goo blog サービス終了のお知らせ 

鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第463回】 何で差をつけるか?

2012年04月07日 | 住宅コンサルタントとして
薄っぺらい経営者ほど、成功している同業他社が
「何をやっているか?」ということばかりが気になります。

住宅会社で言えば、

どうやって集客しているのか?
どんな営業のやり方をしているのか?
どうやって原価を下げているのか?
どうやって効率的な打合せをやっているのか?
どんな社員教育をやっているのか?

というようなことを気にしているのです。

また、建築資材の販売会社で言えば。

どうやって売上を上げているのか?
どうやって新規開拓をしているのか?
どうやって仕入れを安くしているのか?
どうやって人を採用しているのか?

などを気にしていたりします。

他社が何をやっているか、ということを気にすることは別に悪いことではありませんが、
薄っぺらい経営者は、「どんなやり方」という視点しか持っていないのです。

しかしながら、今の成熟した時代、他の誰もやっていないような魔法のようなやり方は、
星の数ほど出てくるわけではありません。

そして、やり方だけで言えば、誰にでも簡単に真似されるのです。

今、大切なことは、「何をやるのか?」ということではありません。

「どれくらい徹底してやり切るか?」ということです。

他社が真似できないくらい、徹底して1つのことをやり切ることです。

たくさんのお客様から支持されている住宅会社のクライアントは、
4年前、5年前に提案させていただいた、商売の基本的なことを
今でも徹底して継続されています。

日本一の住宅会社のクライアントは、あり得ないくらいの仕事量を涼しい顔でやり切っています。

社員教育№1だと私が思うクライアントは、今でも繰り返し自社の考え方、価値観の一致のために
繰り返し研修をおこない、共育の思想が社内で徹底されているのです。

どれもこれも、他の会社が真似出来ることばかりです。

でも、その徹底さ、量と言う点では、大抵の会社は真似出来ません。

「何をやるか?」で差をつけるより、「どれくらい徹底してやるか?」で差をつける方が簡単です。

皆さんの会社は、何で差をつけるのですか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする