光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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「TEZMO SYNDOROME」とGMの板キットの思い出

2022-07-03 05:41:42 | 車輌・電車
 毎月更新のWebコミック「TEZMO SYNDOROME」関連の話をば。

 本作は5月にも更新されていたのですが、その時期トレインフェスタ関連記事を優先したため感想を上げられなかったので、遅ればせながら6月も10日になろうというタイミングの今回上げさせていただきます。

 5月の題材はGMの塗装済み板キット「東急8000系更新車」
 箱なしの中古でこれを手に入れた主人公の風奈が「まだランナーにパーツがついている状態のキットを愛でる描写が全編にわたって展開する」というある意味異色作の話かもしれません(笑)

 解説にありましたがこのキットは元々CROSS POINTのブランドでGM直営店限定のキットだった様ですが、後に通常品としてどこでも買えるようになったと言う経緯のある製品だそうです。
 実は本編を読んだすぐ後、トレインフェスタのついでに静岡駅のポ●ンデッタを覗いた折に、この8000系のキット(もちろん箱入りですが)が店頭に並んでいるのを見て妙な気分になったりしたばかりです(笑)

 それは置いておいて、
 東急8000は持っていませんが、本編の題材である「GMの塗装済みキット」はわたしにとっては趣味の再開以来そこそこ馴染みのある存在です。

 GMの板キットは趣味の中断前に客車に手を染めたことはありますが、当時はまともな工具もない状態なのに加えて「塗装」に関するハードルが高く早々と諦めてしまった経緯があります(当時はスプレー塗料もろくになくエアブラシなど夢のまた夢。事実上筆塗りしか無かったこともあって仕上がりが大惨事だった)

 趣味の再開後、故郷の模型屋さんで見つけたGMのキハ22「うとう号」が塗装済みキットとの出会いでした。当時はキット組みの最大のハードルだった「塗装と塗り分けがクリアされている」と言うだけで盛り上がってしまい帰宅後勇んで製作したのですが、塗装済みゆえに「貼り合わせでボンドがはみ出すと悲惨なことになる」と言う事実をも思い知らされることになりました(大汗)
 とはいえ、動力込みのキットだけに「仕上がって即走らせられる」と言うのは大変嬉しかった物です。

 これをきっかけに、もっぱら中古ですが小田急9000系、キハ23盛岡色、そして新旧塗装で京王6000系2編成など「塗装済み板キット」を折に触れて作る様になりました。
 その積み重ねのせいか「未塗装の板キット」への心理的抵抗が薄められたのも確かでこの時期以降、客車を中心に未塗装板キットを作る様になったのも余得といったところですかw

 本編でも語られている様にこの塗装済みキットはモデラーが改造前提で目を三角にして手がけると言うよりも、ごく気軽な感覚で鉄道模型の工作自体を楽しむような気分で手掛ける方が似合っているとは思います。
 実際、組立図の通りに素組みしていても不思議と充実した感じもありますし。
 ただ、現在はそういうレベルの工作すら幅広く支持されているとは言い難い状況の様な気がします(完成品のリリースのペースが早い事と目ぼしい系式が大概出てしまっている事から、敢えてキットに手を掛けようとするニーズが薄まっていることはあるかもしれません)

 時たま秋葉のGMストアーなどを覗いていて思うのですが、未塗装キットをディテールアップや改造素材としてモデラーが使う用途の方が多い様に感じるのは私の僻目でしょうか?


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