光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

ノスタルジック鉄道コレクション第3弾から富井電鉄EB213

2022-11-30 05:09:17 | 車両・電気機関車
 今回は久しぶりにノスタルジック鉄道コレクションの第3弾から
 富井電鉄EB213を紹介します。

 今回のラインナップでは凸電が電機、蓄電池機関車と3タイプ出ていますが、それに混じって箱型の電機がこっそり紛れ込んでいます。
 他の機種と異なり色違いの別仕様もなし、一見電動貨車を思わせる地味なデザイン。
 ご丁寧にも一番目立たない灰色のボディは一瞬無塗装車ではないかと思わせるほどの地味さです。

 ですが購入後、時間が経つにつれて少しづつ気になる存在になって行ったのもこのロコでした。

 前面は一見電車と間違えそうな面構えですが、不思議と実直そうな感じですし側面はまたこれで貨車とは一味違う味を感じさせます。
 屋根上が機関車としては少し違和感を感じる電車の様なダブルルーフなのはこの際ご愛嬌と思うことにします(プロトタイプがそうだったのかもしれませんし)

 雰囲気的には凸電やL形DBよりも少しクラシカルな印象で例えば木造の貨車なんかを牽かせるには向いていそうな気がします。
 そんな訳でこのロコには当初は予定になかった動力化&N化を決行。

 パンタを換え、自走できるようになるとこれまた悪くない雰囲気になりました。ウェザリングなんかも似合いそうです。
 さて、これが牽く貨車ですが少々心当りがあるので入線次第このブログで上げたいと思います。

「阿房列車の車輪の音」

2022-11-29 05:06:40 | 書籍

 今回紹介するのは帰省の折に故郷の鉄道ショップ(カラ●ツトレインですね)で入手した一冊。

 ここでは大概の場合模型か、それがなければ鉄道関連の古本を買う事が多いのですが、最近は本を買うにも「故郷の実家やホテルなんかで寝っ転がりながらゆったりと読める本」が選ばれる事が多いです。

 という訳で、今回買ったのは内田百閒の「阿房列車の車輪の音」(六興出版)

 今年に入って内田百閒の阿房列車シリーズを(今になって)買い揃えて読み散らかしていますが(汗)本書は阿房列車シリーズの補足編とでも言いますか、過去のシリーズで取り上げにくかったであろう題材の随筆を纏めた一冊の様です。

 一等車の話、非常汽笛とアクシデントの話、食堂車の話から沿線広告の話や関東大震災直後の列車の乗車の思い出など、同じ鉄道ネタでも扱うジャンルが幅広く、それでいて各記事も短いのでどんどん読み進められます。

 それらの記事のどれにも百鬼園と呼ばれた作者ならではの視点が貫かれ、まるで一緒に列車に乗っているかのような臨場感が感じられる随筆集になっているのが「寝っ転がって読む一冊」としては嬉しいところです。

 わたしの場合、コロナ禍の影響でここ数年帰省、旅行、出張といえば決まって車での移動ばかりで妙なストレスが溜まりがちな気がする最近、こういう本を読んでいると「そろそろ汽車旅をやってみたい」気分になって来ます。

 でも本書を読んだ翌日が「車を駆って12時間の連続ドライブで帰宅」というスケジュールだったりするのですがw

 余談ながら、本書の随筆の多くは文庫版の「立腹帖」に収められているそうなのでもし今から読むならそちらの方が入手は楽だと思います。
 因みに今回の古本はハードカバーの2刷本でした。

 ハードカバー本は旅先(というか帰省中)で読むには文庫本に比べると気分的に「いかにも旅をしながら読んでいる」様な好い雰囲気で読めるのが取り柄ですね。

2年ぶりにリニューアルしたレンタルレイアウトを訪問する

2022-11-27 05:26:56 | 旅行・探訪・イベントなど
 今年に入って(コロナ禍と睨めっくらしながら、ですが)少しづつレンタルレイアウトを探訪する機会が増え始めています。

 先日、かねて行きつけだった甲府モデルさんのレンタルレイアウトが移転後の改装を経て、10月下旬から暫定開業したという話を聞き、先日ようやく再訪の機会を得る事ができました。

 現在のところは一日一組のみの完全予約制。使えるレイアウトもNゲージのみですが、将来的にはHOのレンタルレイアウトも始められるとの事で最近運転の機会が少ないだけにこちらも期待しています。

 さっそく手持ちの編成をいくつか持ち込みましたが、前のレイアウトよりもかなりゆったりとした線路配置なのが目を惹きました。
 このレイアウトの特徴として、旅客線と貨物線、高架線が分離し、それぞれにターミナル駅が設定されている事、勾配を極力排し各線毎の高低差でシーナリィを構成する事で走る列車を選ばない配置になっている点があると思います。

 フレキシブルレールを駆使した大径のカーブの連続を持つ複数のメインラインが行き交い絡み合う姿は圧巻です。
 こればっかりはお座敷運転の規格化されたレールではなかなか実現できない事で、大レイアウトならではの魅力が感じられます。

 前に当ブログで線路と道路のコラボのはなしを書いた事がありますが、このレイアウトでは突堤の上を走るゆったりとしたカーブの線路に沿う形で道路が並進しています。
 まだ建設途上で線路際のシーナリィが未製なのですが、それでもそのパノラマ感には圧倒されます。
 実景ではこういう風景はいくらでも見られると思うのですが、そのスケールを忠実に再現したレイアウトと言うのは案外少ないと思います。
 レンタルレイアウトとはいえ、物理的なスペースの余裕がないと中々再現できるものではありません。


 また、この突堤もそうなのですが背景の山々の裏側には峡谷を想定した山岳線が配され「下から見上げるアングル」にも意を用いている事が見て取れます。

 そのゆったりした配置の線路を身をくねらせながら長編成の列車が行き交う様はただ眺めているだけでも見飽きる事がありません。
 強いて気になると言えばシーナリィの半分がまだ未製状態な事ですが、これは今後に期待でしょう。
 (不思議な事にここ数年わたしが現住地や故郷でお目に掛かるレンタルレイアウトの殆どがシーナリィ発展途上だったりしますw)

 気が付くと予約時間いっぱいまで「ボーっと列車を眺めてアホ面を晒している」わたしが居たりします(大汗)
 今回はお試しに近い感じだったので総花的な編成しか持ち込んでいないのですが、次回はもっと絞り込んだものを持ち込みたくなりました。

レイアウトの移設・改修作戦その4・街並みを進化させるw

2022-11-26 05:21:39 | レイアウト・竹取坂
 先日来作業のピッチが急に上がっている自宅レイアウトの移設作業。

 今はまだ本線が開通していない段階ですが、先にエンドレスの内側からシーナリィを差し替えてゆく作業を行なっています。

 それまでの電気街や商店街のモジュールから「地方都市の観光地区」を想定した「擬似ヨーロッパ風の風景」に切り替え中。
 前にこの風景だったのは10年近く前でした(確か東日本大震災の直後くらいのタイミングでビル街に切り替えたと記憶しています)

 その当時はヨーロッパ風の風景と言っても使えるのは実際の欧州製のストラクチャーキットから選ぶしかなく、それにレトロ風味を加味してジオコレの建物を混ぜ込むといったやり方しか使えませんでした。
 なので全体として中途半端な印象が拭えず不満に感じていたところです。

 ですが、その当時から現在に至る間にこの手のストラクチャーが意外な形で充実する事になります。ひとつにはジオコレでこの種の風景に使えそうなストラクチャーが徐々に出てきた事。
 そしてもうひとつが「さんけい」や「PLUM」などからペーパーストラクチャーキットが次々にリリースされた事です。中でも大きかったのは「みにちゅあーとのジブリシリーズ」や「アニテクチャーのご注文はうさぎですか?」でアニメに登場する建物類。
 これらは純粋な欧州型というよりもアニメの舞台用に日本人の好みを加味された架空のデザインにする事で日本風のレイアウトへの持ち込みをやりやすくしたと思います。

 なので今回はそれらの手持ちストラクチャーに順次差し替えして街並みの印象を変えようと思いました。

 駅前を中心に一部を差し替えましたが、予想以上にいい雰囲気が出ているのは嬉しかったと同時に「10年近く積みキットを寝かしてきた甲斐があった」とも思いました。

 尤もこれらのキットの製作のきっかけとなったのはここ3年くらいのコロナ禍に伴う自宅蟄居なのですから、何が幸いするかわかりません。

帰省の駅弁から「金格ハンバーグと牛あぶり焼き弁当」

2022-11-24 05:19:53 | グルメ
 先日の帰省で食した故郷の駅弁から。

「いわて幕の内」と同じ処から出ている「金格ハンバーグと牛あぶり焼き弁当」です。

 ハンバーグ系の駅弁は(焼肉ほどではないながら)あちこちから出ていますが、大概の場合は洋風の付け合わせとパッケージである事が多いものです(上の写真は参考例)

 ですが、今回のハンバーグ弁当をパッと見た時に感じたのは独特のローカル臭(というか和食臭さ)でした。

 その印象を強めるのが付け合わせの菜葉と茸、昆布。
 ハンバーグ弁当に紅生姜という取り合わせも異色ではないでしょうか。
 (まあ、そっちは「あぶり焼き用」でしょうか)

 実食してみると焼肉やハンバーグ自体は普通の味と感じたのですが、上記の独特の付け合わせの味が混ざり合うと、なんとなく郷土料理のような味わいを感じます。
 一種独特の懐かしさを伴う風味と言いますか、田舎ではこういうハンバーグを出している所もあるかも知れないという感じと言いますかw

 そういえばパッケージもハンバーグと言うボリューム感を連想させるメニューにしては妙に淡泊な感じでしたし。

 いずれにせよ故郷の駅弁としては(わたし的に)悪くないと思いました。

 でも、今にして思えば故郷に帰省して駅のコンコースに入ってまでして買った弁当を、クルマで持ち帰るという行為もどうかと(大汗)

帰省の戦利品から KATOのキハ110

2022-11-23 05:18:34 | 車両・気動車
 故郷の中古ショップの出物で入手した1両から。

 前回、KATOのキハ25の話をしましたが、かつてのわたしの故郷でローカル線の気動車といえばキハ20系(但し専らキハ52とキハユニ26ばかりでしたが)を指していましたが、今、その立ち位置にいるのはキハ110と言えます。

 キハ110はキハ20系ほどの外見上のバラエティは少ないですし、何か愛想のないカクカクしたデザインは最初のうちは馴染めなかったものです。
ですが見慣れるというのは怖いもので、いつの間にかキハ110が故郷のローカル線の風景の一部になっている様に感じてきたのですから不思議なものですw

 そのキハ110ですが、手持ちの編成がこのファミリーの中で割合変態度の高い「東北エモーション号」の仕様しかなかったので「普通のキハ110」がそろそろ欲しくなっていたところでした。

 こんな折に故郷のショップで山田線でも走っていた100番台の出物を見つけたのは有難いと思います。

 モデルの造形はいつものKATOの例に違わずかっちりしたもので、この形式には似合っていると思います。

東横インに泊まって東横インを買って来るはなし(笑)

2022-11-22 05:16:14 | ストラクチャー
 帰省の時のネタ話から一席。

 今回の帰省もコロナ対策その他の事情もあって、夜はホテルをとる形式で対応しました。例によって会員カードを持っている東横インが定宿になる訳ですが、チェーン店だけに福生だろうが白河だろうが大月だろうが「どこに泊まっても部屋の構造がほぼ同じ」という金太郎飴的なところがこの手のホテルの特徴です。

 その一方で必要な備品は過不足なく揃っていますし、ホテル内に売店や食堂がなくても大概近場にコンビニや飲食店が揃っているので、泊まる事に徹するならかなり良い条件なのも確かです。
 
 また、東横インやルートインなどのホテルは今では大概の街で見ることができ、殊に東横インは「ちょっとした都市なら駅前に必ず2軒建っている」のも珍しい風景ではなくなりました。
 (それと田舎の場合だと「街で一番高いビルが東横インだった」なんてのもざらです)

 で、ちょっと外出ついでに立ち寄った某中古ショップにGMの東横インが並んでいるのを見た時、偶然にしても出来過ぎているような気がしました。
 というのもロゴが「イン」となっている仕様のこの模型(現行モデルは「INN」のロゴ)はここ数年再発売されないばかりか、中古屋でもなかなか見ない様な代物だったからです。

 それが箱なしとはいえ、現行モデルの半値くらいで並んでいると手が出てしまいます。これで光山市も「駅前に東横インが2軒ある様な都会」になりますから(爆笑)

 全体のフォルムはどこにでもある東横インの最大公約数的な外見を模型としてなんとか収まる様に纏めてあります。
 (実物通りに作ると12階とか15階くらいの高さが普通ですし、形状もそれなりに変則的になります)
 ただ、細部については適度に割り切った所が多いのもこのモデルの特徴です。
 (非常階段や壁の意匠の一部を印刷で済ませているところとか)

 まあ、模型の出来は置いておいて「東横インの泊まり客が出先の店で東横インの模型を買って帰り、東横インの部屋の中で眺めている」というのは結構シュールな絵面ではあります(笑)

 聞くところではこのモデルのリリースされた当時「東横インに泊まるとこのモデルがお土産に付いて来る」企画を打っていたところもあった様でまったく商魂逞しいというか(笑)


 帰宅してから気づきましたが「東横イン」と「東横INN」は一見看板の違いだけかと思っていましたが並べて見ると塗分けやディテーリングの差異が意外にあります。
 そのせいか定価も「イン」の方が「INN」よりやや高めになっている様です。

秋にはホキがよく似合うから自宅運転会第2弾(笑)

2022-11-20 05:23:20 | 旅行・探訪・イベントなど
 自宅運転会ネタから・その2です。

 最近自宅の運転で走らせなくなっているのが貨物列車。それもボギー車の連なりを見るのにご無沙汰しています。
 そして季節は秋。

 農産物の収穫期と重なるせいでしょうか「肌色のホキ」には何故か秋を感じることがあります。
 故郷でこの季節の夕暮れ時のホキの連なりは日差しの色と車体色が溶け込み合い、他の季節と異なる趣を感じたものでした。

 今回移設したレイアウトは窓から離れたせいで一部の線路に日差しが当たる様になっています(夏場は地獄だな)
 なので久しぶりに手持ちのホキを総動員して走らせました。

 農協マークが目立つ今は亡き河合商会のホキ8300は何と岩手の二枚橋駅(現・花巻空港駅)に所属していたもので懐かしさは満点。
 これを実車通りにED75に牽かせると一種センチメンタルな気分に・・・と言いたいですがまるっきり違う背景がそれを承知してくれない気がw
 気分を変えるつもりでワールドのEF52も使ってみましたがデッキ電機に肌色ホキは少々ミスマッチでした(実車に無かったという意味ではありません)

 後ろ半分はTOMIXとKATOのホキ2200をありったけ、なのは良いのですが同一形式な筈なのに色も造形も意外に差異が感じられます。
 TOMIXの方は河合よりも色が淡いですしKATOのは逆に彩度が強い感じがして編成の統一感では損をしている印象。
 でも同じ車両ばっかりの列車よりは変化があって良いかもしれません。
20221011SE (41).jpg
 対向線には先日動力化したノス鉄のB型電機が数両の2軸を牽引。
 前に富士宮のレンタルレイアウトで「大きなエンドレスでも小型機の短編成が意外に画になる」事から使ってみました。
 こちらはこちらで都市内の専用線みたいな雰囲気にはなってくれます。

       ※   ※   ※

 「ホキ2億形を買おうかどうしようかというのが、わたしの今週の課題なのですが」
 「なるほど、君が悩んでいるのは穀物を運ぶホッパー車をあのレイアウトに交ぜるのが不自然ではないかということだね。ふぅむ」

 「どうでしょうか、雪風」
 「そうか。今週、お小遣いが出るのだね」
 「そうなのです」
 「家畜のえさにする玉蜀黍の山を、ビールの材料にする麦芽を運ぶために、冬の大地をひた走る穀物色をした列車。黄金の色」
 「ええ、ええ」
 (角川文庫 桜庭一樹 「少女七竈と七人の可愛そうな大人」99Pより引用)



ジャンクのジオコレのストラクチャーとアクセサリ

2022-11-19 05:21:13 | アクセサリー
 今回は順番を前後して、9月の藤枝行きの際の戦利品から。

 この時の藤枝では今後のレイアウトの改修に使えそうなアイテムもいくつか押さえる事ができました。

 最近のジオコレの高騰っぷりを思えば中古で安価に買えるのはこの際ありがたい話です。
 物は「週刊鉄道模型 少年時代」のアイテムですが「外から見るとただの白い箱」だったせいか、これまで他の客が手を出さなかった様です。

 中身は建物コレクション第2弾だったかで出ていた「八百屋」と「魚屋」
 特に魚屋さんは角地の店として使うにはいい味を出してくれる建物ですが、わたしのお目当ては建物ではなく「内装パーツ」の方。
 魚屋の冷蔵棚とか八百屋の店先パーツは他の店舗の内装に転用するにはかなり使えるパーツと思います。

 何しろこの間再販された、これとほぼ同じアイテムが最初の発売時の倍以上の値付けになっているのを思えば有難いことこの上ありません。

 あと同様に白箱アイテムの石焼き芋屋、おでん屋の屋台も。

 こちらは現在製作中のGMの映画館と組み合わせたいと思います。
 (週末のオールナイト上映が当たり前だった頃は、深夜の帰宅客目当てにしたラーメン屋を始めとするこの手の屋台が一つか二つは居た物です)

 これらのパーツをどこにどう使おうかと想像するのもこれはこれで楽しい物ではあります。

帰省の戦利品から KATOの国鉄キハ25

2022-11-17 05:19:13 | 車両・気動車
 今回の帰省はもともと亡父の法事が目的でしたので中古ショップ巡りも最小限。
 大した出物もないだろうと高を括っていたのですが、いざ帰る段になってみると案外出物も多かったと思います。これだから帰省のついでと言えども油断はできません。

 今回の拾い物のひとつがKATOの初期型キハ25。
 キハ25自体は以前にM車を入線させていたのですが、鉄コレの動力化で供出してしまい、今は在籍していなかったのですが某ハード●フでT車の出物を見つけました。お値段も当時の定価に近いものでしたが、模型としてもキハ25は少数派になってしまっているので編成の彩りとしても悪くはないと思います。

 この趣味を始めた時キハ20系はキハ20とキハユニ26がメインで片運転台のキハ25の注目度は低かったものでした。

 造形自体は今の目で見ると細密感に欠けるもののあの頃の気動車の印象はよく捉えられており、個人的には当時としては名車の部類に属すると思います。
 パッケージは今のKATOのものですがスリーブは初期のモデルのそれだったので、前ユーザーが旧パッケージを放棄して手持ちの新パッケージと取り替えたのだろうと思います。

 この辺にこのモデルが前ユーザーの元でそれなりに時を重ねてきたことが窺い知れますし、長い間愛用されていたのだろうと感じるところでもあります。

 ところでタイトルに「国鉄のキハ25」と書きましたが、これは昨年KATOから「JR東海のキハ25」がリリースされているのでこんな書き方にしたものです(爆笑)

光山鉄道管理局

レイアウト移設記念の自宅運転会・第一弾

2022-11-16 05:11:28 | 旅行・探訪・イベントなど
 先日、レイアウトの移設作業の第1段階が済んだのと、休日が朝から雨に降りこめられてしまったのをいい機会として移設後のレイアウトで自宅運転会を行いました。

 目的は移設後の線路状態の確認、それと入線後しばらく走らせていなかった編成のコンディション確認と調整です。
 それともうひとつ確認したい事があったのですが、これについては後述するとして、


 久しぶりに引っ張り出したのはマイクロの「快速エアポート」789系1000番台と701系田沢湖線仕様、後故郷の帰省で偶然入手できたエンドウの都営地下鉄10系。
 おまけにアーノルドラピードのミュンヘンオリンピック電車も投入しました。
 入線時期も出自もコンディションもてんでんばらばらですね(笑)

 元々が運転会用のモジュールを自宅用のレイアウトに組み込んだものなのでトラックプランもくそもない単純な3つのエンドレスの並び。
 ポイントひとつなければ勾配も全く無い単純極まりないものです。
 少なくともこれがお座敷運転だったら飽きること光の如く速い(笑)代物なのです。

 が、床から50センチ程度高い(床に胡坐をかいてどうにか目の高さに近いところに列車が来る)ある程度シーナリィのある風景上を走らせると、それだけで案外見飽きる事が無いのが有難いところ。
 さらに3列車同時運転なので、追い抜きやすれ違いが常にどこかで見られるわけで場面が途切れる事も無く結構密度のある走行風景が眺められます。

 移設時の時のブログでも触れましたが、元々壁付けしていたレイアウトを部屋の真ん中に移設した事で従来と反対側からもレイアウトが眺められるのがまず新鮮。
 (このメリットは移設の第2段階で更に強調される予定になっています)


 ただ、反対側の直線部分はスタイロのベースの上に直接線路を繋いだだけなので殺風景なこと夥しい。
 なので手持ちのビルを線路に背中を向ける形で並べてみました。やってみるとこれだけで「都会路線の沿線ぽさ」が出て雰囲気的には列車が映える眺めになったと自画自賛させてくれます。
 意外に感じたのはモジュールと違い、線路際に特にアクセサリもシーナリィもないのに豪快なほど真っすぐに伸びた3本の線路のパノラマ感が爽快だった事。
 同じ事を床敷きでやってもこれ程の感銘はなかったと思いますから、線路を目の高さに配置する事の重要性がよくわかります。

 幸い、走らせた各列車も特に引っ掛かりもなく走りを愉しむ事ができました。
 
 ですが、今回の移設に伴いわたしがやりたい事はその先にあります。
 それこそ、これまでのこのレイアウトで出来なかった事の実現が可能かどうかの確認なのですが、それが何かについては追々紹介したいと思います。
 (ヒント・今回の改修のために改めてフレキシブルレールを何本か買いこみましたw)

レイアウトの移設・改修作戦その3

2022-11-15 05:02:43 | レイアウト・竹取坂
 先日来進行しているレイアウトの移設作戦その3です。
 今回は帰省の直前までやっていた工程について。

 メインのレイアウトで難物のひとつが本線内側に配置しているトラムライン。
 元々この趣味を再開した時は江ノ電をはじめとする小型車両を趣味のメインに据えており、当初はレイアウトもそれに合わせて製作した経緯があります。

 つまりこの時点では「本線はトラムラインの背景」の添え物的な扱いだったのですが、その後クラブに加入してモジュールを作る様になってから幹線級の編成が走れる規模に順次バージョンアップさせて現在に至っています。

 なので今でも本線は単純なエンドレスのみのあっさりしたものなのになっています(但し線数は多い)

 ですが、今改めてトラムラインを見直すと本線とは真逆な複雑極まりないトラックプランになっていて我ながら驚きます。
 エンドレスのメインラインから分岐した連絡線は3%の勾配を駆け上がり、待避線や側線が装備された駅に直進。
 さらにそこを出るとリバースループを経て元来た連絡線に戻るというものです。

 しかもその間には専用軌道もあれば併用軌道もあるという実に欲張りな物だったりして(汗)
 これでも最初は500×900のささやかな所からスタートした筈なのですが(大汗)

 この複雑な線路配置に合わせて簡易式ながらコントロールパネルを装備し、ポイントも基本電動で遠隔操作させるのを基本に製作しました(仕上がりの雑さは目をつぶってくださいw)
 ですがここ10年位塩漬け状態が続きその間ろくに操作していなかったツケを今回ばかりは思い知らされる羽目になりました。

 元々自分で設計・配線したものなのに、いざ移設すると、それらのコードが何処に繋がっていたかまるで思い出せません。
 ポイントやフィーダーなんかはまだ良いとしても、リバースに合わせたブロックの配線も(ふたつしかないのに)まるでちんぷんかんぷん。

 結局試運転車を走らせながら腰だめで順次思い出していきましたが、そこに追い打ちをかけるのがレールの汚れとポイントやジョイント接点の劣化。
 試運転中は面白いくらいあちこちで試走車が立ち往生したのですが、原因が配線のミスなのか操作のミスなのか、それともレールの汚れかを一々確かめながら進めるという泥縄状態。

 結局移設に半日、残りの半日がトラムラインの調整でつぶれる事になりました。
 今はまあ、どうにか全線の運転が可能になりましたがこのあとにシーナリィの移設が控えています。

 しかし、試運転と調整の後半になるとレイアウト製作時の思い出が徐々に蘇り、最初は複雑と思っていたトラックプランも結構楽しく感じる様になってきたのも事実です。
 (そりゃあ自分で考えたプランですものwww)

「東北新幹線開業40周年記念 いわて幕の内弁当 やまびこ」

2022-11-13 05:40:37 | グルメ

 今回の帰省でやってみたかった事のひとつ
 今年は鉄道150年だったせいかあちこちで駅弁フェアが続き、グランシップや甲府行きなんかでも駅弁を食べる機会が殊の外多かったと思います。

 で、せっかく帰省するなら(例え往復に車を使うにせよ)故郷の駅弁を食べたくなるのも人情というものです。

 実家に帰宅すると、そこから勇躍盛岡駅に直行。
 何かいい駅弁でもあれば買って帰る算段だったのですが、いざ着いてみると店に駅弁が入荷するのに40分待たされなければならないことが判明(汗)

 既に入場券を買って入っていましたからまるで不審者よろしくコンコースやホーム上をうろうろと徘徊する羽目になりました。
 (前回の記事はこの時の駅弁待ちの間のはなしだったりします)
 待つ事しばし、ようやく駅弁が入荷して買って帰ったのですが、

 これまでに紹介してきた駅弁に比べて普通度の高い「幕の内弁当」を選ぶ事になりました。
 と、いうのも

 パッケージがこれだったからです(汗)
 「東北新幹線開業40周年記念 いわて幕の内弁当 やまびこ」

 実はこれを買うまで今年が鉄道150年だけでなく「東北新幹線の開業40周年」だった事をつい失念していました。

 これは開業当時に売られていた弁当の復刻版なのだそうです。
 鶏肉の照焼きを始めカジキの漬け焼きにエビフライ、煮物にきんぴらが付くといういかにも幕の内弁当という風情ですが「じゃじゃ麺風うどん」と「一関名物あんころ餅」がついているのが異彩を放ちます。

 じゃじゃ麺は故郷ではよく食べていたので馴染みはありますが、まさか弁当に入っているとはw

 わたしが岩手出身ということもあるのでしょう、どれを口に運んでもなんとなく懐かしさを感じる様な味わいでした。

 ただ、流石にこれとビールだけでは持たない気がしたので、もう一品買ったのですがそれについては次の機会に。


3年ぶりの新幹線ホームで・・・

2022-11-12 05:36:54 | 旅行・探訪・イベントなど

 先日の帰省ネタから。
 このところのコロナ禍もあり、電車での帰省はここ3年ほどご無沙汰していました。


 たまに帰省の機会を作れても、往復に使われるのはクルマばかりで、駅ビルはみやげ物を買う程度には覗いていたのですが、せいぜいがその程度で、駅と言えども(わたしにとっては)大きなお土産屋さんと変わるところがなかったのです。

 ですが今回はここ最近の駅弁大会旋風(笑)もあって、何か故郷の駅弁を買ってみたい衝動にかられ、久しぶりに入場券を買い盛岡駅の新幹線ホームに上がった次第です。

 鉄道150年はまた同時に東北新幹線の40周年でもあるそうで、コンコースにはいろいろと展示がありましたが、コロナ禍の煽りかお祭り騒ぎ的なイベントは見かけませんでした。

(まあ、平日の夕方ですし)
 久しぶりに上がるホームでは時あたかもはやぶさの発車のタイミング。



 編成の中程の人だかりは、いつしか盛岡駅名物と化したはやぶさ・こまちの分割シーンのものでした。
 秋田新幹線開業この方、やまびこ時代からこれが続いていますが、いつになっても人目を惹きつける物がある様です。

 わたし自身はこれまで毎度の帰省で見慣れてしまったとか、先を急ぐ意識の方が先に立っていたとかはあるのですが、こうしてじっくり連結を眺めるのはひさしぶりです。
 電車で帰省しなかったが故の余禄だとすれば、これはこれで皮肉な事ではあります。

 ある意味今回の駅探訪で一番のイベントがこれだったかもしれません。

 何しろコンコースにはこんな煽り文句があるくらいですし(笑)

 電車帰省の友たるE5系も3年ぶりの再会(それも眺めるだけ)ですが、3年経てば経ったで微妙にくたびれ感を感じます。日頃高速走行を繰り返しているだけに普通の車両よりも草臥れるのが早いのかなとふと思います。

 駅弁目当てで訪れたKIOSKはいつの間にか無人店舗化。
 品ぞろえもローカル臭が希薄で何か味気ない気がしました。第一この店では駅弁を扱いません。

 待っていた駅弁の入荷を潮にコンコースを降り、地下街へ。

 郷土料理屋の並ぶ一角には行列ができていました。甲府や静岡ではついぞ見掛けない風景で印象に残りましたが、コロナの感染者が再び増え始めている折、少し怖い気もしないではありません。

 さて目的通り駅弁を買って駅前のホテルに戻り夕食と相成りましたが、その内容については次の機会に。

秋の帰省・・・

2022-11-10 05:34:33 | 旅行・探訪・イベントなど
 ついこの間まで夏の様な陽気だったのに、故郷に帰る辺りから急に朝晩が冷え込み、先日などは遂に昼間でも長袖が欲しくなる様な気候になりました。
 まったく今年の秋は駆け足でやってきている感じがします。

 さて、わたしの方ですが先日まで亡父の法事があり久しぶりに帰省する事になり、先ほど帰宅したところです。

 久しぶりに見る秋空の下の山々がとても清々しい上に空気も清冽で、何だか生き返った心持ちがします。


 コロナ禍の影響もあり、今回も宿泊は原則ホテル利用。

 ですが実家と異なり、街中での宿泊なので故郷にいた時ですら中々触れられなかった夜の街の表情に触れられるのは意外な余録であり、新鮮さすら感じさせてくれます。

 尤も、生憎肝心の法事の方が一日中雨に降り込められてしまいましたが。

 その時の出来事や戦利品などについては次の機会にでも。