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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第458回】 素晴らしい店員さんから学ぶ

2012年04月02日 | 住宅コンサルタントとして
最近、「服を買うならこのお店」と決めているお店があります。

それは、レナウンが展開している「インターメッツォ」というお店です。

ジャケット、パンツ、シャツの大半は、今、このお店で買っています。

その理由は、とても素敵な店員さんがいるからです。

私が住んでいるのは滋賀県大津市。
ということは、移動の際に最も利用するのが京都駅になります。

京都駅に直結しているのが、京都伊勢丹なのです。

しかしながら、京都伊勢丹は、出来た当初から好きではありませんでした。

というのが、紳士服売り場のスタッフの女性たちの私語がとにかくすごく、
お客様が居ようが関係なくしゃべっていたのです。

まあ、品が無いのですね。

こんな空気の読めないスタッフに接客してもらうことが生理的に無理なので、
京都伊勢丹で商品を買うことはずっとありませんでした。

しかしながら、数年前、時間つぶしで入ったところ、
売り場のスタッフの質が良くなっていたので、購入先店舗として浮上したのです。

で、何店舗かを見ている中で、マネキンのディスプレイが素敵だったことと、
試着した際、自分のブサイクな体形にフィットする感じがあったので、
気に入りました。

そして何回か通って、購入する頻度があがっていくうちに、
一人の若い男性のスタッフの姿勢に、心を打たれることがありました。

昨年買ったジャケットの袖のボタンが、なぜかクローゼットの折れ目の部分に挟まって
割れてしまう事件がありました。
それで、そのボタンを発注しようとお店を訪れたのですが、
ボタンの種類も何種類もあるので、その情報だけでは発注できないとのこと。

「一度、ジャケットごと、お店にお持ちいただければ・・・」

とのことだったのですが、そもそも伊勢丹が空いている時間に京都駅に行くことなど、
私にとってはほぼ無理なので、「また(ボタンを買うまで)時間がかかるなぁ」と思っていたのです。

すると、いきなり私の携帯に電話がかかってきたのです。

「お店に持って来ていただかなくても、ジャケットのこの部分にある№を言っていただければ、
ボタンが特定できることが分かりました。
その番号を教えて下さい。
そうすれば、ボタンを間違いなく手配出来ます」

とのことでした。

私はお店に行った際、電話番号を聞かれなかったので、当然言っていなかったのですが、
過去の莫大な伝票から、私の番号を探し出し、お電話下さったのです。
正直、感動しました。

更にボタンを家内が取りに行ってくれた時に、

「金額は結構ですよ」

と言われたとのことでした。

それ以来、インターメッツォというよりは、その店員さんにメロメロなのです。

昨日、再びお店に行ったのですが、その店員さんが居なかったので、
いつから出社されるかを訊き、その店員さんが居る時間に再びお店を訪れて、
またお買い物をさせていただきました。

自分のために、一所懸命やってくれた。
そういう仕事のやり方が、お客様に伝わるのです。

こういう姿勢を継続することこそが、応援して下さるお客様をつくっていくことにつながるのです。
まさに、商売の王道なのです。

自分自身もそうありたい、と心から思います。
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