光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

東京ジオラマファクトリーのマンションを作る・その1

2023-01-31 05:31:55 | 小説
 今年最初の工作は昨年に引き続きストラクチャーからスタートしました。
 昨年はタワーマンションでしたが、今回はもっと小ぶりの建物です。

 物は昨年暮れに自分への誕生プレゼント(爆笑)として買っていた東京ジオラマファクトリーの「マンションC」
 従来ストラクチャーとして製品化されているマンションは、縦に長い高層系のものが殆どでしたが、今回TDFからリリースされたのはサイズ的には手頃な「横に長いマンション」です。
 こういう形状のマンションは昭和40年代から平成の初めにかけて主に地方都市の郊外でよく見かけたもので、住宅街のアクセントとしてもなかなか似合う、洒落た外見のものです。

 うちの先日移設を終えたレイアウト(上段)では空きスペースに大きな丘陵を追加する予定なのですが、そこに配置するにはぴったりの形状に思えた(例の「東横イン効果」と同じノリを狙っています)ので購入した次第です。

 さて、東京ジオラマファクトリーというメーカー、以前からわたしのブログにちょくちょく広告が登場する様になった事から注目していたメーカーなのですが、キットを実際に製作するのは今回が初めてです。

 個々のラインナップはみにちゅあーとやアニテクチャーよりも近代的でサイズの大きな建物が多く、特に雑居ビルやアパート系に心惹かれるものが多い印象がありますが、このマンションもその例にもれません。

 サイズ的にはTOMIXのマンションよりやや小さくアパートよりは大きいという絶妙なもので、後からレイアウトに組み込みやすいサイズでもあると思います。

 完成図を見ると一階をガレージに、2〜5階が居住フロアに使うタイプですが、1階部分の弄り様によってはホテルやユースホステル(こういうのも故郷の市街地ではそれなりに見かけたものです)への応用も容易でしょう。

 実際の製作工程については次回以降に。

カラーブックスの「銀座線各駅停車」

2023-01-29 05:09:50 | 書籍

 今回はカラーブックスネタです(笑)
 以前、このブログで同じカラーブックスで「山手線各駅停車」「中央線各駅停車」という、通勤路線の沿線を中心にした紀行ネタを取り上げた事がありました。

 どちらも沿線を通じて東京という街を俯瞰すると言う点でなかなか面白い本だったのですが、山手線や中央線と同じくらい、あるいはそれ以上に「東京」を感じさせる路線というと「地下鉄の銀座線」が挙げられるのではないかと思います。

 銀座線自体は上京した時によく使う路線だったのですが「天賞堂と電気街を直結する路線」として「銀座〜末広町間ばっかり乗っていた」ところにわたしの趣味のアホさ加減が透けて見えます(笑)が、渋谷にゆくにも浅草を覗くにも便利な路線であることは間違いありません。

 そんな事を考えながら中野の某古本屋を眺めていて見つけたのがそのものズバリの「地下鉄銀座線各駅停車」(崎川範行 坂口よし朗共著)です。

 銀座線は渋谷を起点に銀座を経由し浅草に至るという、東京そのものを象徴する区域をカバーしているだけに各駅の紀行を羅列するには好適な路線と言えます。

 本書の上梓は昭和59年。
 国鉄がJRに変わる直前、原宿にはタケノコ族が踊りまくり、秋葉原がまだ電気街として機能し、銀座にはまだ歩行者天国があった時代の東京の風景をコンパクトに纏めた一冊です。
 本書で今でも変わらないでいるのは浅草寺くらいなものでしょうか、昭和末期の空気と雰囲気を偲ぶ(というかその頃の東京に憧れていた田舎者の想いを追憶する)にはこの植えない写真紀行ではあります。

 そういえばコロナ禍に伴う状況の激減と天賞堂の移転なんかも重なっているので銀座線にも3年以上ご無沙汰していますね。
 そろそろまた乗ってみたいものです(大汗)

年越し運転の秘密兵器(笑)

2023-01-28 05:05:47 | 鉄道模型 
 今回は年越し運転のこぼれ話とでも思ってください(笑)

 今年の年越し運転はこれまでにない規模での開催となったのですが、それだけにこれまで使いきれていなかったアイテムやら今回初めて導入されたアイテムもいくつか投入され、その中にはなかなか役に立つものもあったと思います。


 10年近く前に購入し、以前の年越し運転でも使ってみた事のある、TOMIXのワイヤレスコントローラ。
 以前の様に、レイアウトが壁付けされている状態ではせっかくのアイテムも威力を発揮し難いものだったのですが、レイアウトが部屋の中央に鎮座するシチュエーションになって初めてその本領が発揮できたアイテムと思います。
 レイアウトのどの方向からも列車の前後進や速度がコントロールできるというメリットは意外に大きく、脱線や通電不良などのトラブルの際にも「現場に行ってその場で走行をコントロールできる」のはなかなか便利でした。

 ただ、アイテムが出たのが10年以上前でその後改良された形跡がないせいか、今の目で見ると前後進の切り替えや速度のコントロールのレスポンスが聊かとろく感じられたりもします。


 お次は先日近所の店頭で見つけたポポンデッタのレールクリーナー。

 これまである様でなかった「トクホンチールタイプ」のクリーナー容器と塗布部を一体化させたタイプです。
 最初はあまり期待していなかったのですが、今回の様なレイアウトの全方向からレールに手が届く場合にはかなり効率的にレールを磨けることが分かりました。
 クリーナーの図体が大きいので、架線柱が林立しているとか小スペースにシーナリィが立て込んでいるとか言ったレイアウトには向きませんが、お座敷運転やうちのレイアウトの様に単純な線形で複線区間の多い物でならかなり威力を発揮できるアイテムと思います。

 
 そして以前にも紹介した、折り畳み式の踏み台(を椅子に使う)
 これに座ると上段のレイアウトが丁度胸の高さに来るので姿勢的には割合リラックスして運転できました。

 やはりレイアウトは上から見下ろすよりも目の高さに近い方がリアルなだけでなく、ゆったりした気分で運転ができる事を再認識した次第です。ただ、物が踏み台なので「ソファの様な訳には行かない」のも確かですが。

 今回紹介のアイテムは使用条件がそろわないと十分威力を発揮できない物ばかりなので、誰にでも手放しでお勧めできるというものではないとは思いますが、まあ、ご参考までに(汗)

TEZMO SYNDOROMEと鉄子のお正月のはなし(笑)

2023-01-26 05:03:03 | 鉄道模型 
 今回はマンガネタで。

 WEBマンガの方で、今年最初の「TEZMO SYNDOROME」が先日更新されていて、しかもお正月ネタ。
 諸般の事情で1月第一週がまるでお正月らしくない日々を強いられた私にとって、これは嬉しいお年玉でした。

 外出もなく、テレビもろくに観られなかった身としては、このWEBマンガがほぼ唯一の「お正月気分」だったと言えます。
 (この辺の事情については何れ書く事もあるかもしれません)

 今回のはなしは、初詣を江の島に集まったメインキャラクターの4人が車輛やら情景やらの写真を撮りまくり、レイアウトやらセクションのプランなどを夢想しながら一日を過ごすというもの。

 「鉄道模型に限らず、鉄道自体を同好の士と楽しみながら過ごす正月」というのはこの趣味に入って以来、テツドウモケイの趣味自体が個人レベルでの楽しみを主体としてきたわたしにとっては一つの憧れでもあります。
 まあ、故郷では話の通じる家族をはじめ、周囲に同好の士自体がそうそういない環境でしたから「鉄道ネタや模型ネタで酒を飲む」という楽しみ方自体存在しなかったのです。

 それを思うと今だったら「自宅周囲半径3キロ圏内に線路がない田舎」という環境であってもネット上でのコメントとか、どうかすると写真や動画でのやりとりで同好の士同士のあいさつ回りみたいな事が容易にできる様になっただけでも大した進化ではあります。
 コロナ禍の前なら鉄道カフェとか鉄道民宿なんかに集まって「レンタルレイアウトの終夜運転」みたいなイベントまであったくらいですし。

 ですが、漫画本編みたいに初詣ついでに実車の取材旅行とかファミレスでの駄弁り会みたいな事をするというのはやっぱり魅力と言うか憧れを感じるのも確かです。

 ところで、本編にも登場した江ノ島電鉄ですが昨年暮れに当鉄道でもちょっとした動きがあったりします。
 それについては次の機会にでも。
 (写真を出した時点でバレバレですが汗)

 (写真は一部を除いて本題とは関係ありません)

ナローゲージ80の「西武山口線」おとぎ電車

2023-01-25 05:00:10 | 車両・16番

 先日、天竜浜名湖鉄道のゆるキャン△ラッピング車の事を書いた時「これが今年最後の新車の入線」とか書いてしまいました。
 実はその時点で半年前に予約していたモデルがあった事をすっかり失念していたのです(大汗)

 先日、そのモデルが行きつけのショップに入荷したとの知らせを受けた時ブログにあんな事を書いたのを思い出し顔から火がぼうぼうと(大汗)

 しかもそのモデルは年末と言うタイミングでのリリースがぴったり来るようなスペシャル感のあるモデルですからたまりません。

 物は鉄コレナローゲージ80からリリースの「西武山口線B12と客車」のセットです。
 西武遊園地とユネスコ村とを結ぶ「おとぎ電車」として活躍したB12の編成は当時の西武鉄道を扱う書籍にも他の一般形電車と同列の扱いで登場し、一般的な「遊園地の(遊具としての)デンシャ」とは一線を画す本格的な「鉄道」だったそうです。
 (わたし自身は見た事も乗った事もないのでこういう書き方になりますが)

 デザインは可愛らしい凸型のB12も眺めていると不思議にほっこりした気持ちにさせてくれるロコですし、牽引される客車もおとぎの国のデンシャっぽさが横溢した、見ていて楽しい組み合わせと思います。
 ここ数年クリスマスになるとナローの列車を炬燵の天板の上で走らせつつワインを傾けるというのが定着しつつあるのですが、まさにそういう用途にはどんぴしゃりな編成ではないでしょうか。

 製品では客車の形状によって2種類出ているのですが、今回私が抑えたのはオープンデッキタイプ。
 機関車は別売りの二軸動力(ノス鉄以前に出ていた電動貨車用)を使用できます。
 通電させると結構活発にとことこ走るのですが、短軸距ゆえに集電には神経質で複雑なトラックプランのレイアウトで使うには辛いものがあります。

 客車の方は軽便鉄道の客車(あるいはトロッコ風森林鉄道にでもありそうな)らしい足回りで初期の猫屋線のそれよりも好ましいくらいです。
 生憎車内のシートが成形色そのまんまですが、これくらいはユーザーが塗装して自分らしさを出した方がいいでしょう。人形だって最近ではHOスケールのものが手に入りやすくなっていますし。

 いや、今からクリスマスが楽しみです(とか書いておいて実際に記事を上げたのが、いいかげん松も取れた1月25日なのですが)

 ここで一つだけご注意を。

 客車に使われている台車はフレームと台車の枠、更に片側はブレーキてこのパーツが分離している構造になっています。
 これにより端部のブレーキてこパーツを組み替える事ができ、台車を回転させることでアーノルドと朝顔カプラーを前後でリバーシブルに使えるという珍しい構造なのですが、フレームと台車枠のパーツがはめ込みだけでつながっているので客車をN化する際に、下手に触ると台車が分解する事があるので、特に台車を外す時と車輪を入れ替えるときには細心の注意を要します。
 

年越し運転のクライマックス

2023-01-24 05:55:36 | 旅行・探訪・イベントなど
 3回にわたる年越し運転ネタもラストです。



 自宅での年越し運転になってからひとつの名物と化している「ラッピング車の花道」前にも紹介した天竜浜名湖鉄道の「ゆるキャン△」三陸鉄道の「ポケモン」鹿島臨海鉄道の「ガールズ&パンツァー」の3編成が下段レイアウトを疾走。
 どれもが単行か長くても2連の編成なのですが、室内灯装備させたのが功を奏して予想していた以上にお祭り騒ぎっぽい運転になりました。


 上段レイアウトでもそれに負けじと2022年最初の入線車になったTOMIXの大井川鉄道トーマス機関車が欧州型2軸客車を牽引。行き交うはマイクロの鉄道ホビートレインが迎え撃ちます。どちらも車両自体がかなりキャラの立った組み合わせなので似非欧州風のj風景には良く似合います。

 そして11時45分。
 上段レイアウトでは年越し運転のスター、TOMIXの四季島とKATOのE355系「和」が行き交う形で年越し運転を締めます。


 前回の年越し運転では灯りの無かった「和」ですが夜景どころか夕方の運転でも見栄えがしなかったので今回改めて室内灯を装着しました。
 流石に四季島ほどの「走るシャンデリア」はできませんが、灯りの無かった時よりも数段見栄えがしますし、KATO動力特有のスムーズさで走りの質感もなかなか高いものがあります。

 午前0時、移転なったレイアウト上を二つの編成が疾走し年越し運転はつつがなく終了しました。

年越し運転と大晦日・その3

2023-01-22 05:00:39 | 旅行・探訪・イベントなど

前回に引き続き年越し運転ネタです。
夜に入り、世間の何割か(或いは半分以上?)が紅白をはじめとする年忘れ特番にかじりついているであろう時間帯。

うちのレイアウトも年越し運転が佳境です。

今回は前回よりも時間の余裕があるので、下段のレイアウトでは年越し運転に合わせてようやく室内灯を装備したKATOのE233系を中心にTOMIXの373系、211系長野色など、個人的に割合身近な編成を走らせてみました。

観光地の路線を想定した上段のレイアウトでは、これも久しぶりの投入となるTOMIXの長電1000系ゆけむり号とKATOの富士急行フジサン特急の組み合わせを試してみたりします。

前回よりも運転形態はかなり華やかになり大晦日の切羽詰まり気分を盛り上げてくれました。
当レイアウトはすべての路線が単純なエンドレスなので、手放しで運転で可能なのは列車を眺めるには楽しいのですが、実際は一時に5列車が走り出すと騒音も半端ありません(汗)

隣でテレビを観ている家族への気兼ねも半端なかったりして(大汗)

そして夜11時台、カウントダウンの体制でとっておきの編成投入に入ります(この項続く)

年越し運転と大晦日・その2

2023-01-21 05:58:13 | 旅行・探訪・イベントなど
 今回は先日の年越し運転から。

 前年の年越し運転が「夜11時50分の運転開始」と言う慌ただしさだった反省(笑)から今年は夕方4時台から運転開始と言うゆったりしたスケジュールでのスタートとなりました。

 前回の記事で「初日の出を浴びた走り初めができる」ことを書きましたが、上段のレイアウトでは逆に「夕陽を浴びて列車が走る」シチュエーションが可能になっています。
 今回の運転ではまずそれを愉しみたかったのです。

 繰り出してみたのはKATOのC59が牽引する「急行音戸」の基本編成、およびEF64が牽引するマヌを繋げた中央線普通列車という「機関車+客車」のペア。

 夕陽を浴びて走るこれらの客車列車はわたしの想像以上に抒情的で、我ながらつい見とれてしまいました。
 レイアウトの反対側に回り、シルエット状になった列車を眺めるのもなかなかです。

 KATOの最新鋭機といえるEF64、C59は共に滑らかでスムーズな走行性でムード造りに一役買っています。特に停止時に適度に惰行を効かせてくれるところが素晴らしい。

・・・と、年越し運転自体に関しては成功でしたが、現在の設置条件だと特に夏場はシーナリィ付きのレイアウトや車両を日光(と紫外線)が直撃する事になります。このままだと道床やシーナリィの劣化の心配もあるので保管時の遮光対策が今後の大きな課題になると思われます。

 できれば夏までには目鼻を付けたいと。

2022年の年越し運転にて・・・

2023-01-19 05:54:33 | 旅行・探訪・イベントなど
 今回からしばらくは昨年暮れの年越し運転ネタで引っ張ります(汗)

 大晦日の夕方から夜にかけてのわたし的一大イベント「年越し運転」を開催しました。

 9月からこの日の為に(と書くと大袈裟ですが)レイアウトの移設・改修を行った甲斐あって、今回は昨年から倍増の6列車同時運転を活用した賑々しいものとなりました。
 (ついでに「6本も同時に走るとノイズが凄まじくなる」という教訓も汗)

 とはいえ、一時に走らせる列車が増えるとそれだけ準備する方の負担が大きいのは計算外です。
 列車の出し入れや線路のメンテなども含めると思った以上に煩瑣なお祭りでもあります。

 ひと段落ごとに充実感はあるものの肉体的にはくたくただったりして(汗)

 この記事を書き上げた後で、運転のクライマックスである、年越し編成の列車を走らせました。
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 前年の年越し運転が「夜11時50分の運転開始」と言う慌ただしさだった反省(笑)から今年は夕方4時台から運転開始と言うゆったりしたスケジュールでのスタートとなりました。

 前回の記事で「初日の出を浴びた走り初めができる」ことを書きましたが、上段のレイアウトでは逆に「夕陽を浴びて列車が走る」シチュエーションが可能になっています。
 今回の運転ではまずそれを愉しみたかったのです。

 繰り出してみたのはKATOのC59が牽引する「急行音戸」の基本編成、およびEF64が牽引するマヌを繋げた中央線普通列車という「機関車+客車」のペア。

 夕陽を浴びて走るこれらの客車列車はわたしの想像以上に抒情的で、我ながらつい見とれてしまいました。
 レイアウトの反対側に回り、シルエット状になった列車を眺めるのもなかなかです。

 KATOの最新鋭機といえるEF64、C59は共に滑らかでスムーズな走行性でムード造りに一役買っています。特に停止時に適度に惰行を効かせてくれるところが素晴らしい。

・・・と、年越し運転自体に関しては成功でしたが、現在の設置条件だと特に夏場はシーナリィ付きのレイアウトや車両を日光(と紫外線)が直撃する事になります。このままだと道床やシーナリィの劣化の心配もあるので保管時の遮光対策が今後の大きな課題になると思われます。

 できれば夏までには目鼻を付けたいと。

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夜に入り、世間の何割か(或いは半分以上?)が紅白をはじめとする年忘れ特番にかじりついているであろう時間帯。

うちのレイアウトも年越し運転が佳境です。

今回は前回よりも時間の余裕があるので、下段のレイアウトでは年越し運転に合わせてようやく室内灯を装備したKATOのE233系を中心にTOMIXの373系、211系長野色など、個人的に割合身近な編成を走らせてみました。

観光地の路線を想定した上段のレイアウトでは、これも久しぶりの投入となるTOMIXの長電1000系ゆけむり号とKATOの富士急行フジサン特急の組み合わせを試してみたりします。

前回よりも運転形態はかなり華やかになり大晦日の切羽詰まり気分を盛り上げてくれました。
当レイアウトはすべての路線が単純なエンドレスなので、手放しで運転で可能なのは列車を眺めるには楽しいのですが、実際は一時に5列車が走り出すと騒音も半端ありません(汗)

隣でテレビを観ている家族への気兼ねも半端なかったりして(大汗)

そして夜11時台、カウントダウンの体制でとっておきの編成投入に入ります

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 自宅での年越し運転になってからひとつの名物と化している「ラッピング車の花道」前にも紹介した天竜浜名湖鉄道の「ゆるキャン△」三陸鉄道の「ポケモン」鹿島臨海鉄道の「ガールズ&パンツァー」の3編成が下段レイアウトを疾走。
 どれもが単行か長くても2連の編成なのですが、室内灯装備させたのが功を奏して予想していた以上にお祭り騒ぎっぽい運転になりました。


 上段レイアウトでもそれに負けじと2022年最初の入線車になったTOMIXの大井川鉄道トーマス機関車が欧州型2軸客車を牽引。行き交うはマイクロの鉄道ホビートレインが迎え撃ちます。どちらも車両自体がかなりキャラの立った組み合わせなので似非欧州風のj風景には良く似合います。

 そして11時45分。
 上段レイアウトでは年越し運転のスター、TOMIXの四季島とKATOのE355系「和」が行き交う形で年越し運転を締めます。


 前回の年越し運転では灯りの無かった「和」ですが夜景どころか夕方の運転でも見栄えがしなかったので今回改めて室内灯を装着しました。
 流石に四季島ほどの「走るシャンデリア」はできませんが、灯りの無かった時よりも数段見栄えがしますし、KATO動力特有のスムーズさで走りの質感もなかなか高いものがあります。

 午前0時、移転なったレイアウト上を二つの編成が疾走し年越し運転はつつがなく終了しました。

2022年を振り返る3 レイアウトのお引越しにくれた今年の後半

2023-01-18 05:42:47 | 鉄道模型 
 2022を振り返るその3から。

 わたしにとって今年後半の一大イベントとなったのが今も進行中の「レイアウトの移設、コンバート」でした。

 ここ10年来のレイアウトに感じていた不満点の解消と家庭環境の変更に伴うスペース面の問題の解決を図り「レイアウトの位置の変更」に始まり「レイアウトの二層化」「シーナリィのコンバート」と9月からこっちこの作業に掛っきりになりました。

 ここ10年近く稼働していなかったメインレイアウトの移設・再稼働をはじめとして自宅の中のレイアウト環境を変える意味でも大きなプロジェクトでしたし、その結果は従来以上に充実した運転環境に近づきつつあります。

 現時点ではまだまだ細部を中心に煮詰めなければならないところも多いのですが、とりあえず最低限の運転は可能な状態になりました。

 現在は上段・下段で最大7列車の同時運転が可能(と書くと大仰ですがその7線はどれも単純なエンドレスばっかりです)なので相当に賑々しい運行ができます。
 線形が単純な分、同時運転の多彩さで推す形のレイアウトと言えます。

 とりあえずその成果を試すのが、これから予定している「年越し運転」ですがさて、どうなりますか。
 と、いうわけで今年最後のイベントがわたしにとっては今年最大のイベントになりそうです。

ナローゲージの聖夜(笑)

2023-01-17 05:13:26 | 旅行・探訪・イベントなど

 もう半月前のはなしですが昨年のクリスマスネタから

 今回のクリスマスイブは急な残業で帰宅が遅くなり、帰りがけに買ってゆくはずだったクリスマス系のお惣菜はどこのスーパーでも売り切れ寸前状態。目ぼしいものは全て買われた後で呆然とさせられました。
 総菜を当てにしていた家族の怖い顔を想像しつつ、売れ残りからどうにか適当なものを見繕うという無情極まりない聖夜の宵となりました(大汗)

 ですが、自宅への帰路、眼前に広がる夜景を見て心が洗われる思いがしました。

 最近の冷え込みが功を奏してか、空気が清冽なので夜景がいつもよりもかなり奇麗。S660のボンネットにまで夜景の灯りが映り込むという幻想的なロケーションとなりました。

 この時ばかりは「帰りが遅いのもそれなりに好いものだな」とか思ったりします。

 夕食を済ませると例年恒例の「こたつの上でテツドウモケイを走らせながら一杯やる」という個人イベントへ。
 Zゲージとかナローゲージのモデルはこういう卓上のイベントにはこよなく似合います。


 今回の目玉は先日入線の「西武山口線のおとぎ電車」

 名前の通り遊園地の連絡用鉄道だけあって、メルヘンチックとレトロさがほど良くブレンドされた好列車と思います。
 この種の列車が鉄道模型で普通に買える時代になったとは全く驚かされますね。
 (この車両についてはいずれ触れたいと思います)



 牽引機はオリジナルのB12でも十分楽しいですが、鉄コレナローのBタンクやKATOのBタイプディーゼルに牽かせてもなかなか画になります。
 特に後者の場合「遊園地のおとぎ列車」が「山林鉄道のトロッコ列車」のノリに見えてくるのが楽しい。

 先日のレイアウトの移設でメインを外れたビル街のモジュールも今夜ばかりは照明をフル稼働させてクリスマスイルミネーションの代わりになっています。

 こんなのを横目に今日のブログを上げている訳ですが、外は田舎丸出しの真っ暗な風景なのにここだけ都会の夜景が現出しているのも妙な光景ではあります(笑)

 かくして今年の聖夜も更けてゆくのでありました。

クリスマスに夜景イルミネーション(笑)

2023-01-15 05:39:04 | 鉄道模型 
 今夜はクリスマスイブです。
 聖夜の夜と言うとまず連想されるのがイルミネーションですが、今回はレイアウトの移設作業の番外編を絡めて。

 以前のこの季節はわたしにとって「電飾パーツの仕入れどき」でもありました。
 と言うのは当時まだ高価だったLEDの照明パーツがクリスマスイルミネーションとして手軽に買えた時期だったからです。

 クリスマス時期ばかりか年越し運転でもこの手のイルミネーションはレイアウトの夜景の演出として結構重宝していました。
 何分、クリスマス用ですから赤や青のLEDが混じった奴もあったりして多少の不自然さは否めなかったのですが、それでもレイアウトが幾分華やかに見えるところは大いに買えたものでした。

 あれ以後LEDは車両の室内灯としても普及しましたし、個々のパーツをばら買いして任意に建物内に仕込んだりNゲージのレイアウトでも街灯として使えるほど小型化したものも登場しています。
 数年前からはそれらのパーツを使ってモジュール内の建物照明としていろいろに使わせてもらっています。

 今回のレイアウトの移設で棚の上に鎮座しているビル街のモジュールなどは、それらの成果が一番よく出ているものです。

 今はレールの接続を外しているので運転用には使えない状態ですが、照明の電源は生きているので夜中の部屋でこれらを点灯させるとなかなか賑やかな夜景が現出します。
 普通のレイアウトよりも光が強めなのですが、華やかさの点ではなかなか使えるのも確かです。



 レイアウトの移設に伴うちょっとした余禄ですが、何分自宅の周囲が田舎丸出しの真っ暗なロケーションなので、そんな中部屋の中に現れる都会の夜景は思ったよりも楽しめる感じはします。
 今夜のイブはこれらを眺めながらお酒でも一献傾けてみようかと思っています。

年越し運転を前に・・・

2023-01-14 05:36:41 | 旅行・探訪・イベントなど
 今回は近況ネタから・・・
 コロナ禍の影響は3年目の今年も続き、年末年始の帰省はまたもや延期となりました。

 つまり、実生活の上では今年も大晦日と元日は自宅で過ごすことになり変化に乏しい事夥しい年の瀬になりそうです。

 とはいえ、年越し運転に関しては自宅のレイアウトを最大限活用できる上に、そのレイアウトを秋頃から移設・改修を加えてきましたから今年の年越し運転は過去最大規模の大掛かりかつ華やかなものになりそうですw

 というわけで、年越し運転(と走り初め)に向けて車両の整備やレイアウトの改修もピッチが上がってきました。

 今日はとりあえず、車両への室内灯の取り付け。
 前回書いた様に天竜浜名湖鉄道のTH2100と三陸鉄道36形700番台の「今年の二大ラッピング車」に室内灯を組み込みました。
 車体自体の意匠が派手なラッピング車といえども、室内灯を組み込むと雰囲気がガラリと変わり走行も華やかに見えますw

 ついでなのでここ3年ほど手を入れていないKATOの「ガールズ&パンツァー」仕様の鹿島臨海鉄道6000にも室内灯を組み込もうかとw

 一方で移設中のレイアウトでも経年劣化していた踏切を交換しました。
 ジオコレの踏切は初期製品では木製の茶色い踏み板を使っていましたが最近はより近代的な意匠のものに変更されていました。
 なので単なる交換以上に見た目の変化が感じられます。

 と、こんな調子で年越し運転への準備は進みます。

 ・・・でも、その前にクリスマスが待っているのですが(汗)

SHOPねこまたの「こんてにゃあ」

2023-01-12 05:33:56 | アクセサリー
 今回はコンテナネタです。

 このあいだショップの店頭でファンシー系郷土銘菓みたいなパッケージが山積みになっていたのを見かけました。
 先月、地元の駅弁フェアで「コンテナの駅弁」なんてのを見た直後だったので、最初はこいつも何かのお菓子だろうかと思ってよく見たら

 先日来、あちこちのブログで話題になっているSHOPねこまたの「こんてにゃあ」でした。

 ネーミングからしてゆるキャラくさいファンシー系ですが中身はちゃんとしたNゲージスケールのコンテナキットです。
 それも最近ではなかなか店頭で見かける事が少ない国鉄タイプのC10・C11ですから有難い。

 さっそくC11をひと箱購入しました。
 わたしの手元には、キットメイクの甲府モデルのチラ1とワールド工芸のクモヤ22001が在籍しているのですがキットを作ったのはいいものの積むのにちょうどいいコンテナの単品がなく、しばらくの間KATOのたから号からコンテナを拝借してお茶を濁している状態でした。

 今回のアイテムのおかげでこれらの車両にもようやく専用のコンテナが積めるという目論見なのです(笑)

 箱から出したパーツはまるでパレット貨物を思わせる収まりの良さ。ひと箱に5個のコンテナが内蔵され、しかも型番のシールまで付属している親切設計(とはいえ、いちいち異なるナンバーを付けるほどマニアックではないライトユーザーのわたしとしては素組みで対応します汗)

 組み立て工程自体はグリコのおまけを思わせるスナップ止めでイージーなものですが、ランナーのゲートのカットをしくじると途端に見苦しくなるのでカッターかニッパーがあった方がクリーンに仕上がります。
 また、連続して貨車に組み込むため(或いは上下に積み重ねるため)のジョイントパーツや天板も付いているので貨車の積み荷に限らず貨物駅の彩りとしても好適でしょう。

 事実、ジョイントパーツでつないだ3連は甲府モデルのチラ1にぴったり収まります(但しきちんとはまる訳ではないのでそれなりの接着は必要ですが)

 ですが同じ要領でクモヤ22001に積むとどうにもお間抜けになるので、こちらは単体で搭載した方が似合います。

 なのでこちらは二個積み。クモヤのコンテナ留め具がゆるゆるなので、ここはプラモデルなのを幸い木工ボンドで仮止めしました。実用上はそう困らないと思います。

 コンテナ自体の造形はディテーリングの彫りが深い方なので、例えばTOMIXのコム1のそれと入れ替えても結構いいイメージチェンジになると思います。
 それにしても、周囲の評判に違わぬ好アイテムなのは確かです。個人的には冷蔵コンテナも出してくれると嬉しいですね。

「日本料理一乃松のおいなりさん」

2023-01-11 05:30:37 | グルメ
 今回は師走の駅弁大会ネタから。

 列車の中でおつまみ感覚で食べられる駅弁と聞いて連想されるメニューのひとつに「稲荷寿司」が挙げられると思います。

 最近列車に乗る機会が激減しているわたしも、昨年のグランシップトレインフェスタのお土産に伊東の祇園の稲荷寿司を買って帰ったりする事がありますしw

 さて、今回の駅弁大会に出ていたのは福井の「日本料理一乃松のおいなりさん」ですが、こうした稲荷寿司自体が自宅で食べるにしても昼食や夕食に食するというよりはおやつがわり、おつまみがわりにつまむのが一番似合う食べ方ではないかと思います。

 こちらの売りは「秘伝のダシで作り上げた五目寿司を甘辛い油揚げに詰め込み日本料理ならではの深い味わいのこだわり抜いたいなり寿司」なんだそうです。

 何しろこれが売られているのが駅の売り場ならぬ「スーパーの食品売り場」ですから「スーパーの出している1パック200円くらいのいなり寿司との違いを試せる」訳でもあります。

 で、実際に食してみると流石にスーパーの出しているただの酢飯を詰め込んだ奴とは一線も二線も画した味わいです。
列車の中で手づかみで食べる事を考慮してか油揚げが楽に噛み切れる適度な固さ。油揚げから滲み出る出汁の風味を中の五目寿司がしっかり受け止め、二つの風味のコラボが口の中に広がります。

 おやつ代わり、おつまみがわりにも好適ですが、冬晴れの昼間に家の中でこれを食べていてふと思ったこと
 「どうしてこれを外で食べなかったんだろう?」


 思えばいなり寿司は駅弁としてはもちろんですが、ピクニックの食事には最もよく似合う食べ物のひとつでもあります。ドライブの弁当がわりに青空の下で食べればよかったと後悔しきりです。


 (祇園のいなり寿司の時は同じ家の中の食事でも、食べた場所が「月夜の縁側」だったので逆にいい風情を感じたのですがw)