先日の雪とそれに続く急激な冷え込みはついこの間までの暖冬傾向を記憶の彼方に吹き飛ばした感があります。
今朝などは氷点下5℃を更に下回り完全に真冬モードとなりました。
しかもこれがあと1週間は続くとの由。全くどこが暖冬かとため息が出るほどです。
ですが先日の運転会の最終日はメンバーの半数が先々恐々だったのに比べればまだましと言わなければなりません。
何しろ日曜夕方の時点で天気予報が「いつ雪が降ってもおかしくない」とまで言っていたのにうちのクラブの主要メンバーの半数近くが県外に人間でその上スタッドレス未装着で来ていた者までいましたから。
お陰で終了時のモジュールの撤収と搬送はこれまでにない切迫感のもとで進行しました。
20枚以上のモジュールをひとまとめにし各自のクルマに搭載、撤収するまでの時間は25分弱!
文句なくこれまでの最短記録といえます。
これには手伝った私も驚きました(笑)
ここらはやはり事前の計画性と各メンバーの経験の積み重ねから来るノウハウが最大限に物を言ったと言えそうです。
鉄道模型の趣味なんて基本的に閉鎖的な文化系の趣味と思われますが、殊イベントや運転会が絡むと完全に体育会系のノリになります。
ところでここでそれなりに活躍したのが今回から出動したエスクァイアでした。
ここでは600×900のモジュールを数枚単位でひとまとめにした通称「おかもち」と呼ばれるモジュールの塊が持ち運ばれクラブメンバーが分担して運ぶ事が定例になっています。
エスティマの頃には私もひとつやふたつはこの「おかもち」の輸送に参加していたのですが、アリオンになった途端「おかもち」がひとつも運べず随分と肩身の狭い思いをしたものです(汗)
今回クルマがエスクァイアになったのでこの点はかなり改善されたはずですが、実際の所はどうなのか。
今回は肝心の「おかもち」を運ばなかったのですがそれでもその片鱗は確かめられました。
荷室そのものの広さですが、3列目を跳ね上げた状態でもおかもちをひとつ載せる(つまり奥行き600ミリ+αは確保されている)事は可能です。
ところがこのクルマの場合、2列目が畳めない反面、スライド量が非常に大きいという特徴があります。
今紹介した奥行きは、通称リムジンモード。2列目を目一杯後方に下げた状態。これでも普通のワゴンの4名乗車時程度の奥行きなのですが、カタログ数値では2列目は運転席に座面が密着するくらいまでシート自体を前進可能なスライド量810ミリ。
つまりこの状態だと「2列目シートの前にももうひとつおかもちを搭載出来るほどのレッグスペースがある」事になります。
逆にシートを最大に前進させれば最大で1400~1500の奥行きが稼げます。
これなら「おかもち」の二個搭載までなら対応可能。
但し2列目はスライドしかできないのでこれ以上は物理的に荷物は載りません。
とはいえ「おかもち」の実測寸法からすれば足元スペースが初代アルト並みに狭くなるのを覚悟すればこの状態で4人乗車ができる事になりますし、運転席に密着させれば壊れ物を中心に2列目シートの座面をサブの荷室に使う事も可能でしょう。
(ただ、そうなるとウィークポイントとなるのがあの「つるつる滑る合成皮革シート」です)
帰りの撤収時にはおかもちこそ運ばなかったもののそれに匹敵するほどの機材を搭載する事ができました。今回の運転会に関する限りは合格点と言えます。
しかも開口部が多く、そのそれぞれが大きいために積み下ろしに要する時間的ロスはワゴンよりもはるかに早く、撤収時間の短縮に貢献するというおまけまでつきました。