光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

この秋のアクセサリから

2020-10-31 05:44:23 | アクセサリー

 この夏は遠出もなければイベントもなかったので専ら線路沿いの街並みの作り込み(あるいはストラクチャーの差し替え)に徹していたのですがそれらに並行していくつかアクセサリも入手しています。
 かねて欲しかったアイテムにもあたる事が出来ましたし、その意味では悪くもなかったなと思えます。

 とあるホビーコーナーで入手したファーラーのアイテム。
 この店は元々はホームセンターの一角だったのですが、店舗改装に伴いヨド●シもかくやという品揃えのホビーコーナーに仕切り直された経緯があります。
 私も覗いてみたのですがジオコレとファーラーの品ぞろえが無闇に充実、と言いますか落合の聖地ですらこんなにファーラーのアイテムが並んでいる店を見た事がありません。

 これだけでもワクワクできたのですが、昔と違ってファーラーのアイテムは高いのが痛い。
 人形なんかはジオコレの2倍か3倍はします。

 とはいえそこで見つける事ができたのが「犬と猫のセット」勿論Nゲージスケールです。

 犬や猫のフィギュアはある様で案外少なく、なかなか入手できない(あっても海外ブランドの高級品)ので、これはと思い入手しました。
 今回のモジュールの改修で箱の中の何匹かが活躍すると思います。
 (あと甲府モデルの「鳥」も)

 甲府モデルの新製品で助かるのが「エアコンの室外機」
 これも現代の街並みでは欠かせないアクセサリですが数が必要な割に安価且つ手軽に買えるアイテムがなかったので大いに助かります。

 これらのアイテムは現在改修に掛かったモジュールの彩りとして機能させるつもりでいます。

そろそろモジュールの再改修に・・・

2020-10-29 05:42:03 | モジュール・2
 彼岸も過ぎ、汗っかきに辛い季節が過ぎました。
 これでようやくモジュールの改修に本格的にかかる事ができそうです。

 来年のグランシップが開催されるのか否かは現時点で非常に微妙なのですが、今から掛からないと春までに目星を付けられません。
 今回改修するモジュールは12年前に製作した川と橋の風景に併用軌道エンドレスを組み合わせたものです。

 これまでのクラブの運転会では最も活躍したモジュールでもあるのですが、流石に12年も経つとそれなりにやれやくたびれが目立つ事、また、主に植生の不足に伴う風景の密度の薄さが気になってきていましたからそろそろ改修の時期と思います。

 現在はクレイドルレイアウトの一部として機能していたこのモジュールを一旦取り外し、作業台に持ち込みます。
 ここ10年位シーナリィ関連の手入れをしていなかったので埃や汚れもそれなりに残っていますのでまずはその清掃からです。
 いや、本当に埃のたまり具合が半端ありません。

 特に塗り立ての頃はニスでてかてかしていた川の水面も埃が積もり、単なる溝にしか見えない状態だったのですが(汗)拭き掃除をしても製作直後の様なつやと質感は戻って来ません。

 まあ、これは元々想定していた事で、ある程度水面の劣化を見込んでレジンではなく後から塗り直せるクリア水性ニスの重ね塗りで表現していました。
 今回も基本的にはそれに準拠した形で対応する予定です。

 あとは川の石垣や周囲の道路を中心に植生の追加、出来れば併用軌道部分の一部にダミーの架線を張ろうかと考えています。
 どこまで実現できるかは今の時点では未知数ですが(大汗)

「鉄道の日」の「陸蒸気からリニアまで(笑)」

2020-10-28 05:37:26 | 旅行・探訪・イベントなど
今回のはメインブログの10月14日の投稿文です。時期がずれてしまったのはご勘弁ください。

 10月14日は鉄道の日です。
 これまで当鉄道では鉄道の日だからといって変わったイベント走行の類はあまりやってきませんでした(実際の鉄道遺構を見に行ったことはありますが)

 私の場合家でイベントしなかった代わりにクラブで毎年この時期に駅での運転会をここ数年毎年やっていたのですが、今年はコロナ禍でイベント自体が中止。
 なので今年の鉄道の日は特に何もしないで済ませてしまうのかと思っていたのですが、ここで思い出したのが今年の初夏に作っていた甲府モデルのMLU002の存在です。

 そしてこれとは別に10年前に入線させていたマイクロの1号機関車と2軸客車の事も思い出しました。
 1号機関車とリニアモーターカー、このペアのコラボ走行は十分に鉄道の日っぽいイベント性があります。
 「陸蒸気からひかりまで」ならぬ「陸蒸気からリニアまで」ですし(笑)

 早速押し入れの中から1号機を引っ張り出し、MLU002と並べます。
 なんだか昔の鉄道図鑑みたいな2ショット(笑)

 マイクロのロコは元々小型機なのに加えてモーターが完調ではないのでスロー走行が難しそうです。一方MLUは新幹線並みの高速走行は可能。
 本当ならスケールスピードで行き交うのが正しいやり方ですが無理は言えません。

 この二つが並ぶだけでもお祭りっぽさは全開ですね。

 1号機関車もリニアモーターカーも私がこの趣味を始めた頃は「よもやNゲージで出やしないだろう」と確信していたモデルでしたがそれから40年以上経ってとはいえそれが実現したのですから、趣味は続けてみるものです。
 (しかも1号機関車なんかはマイクロとワールド工芸で競作になっていますし)
 
 昔はこの時期、故郷の機関区では工場公開とかがあって施設の見学ができたり機関車に乗れたりも出来たものですが、それとは別に文化祭の父兄展示よろしく国鉄職員の絵画やら書道やらの展示もあったりして今時の鉄道イベントとは異なる独特のノリがありました。
 当時の写真集なんか見ると運動会とか仮装行列なんてイベントもやっていたようですね。
 今となってはそういうのも懐かしかったりします。

みにちゅあーとの「医院」

2020-10-27 05:31:31 | ストラクチャー
 みにちゅあーとの積みキットの消化のはなし。

 今回作ったのは「医院」のモデル。
 サイズ的には街並みコレクション(のちのジオコレ)第一弾の写真館や郵便局に近いサイズ。

 建物自体妙にちんまりしていますが、これらのキットはみにちゅあーとでも初期のモデルらしいので敢えてジオコレの店舗類に合わせたサイズの店にしたのではないかと推察します。
 (つまり、ジオラマやレイアウト上で建物コレクションと差し替えて使うような用途も想定していたのかもしれません。

 製作は2時間も見ておけば完成できるほどで構造や間取りが複雑でない分工作自体は楽なほう。
 (但しクラフトボンドとピンセット、カッターくらいは最低必要ですが)

 ただし、建物だけを素立ちさせた状態では「なんとなく洋館ぽい建物」でしかありません。
 今回は前の方にベースを延長してキット付属の塀と看板、適当な植え込みを追加。これで町の医院ぽくなりました。

 今でこそ半ば絶滅を危惧させるほどにこういう形状の医院は見なくなってしまいましたが、昭和40年代頃までは地方都市でもちらほら見かけたものです。
 医院を名乗るくらいならせめて建物の奥行きを深くしてくれればもう少し堂々とした建物にはなったでしょう。このモデルの弱点は妙にちんまり感が強い点と言えます。
 とはいえ、町屋の並ぶ商店街とか通りの中では結構良いランドマークにはなってくれます。

 Nゲージサイズの医院は他に建物コレクションからもプラ製の奴が出ていますが、形状が今回のキットと異なりベースもやや横に広くなっています。つまり「街の医院」が雰囲気に合わせて2種類から選べるわけで考えてみたらすごい話です。

今月の入線車・マイクロの417系冷房化仕様車

2020-10-25 05:14:18 | 車輌・電車
 先日、丸々半年ぶり位に覗いた鉄道民宿の中古モデルコーナーで発掘したモデルから。

 マイクロエースの417系冷房化仕様です。
 関西出身のご主人には馴染みが薄い車両だったようですが仙台を中心とした東北本線ではそれなりに知られた編成でした。

 一応鉄コレでグリーン帯仕様の717系がモデル化されていますが今回のモデルはローズピンクの仕様。
 グリーンライナー色の717系もそれなりに清新ではあるのですが、旧塗装の417系の方も割合馴染みがあって好みの仕様ではあります。

 この車両、415系に準じた顔をしていますが横から見ると2扉。どちらかというとキハ40系に近い印象の電車です。
 4扉は勿論、3扉の電車でも通勤電車特有の忙しないイメージが付いて回るのですが、717系の様な2扉(それでいてデッキを持たず車体の中程に扉が寄せられた近郊仕様ですが)だとどこかのんびりした雰囲気があってわたし的には見ていて和まされる電車ではあります。


 モデルは6連の仕様ですが、3連+3連の編成で4両ある先頭車のどれもがヘッドライト点灯式なので3連を走らせ、残りの3連を側線の飾り物化するような使い方もできます。
 (これはこれで活気のある情景にはなりそうですし)

 走りはそこそこでしたが、前面の造形がフルラップ衝突後のような平面顔なのが気になります。実車もそういう造形でしたっけ?
 マイクロは最初の電車モデルの401系の時にも同様の平面顔の造形でかなり評判を落としているのですが、同傾向の造形はこのモデルでも(程度の差こそあれ)引き継がれている様です。

バックマンの「教会」

2020-10-24 05:12:54 | ストラクチャー
 かつてトミーのナインスケールでも買えたバックマンのストラクチャーネタから。

 先日、みにちゅあーとの気組みの街を仮組みしたときに街並みのランドマークとして「ジオコレの教会」を組み込んだ話をしましたが。

 後になってその話を知り合いにしたところ「ナインスケールの建物にも教会があった」という話とともに実物を出してくれました。

 全体に大味感の残る造形はジオコレのそれと良い勝負ですが、ジオコレよりもコンパクトで且つ私たちが持っている「教会」の最大公約数みたいな形状は今でも通用するものと思います(というかジオコレの教会が凝りすぎの様な気もw)
 サイズの割に塔が目立つので平家や二階屋の連続する街並みに入れてもそこそこ目立ちそうです。

 気になるのが壁面のイラスト(?)
 蔓草や生垣を表現しているのか、プロトタイプの教会にはこういう壁画があるのか判然としないところに不安を感じたりして(笑)

 他のバックマンストラクチャーと異なりドアがはめ殺しなので、インテリアはなさそうです。

 これくらいのサイズの教会ならば今ストラクチャーとして出しても十分通用しそうですね・・・とか書いていたらこれよりややずんぐりしたプロポーションながら「みにちゅあーと」に教会のペーパーキットが出ているのを知ったりしてwww

NewDaysの鉄コレ第3弾

2020-10-22 05:11:25 | 車輌・電車
 つい先日になって気が付いたのですが(遅い!)NewDays限定のJR東日本の鉄コレの第3弾が売られています。
 気が付いたのが遅かっただけに、残っているアイテムも少なかったのですが、幸か不幸か第一弾の701系盛岡色の様に無理しても欲しい車両が今回はありません。

 なので近場のNewDaysでばら売りを何個か購入するにとどまりました。

 無理してまで欲しいものこそないのですが、それでも気になる車両もあるにはありましたので。
 
 世間的に人気らしいのは烏山線のEV-E301の様ですが、私のお目当ては食パン電車の715系、仙石線仕様のクハ103、南武支線のクモハ101くらい。
 予算内で何個か引いたのですがクモハ以外のふたつはどうにか引き当てる事が出来ました。
 (お目当て以外も何個か引く羽目になりましたが汗)

 今回の仕様も「先頭車だけ」という事もあって編成化は考えていませんが、レイアウト上やデスクトップの飾り物と割り切ればこれはこれで満更でもありません。
 個々のモデルについては追々ブログで取り上げていくと思います。

 それにしても第2弾が今年の1月でしたから、第3弾リリースまでの間隔がわずかに8か月とはずいぶんなショートタームですね。
 しかも30車になったラインナップを俯瞰してみると201系・205系・103系・701系の色違い順列組み合わせみたいである意味笑えます。

TOMIXのクラウンタクシーを久しぶりに見つける

2020-10-21 05:09:30 | アクセサリー
行きつけの中古ショップでの拾い物から

 以前から当ブログでちょくちょく取り上げているのですが、Nゲージスケールのタクシーのモデルは出物を見たら即買いするようにしています。
 最近お値段の高騰ぶりが凄まじいカーコレの仕様は高いだけでなく滅多に出物を見ないので最も入手困難なのですが、旧製品のジオタウンやTOMIXのタクシーも最近ではなかなか見ません。
 タクシーの営業所のストラクチャーはあちこちから出ているのに肝心のタクシーが潤沢に使えないというのは困りものです。

 都会風のレイアウトには欠かせないアイテムだけにとにかく弾が欲しいというのが正直な所なのですが。
 先日久しぶりに拾ったTOMIXのタクシーセットもその一つです。

 プラの地色が丸出しなうえに質感の点でカーコレに一歩譲るモデルではあるのですがきちんと行灯が付いていて90年代以降のタクシーの形をしているというだけでも有難いものがあります。

 

 そういえば最近はタクシーの世界も世代交代が進みトヨタのジャパンタクシーか日産のNV200を見かける事も増えてきています。
 これらがNゲージのレイアウト用品としてリリースされるのがいつになるやらわかりませんが、上述の理由から塗装に凝らなくてもいいのでせめていつでも入手できる定番アイテムとしてリリースしてほしいものです。

各社の701系盛岡色を比較する(笑)

2020-10-20 05:05:58 | 車輌・電車
 今回はKATOのリリースに乗っかって「701系盛岡色比較」をやってみようと思います。

 前にも書いたように701系盛岡色は最初にマイクロエース、続いて鉄コレ、そして今回のKATOと事実上の3社競作になっています。
 何しろ故郷の電車だけに出るたびに入線させ、改造モデル(と言ってもリペイントに毛が生えたレベルですが)まで作らせた電車(そのくせ乗ったのは数える位しかない)なのでメーカー毎の違いには興味もあります。

 写真は左からマイクロエース、鉄コレ(NewDays)の動力化、KATOの順です。
 マイクロのは初期型のカラーリングなので他の2車とは印象が異なりますが、鉄コレとKATOとでも紫帯が鉄コレのそれがややざらついているのに対してKATOのはクリーンな質感で見せてくれています。

 屋根上、KATOの更新型は屋根上の抵抗器が撤去された仕様です。マイクロのは更新前ですし、鉄コレのそれは元々T車しかなかったのを青い森鉄道の屋根をコンバートした仕様なので色調が異なります。

 (余談ですがそのせいで鉄コレの701系盛岡色は「2両ともトイレがある」事になってしまうのですがこればかりはやむを得ません)
 パンタ周りではKATOのは最新型らしく碍子が白くなっていていいアクセントです。ですが配線の細密感ではマイクロも結構健闘しています。鉄コレはコスト重視で碍子の色刺しも細部の配線も省略されています。

 前面周り鉄コレ、マイクロはややヘッドライトが大きめに見えますが、KATOのは大きさも控えめで幾分細密な感じはします。
 スカートの色はマイクロがダークグレー、鉄コレは黒、KATOがグレーで実車はグレーなので一応KATOのそれが実車に近い仕様とはいえます。

 走行性は流石に一番後から出たKATOが最もスムーズ。後の2車については水準内ですが「いつものマイクロ」「いつもの鉄コレ」の走りという以上の感想は出ません。
 ただ、先発2社はいずれも4軸フル駆動なので、KATOのより力強さはあります。むしろパワフルすぎて2連では過剰性能に感じる位で(笑)
 もちろん走りに関しては、どれを選んでもあからさまな不満も出ませんが。

 こうして3つを並べてみるとコストや製造時期などの違いによる差はあるものの思ったほどの差はありませんでした。
 旧塗装に思い入れがあればマイクロでも良いでしょうし出物が安かったら鉄コレの盛岡色をベースに自走化させるのもアリだと思います。

 尤も今一番入手しやすいのは最後発で欠点の少ないKATOの製品ですが。

 最後に
 鉄コレの青い森鉄道をベースにリペイントした盛岡色。実はこの帯もヱスビーモデルのインレタ、はるお製作所のデカールと2通りの表現方法があります。
 こちらのはデカールの仕様ですが、これの製作が佳境だった時期にNewDaysの盛岡色リリースのニュースが流れ、一時的にむなしい気分を味わった記憶が。
 なので出来については目をつぶってください(涙)

今月の入線車から・KATOの701系1000番台盛岡色

2020-10-18 05:35:13 | 車輌・電車
 今回紹介するのは私個人がかねてからリリースを待望し、それでいて出る事が複雑な気分にさせる新車の入線です。
 そう、KATOの「701系1000番台盛岡色」です。

 3年前にマイクロが色違いをリリースし、昨年には鉄コレのNewDays特注品が出、おまけにその間に通常品の鉄コレの701系をベースにした改造モデルを2編成までも私に作らせた701系盛岡色!

 ようやく出ましたと言うか遂に来たと言うか、嬉しい反面複雑な気分にも襲われるモデルではあります。
 マイクロなんかは701系自体は以前から出していたのに盛岡色だけが後回しにされ17年くらい待たされていたのですが、いざ出始めるとまさか3年間で3社が矢継ぎ早に出してくるなんて思いませんから、ひとつ出るたびに一喜一憂させられてそれなりにストレスではありました。
 ましてや鉄コレが出したら当分出ないだろうとか思って青い森鉄道の仕様をベースに盛岡色の編成をふたつも作りましたし(そう思っていたらまさかのNewDaysからの鉄コレリリースでしたし)

 それにしても最近のKATOはライバル社が一渡りモデルを出してからもっと出来の良いモデルをぶつけてくるという、まるで昔の松下かトヨタみたいなリリースの仕方(これを個人的に「KATOの決定版商法」と呼んでいますがw)をしてくるので他社から新型車が出ても購入のタイミングを計るのが難しくなっている気もします。

 とはいえ、今回の701系は屋上機器が異なる更新後の仕様なので既存製品とは変えている事で他社モデルとの完全なダブりが避けられているのは何よりです。

 通常2連、繁忙期4連の編成に対応させるためかM車は片側台車駆動。この辺りは以前出ていたE127系と同じ機構ですが店頭で見た限りでは走行性はなかなかスムーズでした。
 造形に関しても最後発でしかもKATOの製品だけに造形の冷たさは感じるものの、細密感とのバランスも好いと感じました。

 701系従来品のスカートはE127系のそれを流用していたそうですが、今回のモデルではスカートも新製したとの事。またカプラーにカバーの付いた仕様は701系の模型では初めてではないかと思います。

 さて真打ともいうべきKATOの製品が出ましたから701系盛岡色は事実上3社競作という状態になりました。
 それぞれの相違については次の機会に比較してみようと思います。

10月3日で103系の日(笑)

2020-10-17 05:31:33 | 車輌・電車
 今回はメインブログで10月3にtにに上げた記事の再録です。

 10月3日に因んで「103系の日」を勝手にでっち上げて思い出話に浸ろうという安直なネタです。

 私が昭和44年頃に初めて上京した時、当時の山手線の主役は103系でした。
 あの頃はカラフルな通勤電車というのがとにかく珍しかったですから当時走っていた4色すべてを制覇するという意気込みでしたが、山手線と京浜東北線、中央線と総武線は基本的に並進しているので最小限の乗り換えで実行可能でした。
 しかも色が違うというだけで、車内の構造はほぼ同一でしたし、満員電車のベンチシートでは外の風景などなかなか見られないですから、今思えば不毛な試みではあります(笑)

 私が現住地に住み着いた頃までが国電において103系が目立っていた時期といえましょう。
 その時期でさえ中央線は201系がメインになっていましたし。

 ですから私の脳内では「103系=大都会の通勤電車の象徴」というイメージがすっかり固まってしまい、地方都市の設定のうちのレイアウトではなかなか103系は入線しませんでした。
 その風向きが変わったのはここ数年くらいの事です。
 昭和の時代のNゲージャーの放出品と思しき「ジャンクの玉手箱」みたいな出物をバザーやら奥やらで発掘していた時期、それらにかなりの確率で関水金属の103系が複数編成で入っていた事から「ある日突然103系天国が出現した」ような状態になりました。


 また、それとは別に第一線から引退した103系が短編成化されて地方へ転出するケースも増え、これも103系の増備に影響しています。
 かつては「大都会でないと見られない電車」だった103系ですが、ある時期から「レイアウト向けの短編成が増えた」事で急に親しみが出てきたという感じでしょうか。
 (派生車種として1M仕様で2連でも運用できる105系が登場した事もその傾向に拍車をかけていますw)

 ただ、そうなっても未だに馴染めないのが「ウグイス色の山手線カラー」でして、どうしても山手線のイメージがついて回るせいか山手線仕様の103系だけはうちにはひと編成もありません。
 (そのくせ外観があまり変わらない仙石線の73系アコモ車は在籍しているのですが)

レイアウトの琴電まつり・その4(京急・名古屋市営地下鉄編)

2020-10-15 05:29:04 | 車両・私鉄/民鉄
 久しぶりのひとり運転会ネタ。
 今回は琴電編のその3です。

 前に元京急の車両たちを紹介した折、ラインナップに鉄コレの編成がなかったと書きましたが、前記の編成とは異なる鉄コレ仕様の元京急の編成というのも存在します。
 今回はそれらを中心に

 琴平線仕様の1200系。元京急の700形です。
 18M級の短駆に4扉という事で真横から見るとドアと窓の連なりが賑やかなのが特徴です。聞くところでは4扉の電車としても四国では初めてだそうです。
 側面はにぎやかですが走らせてみると2連くらいが見た目にうるさくもなく、うちのレイアウト辺りにはちょうどいい編成と感じます。

 元京急1000系の1080系。
 旧塗装はGMのキットメイクで持っていましたが、新塗装の方は鉄コレの仕様です。
 発売時期の差が大きいせいかGMのそれに比べるとかなり繊細な印象を持ちます。細密感では当然20年以上前のGM仕様を上回りますし、リアルさでもこちらの方が上でしょう。
 ですが、個人的にはガラガラした走行音をたてていてもGMの1080の方が朴訥な味を感じて好きだったりします。

 さて、残る鉄コレ仕様は元名古屋市営地下鉄の仕様車です

 大型車の入線が難しい長尾線や志度線で活躍する15M級の電車。それもそこそこ近代的なイメージのある車両という点で元名古屋市営地下鉄の車両は異彩を放ちます。
 これらは琴電に向いた標準軌ですが、種車が非冷房の第3軌条集電方式なので冷房の追加やパンタグラフの搭載、基本2連での運用となった事で他車以上に印象の違いが大きいように思います。
 名古屋の東山線には以前乗った事があるのですが、当時は駅も車両もとにかく小さくて狭い印象がありました。
 考えてみれば銀座線には手を伸ばせば天井に手が届くような駅もありますし仙台の地下鉄は更に狭いはずなので特別に名古屋が特に狭い訳でもないのかもしれません。
 (今乗ったらまた印象が変わるかな?)

 鉄コレの第8弾では700形が、12弾で600形がそれぞれリリースされています。
 二つの編成はカラーリングが一番の相違点ですが、色違いが行き交う光景は小レイアウトなんかでは結構賑やか且つ華やかに見えてひとり運転会らしからぬお祭り気分には浸れます。

Nゲージと外国型で思い出すこと(趣味の原点を振り返る 番外編)

2020-10-14 05:22:40 | 趣味の原点をふり返る
 今回は趣味の原点を振り返るの番外編です。

 この趣味を再開してそろそろ15年くらいになりますか、その間に車両の増備も結構進んできていますが。
 ですが鉄道模型を再開した当時、予想していなかったのが(中古モデルばかりで、しかも全体から見れば少数派なのですが)「外国型の入線が増え始めていること」です。
 中断前の私の嗜好は基本的に地元でも見る様な「国鉄型の日本車オンリー(私鉄には手を出さなかった)」というガチガチでしたから、なおさら意外に感じます。

 先日紹介したBRの141なんかはその中でも最新の入線ですが、私の場合外国型の選択基準は「機構かデザインに個性を感じるもの」且つ「当鉄道の風景やほかの日本型に混ぜ込んでも違和感が少ない」事です。
 (最新型で人気があってもうちのレイアウトに似合いそうにない物は原則走らせていません。尤もレイアウト自体は『変な車両の許容度の高い都会風のシーナリィ』にしていますが)

 そしてこういう選び方はNゲージの黎明期(具体的には1976年のTOMIX登場前夜)のNゲージャー(それもレイアウト志向のユーザー)がやっていた事でもあります。
 専門誌に載るようなフルスクラッチで蒸気機関車をものする様な凄腕モデラーを別にすると、当時のユーザーは乏しい種類の日本型の車両ばかりではなく、日本風のレイアウトにも似合いそうな外国型を調達してお茶を濁しているケースが多かった様です。
 特に趣味にお金を割きやすい年配者はそうだったでしょう。何しろあの当時KATOのEF65が3千円台で買えた時期、同クラスの外国型電機は1万3千円から1万5千円台でしたから中高生がおいそれと真似できる所業ではなかったと思います。

 そういう事情を斟酌してか当時のTMSのミキスト辺りでは「Nゲージャーの大半は線路があって列車が走れば鉄道であると割り切って国籍不問の鉄道模型ライフを楽しんでいる様である」といった意味の事が書かれてもいました。

 事実、当時のNゲージャーからの出物と思われるジャンク箱なんかを開いてみると日本型と外国型が半々くらいの比率で出てくることも珍しくありません(おかげで当時の外国型Nゲージのヒストリックモデルの独特の機構や魅力の一端を理解しやすくはなりましたw)

 まあ、ガチガチの考証至上主義が入り込む余地が殆どない位に当時の日本型は慢性的な車種不足だったわけで当時の16番に比べると確かに不自由な面もあったのですが、「雰囲気が合っていれば日本型と外国型のちゃんぽんでも構わない」というのは一面おおらかでありまた一面窮屈さのない自由闊達さすら感じます。
 (本当は昭和20~30年代前半くらいまではHO・16番もそれにごく近いノリが残っていたのですが)
 
 してみると今私がちょこちょこと外国型を増備してしまうのにはちょっぴりそんな当時のユーザーの楽しみを追体験してみる要素もあるかもしれません。
 そういえば私が増備している外国型は殆どが1970年代~80年代初めころのモデルの中古(ジャンク)ばっかりだという事に今更ながらに気づきました(恥)

 それは別にしても小型の機関車(特にタンク蒸機)や2軸客車のバリエーションの広さは未だに外国型の独壇場(古典機には輸入車が多かったせいか和風の風景に溶け込みやすいと思います)ですし、現在のN蒸機のラインナップで手薄な明治末期から大正、昭和初期くらいの機種の中には最小限の改造で外国型の代用が効くものがあったりします。
 実車のデザインも垢ぬけたものが多いですし、模型としても機構が個性的なものは楽しめるものがあります。

 最近(といってもコロナ禍以前ですが)は運転会やイベントなんかでも他のクラブやユーザーで日本型と外国型がちゃんぽんしているケースが増えてきました。こちらの場合は昔と違って日本型が充実しているのを承知でなおかつ外国型にも魅力を感じているというノリが感じられて、私がこの趣味を始めた頃に比べると外国型を前向きに楽しんでいるように見えます。

みにちゅあーとの「アパート」

2020-10-13 05:20:22 | ストラクチャー
 みにちゅあーとの積みプラ消化ネタから

 今回は「アパート」です。
 他のキットの例にもれずこちらもまた「どこにでもある普通のアパート」それも掃き出し窓のない「昭和30年代のモルタル造り」です。
 街を歩いていても「どこにでもある普通の建物」として認識される建物ですが、その当たり前さゆえに「偉大なる凡庸」よろしくレイアウト・ジオラマ映えのする建物と言えます。

 同種の建物はTOMIXが「アパート」ジオコレが「集合住宅B」として既にリリースしていますが、前者は掃き出し窓とアルミサッシのある昭和40年代以降の造り、後者は学生下宿によくある廊下を挟んで向かい合わせに部屋があるタイプ。
 みにちゅあーとのそれは両者の折衷で玄関側に鉄骨製の通路と階段が配されたアパートとしては最もポピュラーなタイプです。

 私自身幼稚園くらいまではこのタイプのアパートに住んでいましたし、東京に就職した知り合いが練馬の駅近くで暮らしていたのがこのタイプでした(但しみにちゅあーとのとは異なり共同便所が端についていましたが)
 ですから「私個人のノスタルジーを最も刺激してくれる形状のアパート」という点でみにちゅあーとでのリリースは有難かったのです。

 建物自体は単純な箱形状で特に難しいところはありませんがこの建物のハイライトは何といっても階段・通路部分。
 ペーパー製ゆえにきわめて細く表現された骨組みと手すりを組み合わせる過程は一番の難所(と言うほどでもありませんが)でここが仕上がると何という事なしにウキウキしてきます(笑)
 出来上がった建物はTOMIXやジオコレのそれよりかなり小ぶりですが、同じ形状のアパートを2,3軒集中して配置しても不自然さはありません(というか、この種のアパートは家主の土地に集中して何軒か建て込まれることがままあります)

 もちろん、TOMIXやジオコレのアパートと並べたりGMの住宅街に紛れ込ませてもかなりのリアリティが出せる建物と思います。
 都会風のレイアウトの線路際、あるいは駅近くの線路班詰所の裏なんかにあってもいいアクセントになるでしょう。
 (リアルに考えると騒音がひどいので家賃は安そうですが、今なら鉄オタ専門のアパートで売れそうですねw)

今月の入線車・ロコインターナショナルのBR144・5

2020-10-11 05:08:25 | 車両・電気機関車
 先日の入線車から。今回は久しぶりに外国型の電機です。

 物はロコインターナショナルのBR144・5型電気機関車。

 同じショップには最近欧州型の機関車類の出物がいくつかあったのですが、カラフル且つ近代的な機種(例えばBR103やE151みたいなやつ)はカッコはいいのですが、うちのレイアウトでは橋させるには浮いてしまいそうです。
 むしろそこそこ古い型の機関車の方が古典的な日本形みたいで特に貨物列車とは相性も悪くありません(単機回送状態でも様になりますし)

 そんな訳で居並ぶ出物の中から今回選んだのがこのBR144・5でした。
 箱型の車体のEDタイプで必要以上に出しゃばらないデザインは落ち着いていて好感を持てます。

 走行性は中古の外国型としてはまあ標準的な走り。適度にスローも効いてくれます。
 さて、このBR144‣5ですが、実は昨年入線させたミニトリックスのE44のバリエーションなのだそうです。

 元々のBR144は戦前生まれのドイツ機で、戦後ドイツが東西に分かれた後もそれぞれの地域で1980年代頃まで長い事現役を続けてきたという経緯のある電機だそうで、彼の地には保存機も残っているらしいです。

 144それ自体はご覧の様な凸型の車体なのですが、今回の144.5はごく少数存在した箱型車体の仕様との事です。
 言われてみれば、足回りになんとなく共通したところも感じなくはありません。
 買う時はそんな事を全く意識していなかったのですが、偶然というのはあるものです。

 外国型の電機は単純な箱型でもどこかしら好い味があって日本形のレイアウトでも古風な風景には似合う感じがしますね。
 ただ、こちらも交流機ですから時代設定は合わないのですが(汗)

 惜しいことに架線集電前提のパンタグラフは日本型に比べるとかなり跳ね上がった形状になるのが不自然です(汗)
 パンタの形状自体も味はあるものの、今の水準で見るとかなりラフに見えますし。

 という訳で、先日は花輪線貨物列車の先頭に立ててみましたが、これはこれでなかなかいい雰囲気を見せてくれました。
 面白いのは、ヘッドライトが点灯するだけでなく機器室の中にも明りが灯る事。これが意外といいアクセントになっています。