モジュールのはなしで大分間が空きましたが、久しぶりにレイアウトの改修話です。
ここ2・3年の間に神輿や露店の商品化が続いてレイアウト上に夏祭りや盆踊りを容易に組み込めるようになりました。
ですがこれらのお祭りは季節を限定させる、それも「季節の瞬間最大風速」みたいな所があり年がら年中お祭中の風景をレイアウトで再現されても飽きてしまいそうです。
お祭りは年に一回だから有難味があると思います(笑)が年がら年中やられても…
お祭りシーンも単独でのジオラマならば良いのですが、列車が主役のレイアウトでは列車以上に華やかなイベントがあると視覚効果を相互に打ち消してしまう場合も考えられます。
何より二月の真冬に秋祭りを見せられても(汗)
最も、これらは祭りの部分だけを取り外し可能なベースに設定してイベントに対応させるという手があります。
とはいえ、街並みのあるレイアウトでは賑わいを表現したいのも人情です。盆踊りよりも回数が多く、季節の縛りの少ないイベントならば不自然さは少なくなるのではないかと思いました。
そこで思い付いたのが依然帰省の時のブログでもあげた事のある「よ市」でした。これなら週に一回、少なくても月に1回か2回のローテーションで定期的に行われるので季節への親和性も保てます。もっと言うと定期的なイベントなので極端な時期の変動がない点もレイアウト向けと言えます。
なおレイアウトでの季節設定は5月の連休明けから6月の梅雨入りまでの時期を想定しています。一年で一番季節感の希薄な時期(しかも祝祭日がない)を選び「普通の風景」を演出しやすくする意図がありました。
(この点3月下旬の雪解け時期というピンポイントな季節を設定した葉純線とは対極の考えでした)
そんなコンセプトでスタートしていた「よ市」でしたが、今回の改修では前回のコンバートの後からリリースされたアイテムを中心に風景の充実を図る方向で改修しました。
上の写真は数年前に「よ市」を作り始めたころの物です。
それが数年ほどでこれ位の賑わいになりました。何事も続けてみる物です(笑)
ジオコレの「屋台」「公園パーツ」等は駅前に集中配置し駅前広場をも「よ市」の一部にする様に演出しました。
(「よ市」の間は駅前広場は車の乗り入れを規制している想定です)
人形は「ザ・人間」やプライザーの塗り替え品を中心に数十人追加しました。今回は普通の通行人をはじめ、ワゴン売りやラーメン屋はもとより托鉢僧や巡礼キャンギャルやメイドまで追加するというお祭り騒ぎを通り越した演出ができたと(笑)
この手の何でもアリが出来るのも季節に縛られないよ市のメリットでもあります。
駅前広場にはモニュメント付きの分離帯を設置。横断幕などを追加しています。
「よ市」だけでしたが今回はそれに加えて光山の地元J2チームの物を追加して賑やかさを出してみました。
チーム名は「アークフォックス光山」なんとなくそれっぽくなったと思います。
この風景を手掛け始めてそろそろ5年目ですが初期の時は40人程度しかなかった人通りもやっと3桁に達しどうにか「賑わい」と言えるレベルに近づいてきている感じがします。
モデルとなった「よ市」とレイアウト上のよ市の設定上の違いは実際の方は周囲に鉄道のての字もない環境なのに対してレイアウト上のそれは手前側に路面電車の線路、奥側にJR駅の駅前広場を擁している点です。
この為実景にない「駅前広場での展開」として屋台村を追加してあります。
また、前回改修以後ジオコレから「公園用のモニュメント類」がリリースされているのでこれを芝生上に組み込む事でこれまで殺風景だった駅前広場も一変させました。
以前の写真と比較すると賑わいの違いは明らかと思います。
(というより改修前の駅前広場が余りにも森閑とし過ぎていましたね)
併せてJR駅舎の方も看板類の差し替え、こばる製の自動改札機の追加で近代化を図りました。
一方、住宅地を中心とした裏通りの方は相変わらず人通りのない感じのままですが、この部分はあまり手を加えずよ市の賑わいとの対照的な静けさを出しています。
(ベースの改修の時点で突堤部の植生を追加しているので全く変わっていない訳ではないのですが)
ただ人っ子ひとり居ないのもなんですから最小限の人数を配置したいとは考えています。
商店街(開運橋・財木町)の風景の方は観光地(竹取坂)に比べて改修の比率は少なくこの他には2月頃に紹介した角地のビルの増築、銀行ビルのリバーシブル化を加えた位です。
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