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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第49回】 真剣な取り組み

2011年02月18日 | 住宅コンサルタントとして
今年に入って、お付き合いが始まったクライアントが、ありがたいことに何社かあります。

その中の1社に昨日、お伺いしていました。

住宅に本格的に取り組んでいただくことが初めての会社さんで、
接客、営業などについて、そもそもヘンテコリンな業界の悪しき常識に全く染まっていません。

前回、私が「これぞお客様主義の正しい資金計画だ!」という資金計画を
実際に実演させていただいたのですが、その実演を音声データで録っていただいていました。

そして昨日、私がお伺いするまでの間、その音声を聴いて、ロープレをするということを
愚直に取り組んで下さっていたのです。

音声データをCDに落として、車を運転中に聴いていただいたり、
仕事中にパソコンで音声を聴きながら仕事をしていただいたり・・・。

その姿勢に、とても嬉しく思いました。

私がコンサルタントに転職したばかりの頃、
通勤時間の間、上司や先輩のいろんな講演を聴きながら電車に乗っていました。

何度も何度も繰り返し聴きました。

今でも覚えていますが、はじめて自分が講演をした際、最初の5分間は
その先輩のつかみのトークのパターンをそのまま使ったりしました。

人は基本が出来るまでの段階では、
とにかく上手く出来る先輩の手法をそのまま真似ることが一番の近道です。

素直に先人の手法を真似るのです。

そしてその先輩の真似が完璧に出来るようになれば、
自分なりのアレンジを加えたくなるようになります。

その時に初めて自分流を入れればいいと思います。

これが、基本も出来ていないし、更には結果も出ていないのに
先人の正しい手法を素直に真似せず、自分のやり方をやる人がいます。

「参考にさせていただきます」という程度で、素直に全面的に受け入れることをしないのです。

こういう人は、私の知っている限り、まず大成しません。
中途半端なレベルで終わってしまいます。

昨日、お伺いしていたクライアントは、そういう意味で本当に素直な会社さんです。

この真剣な取り組みが、必ず結果につながっていくのです。
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