光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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久しぶりにTOMIXの西武レッドアローを走らせる

2024-07-17 05:17:23 | 車両・私鉄/民鉄
 先日うちのレイアウトで年代物の小田急LSEのモデルを走らせた話をしましたが、LSEを走らせているうちについムラムラと「同年代の私鉄特急のNゲージ」を走らせたくなってきました。

 で、調子に乗って引っ張り出したのが同じTOMIXの「西武レッドアロー5000系」(勿論初代モデル)
 1980年代のTOMIXは当時ライバル社があまり力を入れていなかった私鉄の優等列車のモデル化に積極的で近鉄ビスタカーを筆頭に小田急LSE、名鉄パノラマカーなどを矢継ぎ早にモデル化していた物でした(一方で普通の通勤車なんかは専らGMかエンドウにお任せしていた感じもありましたがw)

 西武のレッドアローもその流れのひとつに位置づけられるモデルですが、床下機器の造形表現は今でもビックリする程の細密さなのに、はめ込み窓がやや甘く「金壺眼」的にボディの肉厚が目立つ窓周りなどに過渡期のNゲージモデルの造形センスを感じさせます。
 先頭部の造形は実車の印象を良く捉えていますし

 動力も車体の中にダイカストがみっちり詰まっていて室内灯は入れられません(小田急LSEも同様)がスプリングウォームの動力はなかなかタフでパワフルな走りを見せます。この豪快な走りは1980年代のNゲージモデルの特徴のひとつであり、モデルの個性でもある部分と思います。
 (同時期のエンドウやGMも走りは豪快でしたし、TOMIXほどではないですがKATOの動力もまだまだ繊細な走りには遠いという段階でした)

 今回の運転でもそのパワフルさを堪能しました(当レイアウトの3パーセント勾配区間ではこのパワフルさは武器になりますw)
 その走りを改めて眺めていると走りは粗削りでも編成物をガーっと走らせるという、あの頃のNゲージの魅力が横溢している感じがします。

 (まあ、鉄道模型なら最近のモデルの様な洗練されたスムーズさの走りの方が良いには決まってはいるのですがw)