い空気をつくっています。

そのあたたかい空気、どこかホッとする空気をお店側がつくることが出来るかが、
常にお客様で溢れるか否かの分かれ目になると感じています。

住宅会社も同じで、お客様と自分達で何とも言えないあたたかい空気をつくることが出来ているか?

ここ、ポイントです。

商売の本質でもあるこの2点を徹底していくことで、お客様に困らない状況をつくれるのです。

皆さんの会社では、期待値以上の「ワオ!」をお客様に提供出来ていますか?
お客様とあたたかい空気感をつくることが出来ていますか?
コメント
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