下津井のモハの動力化は結局、昨年中にはできず松の内も逡巡していたのですがこのままでは運転会に間に合わない事情もあって先日工作を決断しました。
それを後押ししたのが先日触れた「東雲工房」の登場です。
工作のネックのひとつがパーツが細かすぎて紛失の可能性が高い事だったのですが東雲工房内でならばその危険は多少は和らぎます。
加えて一昨年からお世話になっているHOZANピンセット軍団(笑)の手も借りればどうにか行けそうに思えました。
難しそうに見えた組み立ても角材を当てればそれほど困難もなくシャシーはどうにか組み上がりました。
この工作で難点と思われたのはもう一点、オール金属製なので確実な絶縁処理が要求される事です。
説明書では集電シューの絶縁処理に触れていましたが、個人的にモータの端子、集電端子、集電シューに更に絶縁処理(と言うと聞こえはいいですが要はマスキングテープの追加)を加えました。
台車とモータの伝達機構はKATO辺りのそれと同じ構造でオールプラなのでそれほど神経質にならずにすみましたが。
(むしろトレーラに使う台車のギア抜きの方に手こずりました)
このキットはベースのモハ484を片側駆動に改修してシャシーに組み込むのが主な工程です。
とはいえ「Nより小さいZゲージの動力をモーターレベルまでばらして組み直す」というのは流石にビビります(笑)
台車やモータのマウント、集電板押さえの組み込みは付属のビス(これがまた小さいのなんの)を使うので説明書で言うとおり工程自体は簡単でした。
ですが40過ぎのおっさんにはこれも意外に重労働で(汗)
とはいえこうして格闘する事2時間半ほどでユニットの形は仕上がりました。
車体の組み込みですがこのモデルは普通の鉄コレと違って透明プラのボディに上から塗装している構造なので、外から疵を加えるとそこだけ透明になってしまうリスクがあります。
ですので慎重さが要求されますが、ボディのはめ込みが思いのほか渋かったのには往生しました。
(裏側には塗装はないのでその意味では気楽ですが)
さっそく試走です。
不器用な私が作る物ですから先ずまともには走るまいと思ったのですが意外にするすると走りだしたのには感動しました。
と言っても「走る・走らない」のレベルではの話です。
スローは御世辞にも効く部類ではないですし、2両編成では片軸駆動には意外と負担なようで空転も時折り見られます。
メルクリンのCタイプDLを連想させる豪快さんな走りを気にしなければあれば問題はありません。
(つまり私より上手な工作できればこれよりもいい走りが期待できるという事です。そう考えると結構低いハードルといえます)
動画です
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とはいえ、遂に当レイアウトにも「Nスケールのナロー」が登場の運びとなった訳です。
これにかかずっていたので当初予定の「コキ改造のミニ列車」という構想は中断しましたが、博物館モジュールのミニ列車」としては十分以上の小さな千両役者といえます。
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