光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

2012最後の更新・今年もお世話になりました

2012-12-31 20:41:41 | 鉄道模型 
 2012年も残りわずかとなりました。
 このブログは帰省中の実家のパソコン(室内に暖房なし)で寒さに震えつつ完全耐寒装備で書いています。
 外は粉雪が舞いいかにも北国の冬といった風情。


 これまでのブログでも触れて来ましたが、今年は例年になくいろいろのイベントに恵まれ、又、新フォーマットへの挑戦、車両のレストア、レイアウトの改修などでいろいろと挑戦する事も多い一年でした。
 ただ、そのどれもこれもきっかけをつかむ事は出来た物の、それらをより深く掘り下げると言う点ではまだまだだったと思います。
 (平たく言えば「やった事は多くてもそのどれもが下手なまま」という事なのですが)

 来年こそはもう少し技量を上げたいものです。
  

 とはいえ、趣味に関する限りは楽しい一年であった事も確かです。
 又、今年もブログのコメントやイベントでの顔合わせなどでいろいろな方々との新しい交流を持つ事ができた事も大きな収穫でした。

 今年の年越し運転は実家の一角で組み立て線路を使用して行ないます。
 上の写真は今年最後の入線となったTOMIXのキハ55準急色。
 思えば今年最初の入線車もやはり帰省中に見つけた中古のキハ26でした。
 何か因縁めいたものを感じます(笑)

 最後に、

 このブログにお付き合い頂きました皆様。
 相変わらずのつたない内容でしたが、見ていただいているだけで励みになりましたが、コメントを通して時にはご鞭撻を頂き、また時には交流の中で意見の交換をさせて頂き、有難うございました。
 

 それでは皆さま良いお年を。

(追記)


 今回は昨年末の年越し運転のはなしです。
 とはいうものの今年の年越し運転は自宅と実家にまたがるかなり変則的なものとなりました。

 自宅の運転会もスケジュールの逼迫から半分くらいが夜間の運転です。
 メイン運転の舞台はクレイドルレイアウト。
 元々が運転会での使用を想定しているのでメインだったレイアウトに比べて路盤が安定しているのが強みです。
 加えて照明装備。運転会ではまるで役に立ちませんでしたが自宅での夜間運転ではそれなりに威力を発揮しました。

 とは言うものの、両脇のコーナー部が工事途上で未だにスタイロ丸出しなのが難点ですが(汗)

 昼間運転はいつもの大みそかが数時間かけて行うのに対し1時間弱。
 それでも風景の中を列車を疾走させるのは楽しいものです。

 最大4列車同時運転が可能なシステムですのでこれらを一斉に走行させると実に賑々しくなります。
 すれ違いや追い越し、異なるシステムとの並走などは前のレイアウトよりも楽しい印象でした。

 (普段だと2列車程度が精々で、あらかじめ「祭り」をやるという覚悟がないと一人ではなかなかフル走行などはできません)


 今回走らせた列車の一覧は
 マイクロの485系「あいづ号」仕様
 マイクロの南海「こうや号」
 TOMIXの73系
 鉄コレの小田急デ二1300

 昼間運転ではこちらの編成も追加されています。

 鉄コレの105系
 鉄コレの73系仙石線アコモ仕様

 こちらは分割されたメインレイアウトの電気街での運行。
 エンドレスが分割されたため単純な往復に終始しましたがクレイドルレイアウトに駅が設定されていないので「駅に進入する」だけの運転でもかなり楽しめました。

 今回はなぜかTOMIXとマイクロばかりの運転会(24系の牽引機にKATOのEF64を使っていますが)となりました。
 今年の入線車両にKATOの編成物がなかったのと、クレイドルレイアウトの試運転でKATOの編成ばかり走らせた反動もあったと思います。

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 年末恒例の年越し運転のはなしから
 今回の事実上のメインとなった夜景運転。

 クレイドルレイアウトを設置した時から想定していたのですが真ん中のビル街だけに照明があるという構造上「通しの運転では全コースの半分以上が闇夜に室内灯だけ浮かび上がる」寂寥感丸出しの物となりました。
 いくらなんでもこれでは寂しすぎるので運転の合間に照明を追加しています。



 使ったのはかねてからこの時期に買い込む「クリスマスイルミネーションの白色LEDセット」
 これを街並みの道路沿いやベースの下に配置。一部は建物の中に入れてあります。
 いわば間に合わせで本格的な工事ではないのと、イルミネーションがそういう用途を想定していないので配線が太く捩れており建物の下に仕込むと建物が若干傾いてしまいやすいという問題があります。
 とはいえベース下に仕込んだ物は下から列車をライトアップさせる効果があったので寂寥感は薄められ、室内照明だけの物に比べて少しだけ幻想的になりました。


 一部は試しにTOMIXのマンションに仕込んでみたのですが建物に漏光処理をしていないのと、LEDの光の直進性が強く照らす方向がしっかりしていないと室内を照らせないという問題が露呈。
 思うような効果は出ませんでした。
 一方、最近のジオコレの建物類はプラの肉が厚めで遮光がしやすいらしく意外とみられる感じになります。
 建物に照明を仕込めなくてもライトアップ風に配置すると少しにぎやかに見える効果もちょっとした発見でした。

 以前から時々取り上げている「レイアウト用ネオンサイン」はビル街での使用では絶大な効果を感じました。
 列車以外に街並みに動きを感じさせる存在があると活気が高まるのは非常に楽しい物があります。

 このアイテム、日本風の物が出てくれればとても有難いのですが。

 あと、運転していて気付いたのですが列車の室内灯がヘッドライトよりも明るいモデルが多いのは少しですが興ざめでした。
 TOMIXの常点灯システムも夜景レイアウトでの威力は大きな物があります。
 KATOのパックにもこれと同じものが欲しいですね。

 今回の夜景運転はかなりやっつけ作業を伴った上にレイアウト自体が未完成状態だったのですがこれまでで一番楽しい運転となったのも確かです。
 次回までには照明の仕込みやレイアウト自体の工事も煮詰めたいところではあります。

 今回走らせた列車の一覧は
 マイクロの701系仙台色
 TOMIXの373系特急電車3連
 TOMIXの115系山スカ色4連
 TOMIXの24系「いわて平泉号」

 これらはクリスマスに室内灯を装備させたモデルで、今回の夜景運転の主役でした。



 2012年年越し運転の最後はお座敷運転でした。

 前述しましたが、今年の大晦日は実家で過ごすことになったので例年のように自宅のレイアウトでの年越し運転はできません。

 11月の時点でこの事態が予想されたのであらかじめ実家用のエンドレスレールとパワーユニットはあらかじめ用意しておきました。
 ただ、問題は持ち込む車両です。
 今回の帰省は電車を使った関係でブック型車両ケース1個分の余裕しかなく、何を走らせるかが問題となりました。

 幸か不幸か、昨年は「週刊SL鉄道模型」のレイアウトを製作していた関係から小型機の増備が多かったのでそれを中心としたラインナップで望む事になりました。
 結果「単線エンドレスで小型機関車フェスタ」の様相を呈する事になります(汗)

 ミニトリックスのT3タンク。ドイツ車ですが日本型の貨車との相性は案外悪くありません。
 本機に限らず小型機の場合は古典機が多いので外国型との差異が少なく日本の貨車と組み合わせても違和感が少ないのが利点です。


 日本型からはTOMIXのKSKタイプCタンク。数年前に500円で入手した中古機です。
 ミニカーブでの走りはいまひとつなのですが今回のような大径カーブでは意外なほど快調に走ってくれました。



 「週刊SL鉄道模型」の創刊号の付録の機関車をショーティ化、Bトレ用の動力ユニットと組み合わせた蓄電池式機関車2タイプです。


 今回唯一の現地調達車両。TOMIXのキハ55準急色です。


 そして年越し運転の締めはフライッシュマンのDB96型Dタンク。昨年入線した中ではトップクラスの走行性の小型機でした。
 

 そのときの動画です。
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 かくして2012年の年越し運転は終了です。

 小型機中心でしたがエンドレスがよく考えられた構造だった事と、ミニカーブよりもカーブ径に余裕があったので小型機でもかなり走りを楽しめる運転会だったと思います。

 ですが、今回の実家での運転での最大の障害は室内気温が6度という寒さでした。
 この運転ではほぼ全編でレスキューグラブを装着してパワーパックを操作し、頭には毛糸の帽子という完全耐寒装備でのぞみました。

 「そこまでしてやるか?」という声も聞こえそうですが、私の場合これをやらないと年が明けません。
 いつのまにか年越し運転は「やらないと落ち着かない行事」という存在になったようです(汗)

2012年を振り返る・2・イベント編

2012-12-30 08:53:57 | 鉄道模型 
 今回は2012年を振り返るその2で行こうと思います。

 今年の特徴のひとつは列車がらみのイベントが多かった事でしょうか。
 そもそも元日の帰省がE5系のグランクラス乗車でしたから。
 こういう大名列車に乗る機会が今後どれだけあるかは正直疑問です(笑)

 6月には24系ブルトレを使った平泉ツアーが何と言っても目玉でした。
 現住地でブルトレに乗れるなんて言う機会もなかなか無いだけに思い出深い物があります。
 ましてや行き先が故郷の近くというのも何か因縁めいたものを感じます。
 この時はその列車の編成を基にしたNゲージモデルも一部改造して作りましたし。

 11月の帰省ではC58の復活のニュースの後でとてもタイトなスケジュールな中、展示の最終日に間に合わせる事が出来たのも良い思い出となりました。

 鉄道模型を趣味にしているくせに実車のイベントにはとんと縁のない私ですが今年ばかりは思い出が多かったですね。

 それ以外のイベントで何と言っても印象深いのは5月の「究極の鉄道模型展」と8月の「特撮博物館」でした。
 それぞれベクトルは違いますが自分の趣味と照らし合わせて感動したり考えさせられたり出来ましたし、自分の趣味にフィードバックさせるきっかけを得られた点でも意義深いものでした。

 思えば2012年は「年がら年中文化祭」みたいな年だったと言えます。おそらく今後こういう機会はそうそうないでしょう。

 来年はどうなりますか。

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2012を振り返る・1・今年の車両から

2012-12-29 07:29:13 | 鉄道模型 
 2012年を回顧する。
 これまでの回顧ネタでやらなかった「その年の思い出のモデル」の話を今回初めてやりたいと思います。
 
 但し、それらの基準はあくまでも私の主観。新車中古、N・Z・16番HOを問わずという極めていいかげんなものですのでそこのところはご容赦願います。

 下津井電鉄のモハ103(Z)
 今年唯一のZゲージ軌間モデルです。実はキットの素組みとはいえ、モーター、ギアレベルでの分解・再組み立てによって構成された初めての動力車という事でエントリーしました。
 せっかく作ったのに活躍の場が鉄博風モジュールのエンドレス内のみというある意味不憫なモデルではありました。

 リリプットのCタンク(HO)
 外国型の蒸気ですが走行性は文句なし。ダイキャストの車体をベースに適度にディテールアップされた姿はこれまでの日本型16番にない優れたバランス感覚を持ち、HOに対する認識を一変させました。
 これほどのモデルが中古とは言え、1万円を切る位の値段で買えるという所にモデルや趣味に対する彼我の差を痛感させられました。

 フライッシュマンのDB86蒸気(N)
 「Nで小型の機関車のモデルは走りもそれなり」という常識を一変させたモデルでした。TOMIXのKSKタイプCタンクと大して変わらない大きさなのにDタンクでスケールアウトなし。
 それでスローもよく効き、蒸気機関車らしい走りを堪能できる一品でした。
 「外国型だから」という偏見を抜きにすればこれだけの走りのモデルがまだ見つかると言う好例と言えます。しかもこれが「外箱がなかったから」というだけの理由で数千円で買えたのは幸運としか言いようがありません。

 カツミ模型店のED70(16番)
 40年近く前のモデルでディテーリングではマイクロのNゲージ並みのレベルですが真鍮ボディ特有の質感にはまた特別の魅力を感じました。
 モデルの造形としてもある種の懐かしさと温かみを感じさせる造りで2モーターゆえの走りの強力さと併せ、思い出に残るモデルです。

 マイクロの南海「こうや号」(N)
 30年前ならNゲージのモデルでこれがモデル化されるなど夢のまた夢と思っておりました。
 私鉄の優等列車のモデル化としてはかなり長い事待たされたモデルです。適度に短い編成でレイアウト向けである事も魅力ですがあの個性的かつ複雑な前頭部を見事にモデル化した所に凄さを感じました。

 TOMIXのカニ24・23(N)
 6月の「いわて平泉号」を再現させるための肝と言える車両でした。自力での改造車でしたがルーバーのスム-シングやら塗装のやり直しやら、出来はともかく「自分だけの車両をものした」という満足感、それだけの理由でエントリーされました(汗)
 ですので、繰り返しますが出来については目をつぶってください。

 宮沢模型のC54(16番)
 これも初めて旧モデルのレストアに挑戦した車両です。
 私をこの趣味に引き込んだ機関士(故人)の形見と言えるモデルでその意味でも重要な機種でしたが、車体のリペイントやリペア、動力機構の再調整などで16番モデルの構造把握や調整のノウハウの見当がつけられたという点でも非常に大きな存在価値を感じます。
 何しろこいつを走らせたいばっかりに天賞堂に動力パーツを買いにゆく羽目になろうとは思いませんでした(笑)

 プラッツの「けいおん!」ラッピング電車(N)
 当レイアウト初の「痛電」とでも言いましょうか。「車体全体をデカールでくるむ」という豪快な技法に挑戦させたという意味でも意義深い車両ではありました。
 何よりレイアウトの電気街にこれほど似合う車両が他にあるでしょうか(笑)

 天賞堂のC52(16番)
 これまで当鉄道に入線した車両の中で断トツの高額商品でした。自分の趣味のあり方や拘りのポイントについていろいろと考えさせられたロコでありました。
 しかしこれまで見てきた機関車のモデルの中では細密度、印象把握を含めたモデル化のバランスの良さ、加えて走行のスムーズさの点でも断トツの出来を誇るロコでもあります。

 KATOのC56(N)
 Nゲージの小型テンダー蒸気機関車の中ではこれまた断トツの出来と思えるモデルです。なにしろ同じメーカーの16番モデルと比較しても全く引けを取りません。
 ここまでで紹介してきたモデルの中で趣味性を別にすればトータルバランスの高さで「誰にでもお勧めできる」唯一のモデルといえます。

 ここまで書いてきて思ったのですが「私個人の今回のベストテン」の基準として「自分がそのモデルに何を感じたか、自分の趣味の掘り下げにいかに貢献しているか、どれだけそのモデルから学んだか」を重視して選んでいた事がわかります。
 正直、思いつくままに挙げていったモデルたちですがその過程でもまた自分の趣味のポリシーがどの辺にあったのかを再確認できるいい機会となりました。
 もっとも「移り気が強くてお粗末」というきわめていい加減なポリシーでしたが(汗)

 今回のベストテンで新製品はわずかふたつ。外国型が2機種、キットやレストアや改造モデルが3機種。
 ゲージ比率が16番・HOが4、Nが5、Z(Nナロー)が1というばらけっぷり。
 それだけにバイヤーズガイドとしては全く役に立ちませんがそこはご容赦ください。
 
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鉄道ブーム(?)にふと思うこと

2012-12-28 06:58:11 | 思いつくままに・考察

 今回は年末にふと思ったことから。
 こういうのを書く時は酒が入っているかお金がないときなのですが今夜は見事に両方揃っています(涙)

 最近近所の中古ショップで鉄道模型のコーナーの縮小が相次いでいます。
 まあ、平たく言えば売る人も買う人も減ったという事なのでしょう。秋葉原辺りではまだ出店が増えてはいますが一頃のような豊富な品揃えという感じは薄れているように感じます。。

 ある意味、鉄道模型と言う趣味が地方に浸透するほど勢いを得ていないという事かも知れません。
 金と暇とスペース(これをTime・Money・Spaceを取って「TMS」と呼ぶそうですが)が要求される趣味の場合、時間とスペースがあり余っている(?)田舎でも肝心の金がないとなかなか始められない趣味と取られているようです。


 手と足を使わない場合であればこれは確かに真実ですが、何らかの形で手を使う(車両工作とかレイアウト作りという大げさな物でなくても)、足で歩き回る(一見鉄道模型と関係なさそうですがよほどのネットショップ中毒でもない限り何かしら買いに行くものですし、中古の掘り出し物とか取材などで歩き回るのはこの種の趣味の基本です)と言うプロセスを踏む限り意外にコストがかからない趣味ではあります。
 或いは私が趣味の中断中にそうだったように「専門誌を読むだけ」「カタログを観るだけ」でも頭の中でプランニングを膨らませる事で結構楽しめます。

 ここ2,3年の間にブームやトレンドを仕掛ける側に流される危惧をあちこちのコメントで見かける事も多くなりましたし、今の現状を一種のバブルと捉えて「ブームが終わってしまえば『真のマニア』だけが残って平和になる」としたり顔で語る言説もちらほら見かけます。
 ですが、もしそうなら古くから続けてきた人たちは各自がトレンドの「裏をかいたり」「逆に利用する」位のしたたかさもあって良いのではと思います。
 ブームであれバブルであれ過ぎた後に残るものが全くないとは思えませんし、ブームに乗って入ってきた大勢の中から何人かの趣味人が残ってくれるだけでも収穫なのではないかと思えます。


 かつてのクロカン四駆ブームが弾けた直後、高級外車四駆の中古が安く出回ったのをクロカン走行マニアが飛びついてさんざん使い回したという話を聞いた事があります。
(実例を目にしていないので実際のところはどうなのか知りませんが)

 趣味の世界ならそういうのも大いにありだと思うのですが。
 (写真は本題とは関係ありません)

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年越し運転に向けて

2012-12-27 06:56:24 | クレイドルレイアウト


 年末の運転(年越し運転は今年はいつもと違う形式になるため)の準備としてクレイドルレイアウトの改修を行いました。

 そのひとつが支線用の3番目のエンドレスのコーナー部分。
 これまではベースのスタイロに載せていたのですが、より高架線らしくするのと街並みのスペースに余裕を作るために高架橋に変更しました。
 これは同時に本線の複線エンドレスを突堤としているので同じ様な線路に見える事を防ぐ効果も求めています。


 本線と支線の二つのエンドレスの間に三日月状の空きスペースがありますが個々のスペースが若干広がるのと線路下が見通せるようになった事でこれまでより建物を配置しやすくなりました。


これまでも建物を配置していましたが今回の改修に併せて再検討と建物の追加を行っています。

先日半成しているマンションを奥に配置し小型の店舗類を少し増やしました。
又、エンドレスの中心にあった12階の高層マンションはこの配置では少しうるさいと感じたため奥に移動させました。
建物類は手前を低く、奥を高く配置し直し街並みの密度を高く感じさせようと考えています。

この段階で住宅主体の右半部に比べてかなり賑やかにはなりました。

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フェスの入手品2・学校とドリル(笑)

2012-12-26 06:46:20 | ストラクチャー
 さいたまのフェスの入手品から。その二です。

 前回と異なり今回のフェアでの買い物は「車両を一両も買わない」という私にとっては前代未聞の買い物となりました。
 フェアで並んでいた鉄コレの大半が先月の富士急まつりと同じものだったことも大きいのですが中古であっても編成物を買うような体力がそろそろ尽き掛けているのも大きい気がします。
 ですが車両以外で使っているのですから世話はありません(汗)

 あまぎモデリングのペーパーキットから。
 来年にもリリースとの事の「旧吹屋小学校」の本館です。
 後者のモデル化は過去にGMとトミーテックから出ていますが、本作は雰囲気の点では最も良いモデルと感じました。
 みにちゅあーと方式のレーザーカット式のパーツの張り合わせですがかなり作りでのありそうなキットですし単体で飾っても様になりそうです。

 とはいえ私の下心は「これなら駅舎に転用できそうだ」という点にあったりするのですが(恥)
 いずれ冬の夜長の友の最右翼といえましょう。

 同じメーカーからは銀座の某ビル(ゴジラも噛み付いたことのあるあれです)をモチーフにした商業ビルも同時リリースとの事ですが、これも堂々たる押し出しの利く建物でした。
 残念ながら大きすぎて私のレイアウトには入りませんが(汗)

 もうひとつ、アルファモデルの乾電池駆動式の電動ドリル。
 スタンドつきで垂直に開孔できる点を買いました。ドリル系は標準で0・6、オプションで0.22・0.27などの刃があります。
 単純なキット製作でも屋根の穴あけなどで梃子摺ることが多かったのとこのツールがあれば真鍮線で手すりを植えるくらいは出来そうという皮算用です。
 もちろん建物製作や改造にも寄与するでしょう。

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聖夜に室内灯をひたすら付ける(汗)

2012-12-25 06:33:36 | 旅行・探訪・イベントなど

 クリスマスの晩。

 今日は1日仕事だったので昼間は準備らしい事は何もできませんでした。

 それでもチキンとケーキを出しささやかながらお祝いしました。

そのあとは年越し運転の準備もかねて手持ちの列車に室内灯の装着です。
今年はレイアウトに夜景を装備したのでこれは必須の作業でした。
 それと、例年大みそかは自宅のレイアウトをフルに使って年越し運転フェスをやらかすのが私の恒例となっていたのが今回は大みそかに掛かる形で帰省となりますので自宅では出来なくなりました。

  ですので代替企画を立てる積りでいたのですが、クリスマスから12月最終週にかけてのどれかの休日でしょうか。
 家族持ちとしてはパーティ後の外出がある訳でもないので聖夜走行会というのも悪くはない気がします。
 そういえばアイコムのクリスマスツリー&サンタセットもある事ですし。
 が、やはりこういうのは大みそかにやるから気分も盛り上がるのであって、他の日となると気分がずんと沈みます(笑)


 今回はメインのレイアウトがクレイドル化で4列車同時走行が可能となりましたからにぎやかさは昨年以上になります。
 更にビル街には照明とネオンが装備されましたし。
 ただ、それをやるほどには室内灯装備の編成が多くないのがネックではあります。


 今回の追加で373系、115系、そして先日竣工した「いわて平泉号」と一気に3編成に装備したのでこれまでのと併せてかなり楽しめそうです。
 もちろん来年の運転会でも。

 試運転で部屋を暗くして夜景の中を走行させるとなかなかファンタジックでどうにかクリスマスっぽい賑やかさになりました。
 当初の予定よりもかなり小規模な運転とはなりましたが。


 それにしても家族もちが、クリスマスイブに何やってんだか(汗)


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フェスの入手品から・レイアウトに「こち亀」

2012-12-24 06:50:29 | アクセサリー
先日のさいたまのイベントで手に入れたグッズから。


 こばるさんからリリースの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のフィギュアです(笑)
 
 夏のガンダムに続いてのNスケールフィギュアの大物と言えましょう。

 何が凄いといって「ポージングと体格だけで誰だかすぐわかる」ところが凄いです。
 良い題材を見つけたもので速攻で飛びつきました。
 当レイアウトの電気街には既に有名人が何人も紛れ込んでいるのですがこれだけ元気の良いキャラは他にはありません。

 もう一つ言うなら、このマンガは作中の題材として扱っているジャンルが非常に広いためにどんな舞台に持っていっても通用してしまうという長所があり、その意味でもレイアウト・ジオラマ向けと言えます。
 (極端な話ガンプラのジオラマやミリタリー系の風景にも組み合わせが利く)


 人によってはこういうのを単なるおふざけと捉える向きもあるかもしれませんが、殊レイアウトの場合は風景の活気を演出する上でも、又、現実の風景にない夢を語る上でもこういうアイテムは是非必要と思います。
 (しかもこのジャンルではまだまだ日本は欧米、殊にドイツには敵いません。それは海外製品のカタログなどに目を通すと容易にわかります)

 真面目な話はこれくらいにして(爆)実はこのアイテムに触発されて考え付いたミニシーンがあるのですがそれについては製作の進行に合わせてお見せしたいと思います。

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今年最後の新車(おそらく)・MODEMOのびわこ号

2012-12-23 10:56:49 | 車両・私鉄/民鉄

 私にとっては今年最後の新車となるであろうモデル。
 リリースされたのは先月半ばでしたが当方の手違いで入線が今月になったモデルです。

 MODEMOの京阪「びわこ号」昭和初期仕様です。
 先月の初め頃はKATOのC56に驚いていたのですが、このびわこ号も凄さでは負けていません。
 これほどのモデルが何故話題にならなかったのか不思議なくらいです。

 実車のぽっちゃりしたプロポーションの再現性はさすがはMODEMOと思います。
 東急500辺りよりも全長が短いのでミニカーブの走行も余裕がありスローもスムーズです。

 連結面の幌はこれまでのMODEMO車の中で最も工夫されたものと思います。ミニカーブの走行でも外見上のぼろがほとんど出ない構造なのには驚きました。
 屋根上にはパンタとポールが組み合わされた賑やかさ。
 2組4挺のポールもそれぞれ単独で上げ下げできます。

 さて、このモデルのハイライトはなんと言っても床下でしょう。
 前部のキャッチャーがこれほどきちんと再現されているとは思いませんでした。正直Nには勿体無い位のクオリティです。
(但し、そのせいで凹凸が多かったりレールに段差の多い線路では張り出したキャッチャー部が引っかかる恐れもあります。実は試運転で私も経験してしまいました恥)

 ライト・テールランプ点灯は最近のMODEMOに準じたものですがなかなか良い風情です。とはいえヘッドライトが白過ぎる事と後尾側でテールランプと一緒にヘッドランプまでがちかちか光ってしまう事は気になる人には気になる弱点ではあります。

 とはいえここ数年のMODEMOのモデルの中ではかなり良い部類に入る電車と思います。
 現在建設中のミニSLレイアウトの風景にも似合う電車なので今後の活躍が期待されます。

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ミニSLレイアウト工事・更なる進捗

2012-12-21 06:44:47 | ミニSLレイアウト

 週刊SL鉄道模型のミニSLレイアウト、ここ二日ほどで少し進捗させました。


 本誌付属の情景シート(道路や地面を薄手のプラシートに印刷したもの)を土台のボール紙に貼り付け地面のベースを作り、併せて延長部の併用軌道も舗装させました。
 舗装と言っても今回はサンドペーパーの貼り付けです。
 これは本誌の情景シートと質感の統一を狙ったものですがこちらの方が色が濃くなってしまいました。
 但しこの素材はウェザリングが容易なのでその段階ですり合わせてみたいと思います。

 端の部分の畑の所はベースの紙シートと木製ベースの間のスチレンボードも切り取って高低差を作り畑のシートを貼り付ける方式です。
 当初本誌の完成図を見たときにはベースに紙を張っただけのボードでこれだけの段差をどうやって作っているのかわかりませんでしたが、ごく微妙な段差を作るときにはこれは使える技法と思います。

 前回触れたようにコントロールボードから最も遠い二つのポイントは追加の電動ポイントを入れ配線穴の開孔も済ませました。
 今週号(45号)では二つ目のポイントも届き、既に入れているものと併せると当初予定の線路配置はターンテーブルを除いて完了となります。

 建物類はまだ仮置き段階で接着していませんが、ついでだったので先月の帰省で手に入れた中古の電柱を並べてみました。
 電柱十本ほどでかなり風景の密度が上がった印象になったのは意外でした。とはいえ、移動が多くなるレイアウトの条件を考えるとあまりベースの端には建てられないとは思います。
 

 ここまでで一応少しはレイアウトらしくはなってきました。

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ミニSLレイアウト工事・建物の配置決定

2012-12-20 06:51:41 | ミニSLレイアウト


 拡張部には酒蔵を中心に建物を集中配置する方向ですが、それらの配置を煮詰めています。

 このスペースには酒蔵の他には木工場、貨物駅(倉庫)などを配置します。

 併せて本来ならビルの並ぶ場所には消防小屋を移設、隣にはパン工場を配置しました。
 但し、製品そのままではベースが合致しない為建物をベースから外して対処しています。
 モデルのレイアウトでは飲食店や映画館までもあったのですが、今回の改修では順調に貨物専用線のノリになっています。
 機関区部のある左半分に比べて建物の密度は高まっていますがどうもこれは私の癖みたいな物の様です。

 
 
 レイアウトの右奥の隅は本来台地と建設中の家を配するのですがここは延長した線路の通り道に当たるためカットアウト、併せて貨物駅の倉庫を線路に直角に配置しました。
 これは本来なら少数派の配置の仕方ですがスペースの都合上やむを得ません。

 結果、かなり建物の密度が上がりましたが、周囲が畑ばかりの田舎に住んでいるとこういう風景をやりたくなります。

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ミニSLレイアウト工事・無理やりな(汗)併用軌道

2012-12-19 06:50:45 | ミニSLレイアウト

 週刊SLのミニレイアウト製作
 拡張した酒蔵周辺の線路周りをどうするかについてはいろいろと迷いました。
 何しろ店舗に線路が接近し過ぎていて普通の様な「道路-線路」というつながりが取りにくいのです。

 道路のスペースを広くとれば建物配置が圧迫されますし狭すぎると店先に線路が来てしまうような感じになってしまいます。
 
 で、結局この部分を併用軌道にしてしまうと言う荒業で乗り切る事にしました(大汗)
 幸か不幸かこの部分の町並みは酒蔵の店舗部分なので視覚的な違和感は少ないですし道路を広く取れる分見た目の広さも確保できます。

 問題は併用軌道上を蒸気機関車が走る事自体の是非ですが小型機中心での短編成で工場街を背負った路線ならこういうのもありだろうと言う強引な論理で乗り切るほかはありません。
 (ちなみにDLや蓄電池機関車なら何の問題もなく使えるとは思います)

 例によって土台はグーパネのカッティング。道路部分は厚紙か紙やすりで表現する方針です。

 何か見るからに路面電車が似合いそうな風景がレイアウトの隅っこに現出しました。
 ちなみに理論上は東武のスペーシアも通過できます(笑)

 メインの工程としてはベース上に「情景シート」を貼り付けるところまで行いました。
 これでも本誌の工程から10号分くらい遅れています。

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ミニSLレイアウト工事・ポイントを組み込む

2012-12-18 06:44:10 | ミニSLレイアウト

 今回は週刊SL鉄道模型の話から。

 このシリーズでは(現時点での)オリジナル製品がいくつか出ています。
 転車台などはその中で最も目立つものですが、今回から付属のポイントレールもそうした製品のひとつです。

 レール自体は既に出ているPR-140と同じものですがこの製品の特徴は脇にあるレバー操作での手動切り替えで転轍する点です。
 実は今回の製作で気になっていた事のひとつがこのポイントでした。

 今回の製作ではポイントのいくつかを遠隔操作で転轍するつもりでした(そうでないと運転会での運航の操作が煩雑になります)
 ですので手動といえどもマグネットの追加などで電動化が可能かどうかが一つのカギだったのです。

 結論から言うと不可能なようです。
 裏返して見ると従来のポイントよりも簡略化された構造らしくマグネットを組み込むための切り込みが見当たりません。
 どうやら完全な手動操作専用の様です。

 又、転轍動作自体はレバーのクリックで確実にできる様ですが従来の電動ポイントの様なスプリング機能がなくスプリングポイントとしての利用も難しいようです。
 仕方が無いので手動のポイントはコントロールボード側に集中させ、遠隔操作の必要なところは電動ポイントを入れる形で対応する事にします。

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モデルの質感と細密度のはなし

2012-12-17 06:45:00 | 思いつくままに・考察



 前回の続きです。
 
 プラとか金属とか、あるいは紙とか言った素材によるモデルの善し悪しを語るには細密感と質感のどちらを優先するかという要因も少なからず関係していると思います。
 これまでは何でもかんでも「細密にできるか否か」という基準だけで測ってきたためにその辺りが論点としてぼやけていた印象もあるのですが、今書いた様に運転派・レイアウト派の比率

が上がってくるならこれは今後の鉄道模型を考える上で面白い課題だと思います。

 さて、これと同じ事は16番のモデルにも言えます。
 天賞堂の超細密C58と30年前の宮沢の普及モデルのC58。

 並べてみると(もっと言うとそれを写真に撮ると)細密感の差はお話しにならないほど明らかです。
 では「実際に手にとって見て」宮沢のそれは明らかに劣っているかというと案外そうでもないのです。

 天賞堂の精密だけどどこか華奢で線の細いイメージに対して宮沢のは骨太でタフそうな印象があり天賞堂以上に「走らせてみたくなる」のです。
 「蒸気機関車ゆえの迫力」という点ではむしろ宮沢の方が上回っている印象すら受けます。

 これも金属ボディの持つ安心感の要因が大きいと思えます。
 迫力の点でもNだと大雑把に見える造形が16番だとNより大きい分、マッスとしての重量感が感じられやすいと思いました。

 それは確かに「迫力と重量感があって、細密である」に越したことは無いと思います。
 ですがもしどちらかを選ばなければならなくなった時なら、私なら細密さよりも全体の印象と迫力のほうを選ぶと思います。
 私にとっては鉄道模型は走らせるものであって戸棚の飾りにはしたくないですし、その目で見ると細かすぎるディテーリングは必ずしも重要ではないからです。

 但し、これはあくまでも「走らせる模型」としての前提です。飾る場合だったらこの結論もまた違ってきます。

 今回の話は我ながら思い切ったことを書いたと思います。
 ですが走らせる楽しみを覚えたからこそこういう事も書けるようになったのかなあとも思えます。 

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「むかしのNゲージの金属モデル」に思うこと

2012-12-16 07:51:41 | 思いつくままに・考察

 今回は先日入線した(しなの)マイクロエースの157系を手にとっていてふと思ったことから。
 ブラスあるいは金属の板材を使ったモデルの独特の質感にはプラ成形にはない魅力が感じられます。

 ブラスの場合、追加パーツ如何で際限なく細密化できる(とはいえ砂撒き管に穴があくほどのレベルではありませんが)利点はあるのですが、それだけでブラスの優位性を語れるかと言うと疑問を感じます。
 天賞堂のプラのC58辺りだと10年前のブラスモデルと同等かそれ以上の細密モデルを安価に実現していますし。

 むしろ私の場合「金属モデルならではの質感」の方に魅力を感じるようになってきました。

 先日のしなのの157系は細密度で言うならKATOや今のマイクロのそれとはまるで勝負になりません。
 ですがスパッと抜けた窓やサッシ、肉薄なボディにぴったり張り付いたガラスの表現、手に持った時の不思議な安心感、塗装の質感といったところではしなののモデルの方に依然としてアドバンテージがあるように感じます。

 同様な事はエンドウの阪急6300系でも感じましたし、TOMIXのキハ35系でもそうです。

 Nの場合、レイアウトを走らせている限りは遠目で眺める事も多いので多少細密でもわからない場合があるのですが、逆にぱっと見の印象だとブラスモデルの質感の方がより目立つ事も多いのです。
 そう考えると80年代のエンドウやしなののNゲージモデルのポリシーの明確さが理解しやすい感じもします。

 とはいえ、あの当時はレイアウトの普及率も今より低かった上にレンタルレイアウトなんて言う業態もありませんでしたからせっかくのポリシーも理解される前にポしゃってしまったのが今になっては惜しい気もします。
 (もっともしなのの117系みたいに遠目で見ても致命的な造形ミスのある奴もあるので一概には言えませんが)
 あのポリシーは21世紀の今なら少しは理解されやすくなっているのではないでしょうか。

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